クルマは買って乗るもの、という考えが最近はかなり変わってきましたね。レンタカーに加えて、カーシェアやサブスクリプションも登場した今、もはやクルマは自分で所有しない、という人が増えてきています。
しかし、週末のカーシェア予約は、かなり前から準備しないと全然借りられないことも多い様子。人気のタイムズのステーションなどでは、1ヵ月前からの予約をしないと全然無理!、なんて話もあります。
レンタカーは短時間の利用には向かないし、手続きも面倒くさい。サブスクリプションは契約期間が長く、中途での乗り換えや解約には手数料がかかってしまう、などのデメリットもあります。
利用中に必要なのは保管場所とガソリン代のみ
そこで注目したいのが、ホンダの月極定額モビリティサービス「ホンダ・マンスリーオーナー」です。これは1ヶ月単位で乗り換えや返却が可能というクルマ利用サービス。クルマは常に手元にあるのでオーナーのように好きな時に使えますし、利用は1ヶ月単位で最大11ヶ月まで継続可能。ですから1ヶ月だけ使って返却したり、たとえば、家族が移動の多い年末年始はフリードを利用、あるいは、夏休みの8月はSUVのヴェゼルで走りも楽しんて旅行しよう…、なんていうように、ライフスタイルに合わせてクルマを選ぶこともできるのです。
すでにホンダでは、EveryGoと呼ばれるカーシェアサービスが人気を博していますが、こちらは新車を配車しての仕掛け。一方のマンスリーオーナーは、中古車の1ヵ月毎に借りられる仕組みといいます。
選べる車種はN-BOXにN-WGN、N-VAN、フィットハイブリッド、ヴェゼルハイブリッド、フリード+、さらにN-BOX車椅子仕様やS660もあります。料金は1ヶ月2万9800円から5万9800円まで。この中には保険料や税金、整備費用や車検代などがすべて含まれていますから、利用者が用意するのは保管場所とガソリン代だけです。(利用月数×1000kmを超えた分には6円/kmの追加料金が発生します)
利用は1ヶ月単位、車種変更や返却も簡単
利用は簡単です。まずはwebで会員登録をした後、予約ページから使用したいクルマを選んで予約すると、必要書類が送られてきますので、必要事項を記入して返送します。あとは店舗に車両を受け取りにいくだけ。支払いはクレジットカードなので、お金を払いに行ったり振り込みをしたりする手間もかかりません。11ヶ月までは自動更新されますが、途中での返却や車種変更も簡単です。
車両は新車ではありませんが、ドライブレコーダーも搭載した最新モデルですから、安全機能も充実。何より1ヶ月単位で使えて手続きも簡単というのが嬉しいですね。現在は埼玉県と愛知県のみでの展開ですが、2020年中には北海道、宮城県、群馬県、神奈川県、岡山県、福岡県でもサービスを開始する予定だそう。ライフタイルに合わせて便利に手軽にクルマを楽しみたい、という人はぜひ注目したいサービスです。