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道路の「上り、下り」はどう決まるのかご存知ですか?

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カーシェア利用して人気の木更津アウトレットに行ってきました

PhotoAC

先日、カーシェアリングサービスを利用してアクアライン経由で木更津のアウトレットまで買い物に行ってきました。

以前ですと、アクアラインを走行する際には「海ほたる」によってというパターンだったのですが、最近の「海ほたる」は外国人観光客の観光ポイントとなり混雑しているため、足が遠のいています。

その代わりといっては何ですが、木更津にアウトレットができてからは、アクアラインを渡ったらすぐのアウトレットが非常に便利で、こちらにはよく立ち寄るようになりました。

都心から最も近いアウトレットですね!

ただし、休日の閉館間際などはアウトレットからアクアライン入り口まで大混雑しますので、事前に情報収集して渋滞を避けるほうが賢明です。

さて、この日も渋滞を避けるために早めにアウトレットを後にしましたが、アクアラインに乗ると交通情報で「東京上り方面~kmの渋滞」という情報が流れていました。

高速道路の交通情報や鉄道情報などでもよく聞くことのある「上り方面、下り方面」という言葉、てっきり「上り=東京」とばかりに考えていましたが、実は必ずしもそうではないということをご存知でしたでしょうか?

アウトレット、ショッピングモールはもう古い?時代は「道の駅」へ

 

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起点と終点で決定されていた「上り、下り」

PhotoAC

確かに、高速道路を走行していたり、新幹線に乗る場合などでも東京方面が上りとなっていますし、その逆が下りとなっていますが、これは、首都圏在住の方にとっては、東京が起点となっているからで、原則としては、起点と終点の関係で「上り、下り」が決まっています

つまり、起点方向が「上り」となり、終点方向が「下り」となります。

首都圏ですと、ほとんどのケースでは東京が起点となりますので、当たり前のように東京方面が「上り」だとばかりに考えていたということになります。

鉄道などでも路線の起点が東京に近いほうを「上り」とすることになっています。

ただし例外的なケースもあり、東京と愛知県を結ぶJR中央本線では東京が起点で、名古屋駅が終点となっていますが、長野県塩尻市の塩尻駅から西側(名古屋方面)の区間では、名古屋行きが「上り列車」として運行されています。

少しややこしいですが、通常は東京から名古屋間は東海道新幹線や東海道本線を利用するでしょうから、中央本線の場合には、東京から長野、名古屋から長野、またはともにその逆、で利用する人が多いということなのでしょうか?

おそらくは、名古屋起点の長野終点、同じく東京起点の長野終点という考え方になっているように思われます。

 

高速道路にも例外が

PEXELS

以前、白山神社参拝と白山の世界遺産見物に、レンタカー利用で北陸自動車道路を走行したことがありますが、その際には、東京に近い新潟が起点となっており、終点は滋賀県の米原でした。

ところが、北陸自動車道路では米原方面に行きが「上り」となっており、新潟方面が「下り」となっていました。

これは、どうやらJR北陸本線がすでに米原方面を「上り」、新潟方面を「下り」としていたために、これに合わせるような形で全線開通と同時に変更されるようになったようです。

ちなみに、北陸自動車道路に並行する国道8号線では、新潟方面が「上り」、米原方面が「下り」となっています。

あくまで、北陸自動車道路のケースも例外的な事例となります。

 

東京が起点だったのは大正時代の名残り

PEXELS

大正時代といっても、もはや知っている人はほとんどいらっしゃらないわけですが、実は、東京が国道の起点となったのは大正時代までさかのぼり、国道はどの路線「東京市より~府県庁所在地の~に達する路線」とされ、起点は日本全国どこの道路も東京(日本橋の道路元標)からはじまっています

江戸時代の五街道の名残りのようにも感じますが、もちろん、現在では国道は政令に基づいて各都市間で起点と終点が決められています。

このように必ずしも東京方面が「上り」とはいえません。そのため、地域やエリア、および経由地の実情を鑑みて「上り」「下り」を利用するのではなく、「○○方面」にするといった工夫をしているケースもあります。

なお、東京都心を縦横に走る東京メトロ(地下鉄)では、「上り」「下り」は利用せずに終点方向を「A線」起点方向を「B線」と呼び、東京を跨いで埼玉と神奈川を結ぶ京浜東北線では、大宮駅方向を「北行」大船駅方向を「南行」と呼んでいます。

実際には、地下鉄は東京駅が起点という感じではありませんので、「上り」「下り」を意識している人は皆無でしょうが、京浜東北線では、東京駅が起点となっていると思っている人も多いでしょうから、東京駅までが上りで通過したら下りと考えている人が多そうです。

 

沖縄の高速道路の上り下りとは

Wikimedia

では、残念ながら世界遺産首里城は焼けてしまいましたが、大人気観光地の沖縄の高速道路では「上り」「下り」はどうなっているのでしょうか?

沖縄は、ご存知の通り高速道路は島を横断する形で一本通っています。

沖縄の高速道路は、起点が名護市の許田ICとなり、終点が那覇市の那覇ICとなります。調べてみると、沖縄の高速道路でも例外的に終点の那覇IC方面が「上り」、起点の許田IC方面が「下り」となっていました。

米国の関係か?と思いましたが、その時代には高速道路はありませんのでそうではないようです。

もともとこの高速道路は、一般国道のバイパス道路である沖縄自動車道(許田IC~石川IC)として建設されたもので、1987年の那覇IC~石川IC間開通に伴い、許田IC~石川ICも同時に高速自動車道路に格上げされた経緯があります。

つまり、法定路線としての拠点は沖縄自動車道時代からの許田ICですが、元々高速道路として計画された際には那覇ICが起点であったため、キロポストやインターチェンジ番号は那覇側に振られており、那覇方面行が「上り」許田方面行が「下り」となっているとのことです。

沖縄の高速道路は、通常の高速道路に比べるとスピードを抑えて走る人が多いのですが、県民性の問題というよりはこのような過去の経緯が影響しているのかもしれません。

沖縄のレンタカー・カーシェア事情

 

まとめ

道路の「上り」「下り」についてまとめてみました。

てっきり東京方面が「上り」となっていると思っていましたが、これは大正時代の名残であり、正確には法定路線の起点方面が「上り」。終点方面が「下り」となります。

ただし、地域や経由地によっては例外も多くあるのが実情のようです。

カーシェアリングサービスを利用して高速道路を走行する機会も多いと思われますが、渋滞情報の際には「上り」「下り」もチェックしてみてください。

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