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いよいよホンダのNシリーズ、全モデルが新型に!
![ホンダ N-ONE](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19224049/4200911_007H-700x439.jpg)
![ホンダ N-BOX、N-WGN](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19224400/4201006_001H-700x449.jpg)
いまやホンダの屋台骨を支えているといってもいい『Nシリーズ』。すでにN-BOXとN-WGNは新型が登場し、残すはN-ONEのみとなっていましたが、2020年秋、ついにフルモデルチェンジを実施するという公式アナウンスがホンダより発表されました。
同社の公式ウェブサイトにはその概要を伝える先行情報ページが設けられ、大きな期待を抱かせてくれる新型N-ONE。8年ぶりのモデルチェンジでどのように生まれ変わるのか? すでに公開されている情報をもとに、その詳細に迫ってみましょう。
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外装デザインは先代モデルとウリふたつ
![ホンダ N-ONE](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19224829/4200911_014H-700x434.jpg)
現行型N-BOXやN-WGNとエンジンやシャシーを共用する新型N-ONE。2012年に発売された先代モデルもそうでしたが、スタイリングは同社が1960年代後半に発売した軽自動車、N360をモチーフにしています。となれば、先代と新型がデザイン面で似通ってしまうのは必然で、今回も基本の形である『丸・四角・台形』を活かした外装デザインとされています。
![N360、N-ONE](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19224923/4171221-n-one_033H-700x302.jpg)
全体的なフォルムや雰囲気は先代そのままですから、新型感が極めて薄かったりする新型N-ONE。国産車で先代の面影をここまで強く残したモデルチェンジは珍しいと言えるでしょう。また、フルモデルチェンジではデザインを大幅に刷新するのが一般的ですが、新型N-ONEは徹底したキープコンセプトで、むしろ変更点を探し出すのが難しいほどです。
といっても、決して懐古主義だけで終わらせるはずはなく、そこにアップデートした機能をうまく融合させているのが見どころと言えます。たとえば、そのひとつに数えられるのが軽自動車初の“デイライト機能付きLEDヘッドライトユニット”。外形に沿ったリング状ランプが常時点灯して走行時の被視認性を高めながら、ウインカー操作時にはオレンジに点滅します。
![N-ONEヘッドライト](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19225024/4200911_039H-700x248.jpg)
明確にキャラ立てした4つのグレードで展開!
新型N-ONEはベーシックな『オリジナル』、上級の『プレミアム』と『プレミアムツアラー』、スポーティな『RS』という4つのグレードで展開します。普及モデルのオリジナルとプレミアムにはNAエンジンが、上位モデルとなるプレミアムツアラーとRSにはターボエンジンが搭載されます。
![ホンダ N-ONE RS](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19225400/4200911_024H-700x434.jpg)
グレードごとに内外装も差別化が図られ、プレミアム以上は本革巻きステアリングホイールやアルミホイールなどを標準装備。フロントグリルも、プレミアム/プレミアムツアラーが質感を高めた水平基調のデザインであるのに対して、スポーティなRSは定番ともいえるハニカムタイプを装備します。
アルミホイールも同様で、プレミアムは14インチ、プレミアムツアラーは15インチを装着。また、RSは15インチでもマットブラック塗装を施した専用品が組まれるなど、それぞれのグレードに個性が与えられています。
![ホンダ N-ONEインテリア](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19225540/4200911_040H-700x348.jpg)
ターボ+6速MTを搭載する『RS』の走りに期待
新型N-ONEで最も注目したいグレードはズバリ、『RS』でしょう。
実は、軽自動車では初となるFFターボに6速MTを組み合わせた仕様もラインアップ。電動ウェイストゲートを採用したDOHCターボエンジンはターボラグが最小限に抑えられ、スロットルレスポンスを改善。エンジンのパワー&トルクバンドを有効に使えるよう、6速MTはクロス化が図られたギヤレシオを持ち、街中からワインディング、高速道路までキビキビした走りを楽しませてくれそうです。
![ホンダ N-ONE RSリア](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19225708/4200911_034H-700x413.jpg)
また、スポーティな走りを想定して運転席にはホールド性を追求したセパレートシートを採用。さらに、ステアリングホイールやシフトノブに赤いアクセントを追加するなど、スポーティな雰囲気を高める演出も忘れていません。
先代N-ONEの時代からMTモデルのラインアップを望む声はあがっていましたが、モデルチェンジを機にそれがついに実現。国産車では希少なFFターボの6速MTモデルに人気が集まるのは間違いないでしょう。
![N-ONE 6MT](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19230717/4200911_041H-1-700x381.jpg)
安心感をもたらす衝突安全装備と運転支援機能
年々向上する衝突安全装備ですが、新型N-ONEはすでに販売されているN-BOXやN-WGNにならい、全グレードに安全運転支援システムの『Honda SENSING』が標準採用されています。
これには、衝突軽減ブレーキ(CMBS)や飛び出しを防ぐ誤発信抑制機能、歩行者事故低減ステアリング、先行車発進お知らせ機能、路外逸脱抑制機能、車線維持支援システム(LKAS)などの機能があり、様々なシーンで安全運転をサポートします。
![Honda Sensing歩行者事故低減機能](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19230810/4200911_044H-700x403.jpg)
また、車間距離を自動的に制御する全車速追従型クルーズコントロールも装備(RSの6速MT車除く)。渋滞で完全に停車しても追従するクルーズコントロールで、停車が長引けば電動式パーキングブレーキを自動で使用。オートクルーズでの再発進の際は安全のため、手動でパーキングブレーキを解除する必要があります。
![Honda Sensing](https://cdn-images-info.drivegosearch.jp/2020/10/19230922/4200911_042H-700x402.jpg)
実用性と趣味性が高い次元でバランスした新型N-ONE。グレードごとにすみ分けたキャラクターによって、幅広いユーザーに受け入れられる1台であることは間違いないでしょう。