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ガソリン価格が下がらない!8週連続で値上がりに?ますます高騰する自動車維持コスト

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都心部のガソリンスタンドでは150円台/Lも!

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都心部などでは、駐車場料金をはじめとする自動車の維持コストが高騰しており、マイカー所有からカーシェアリングサービスなどのモビリティサービスへを選択する人が急増しています

そんな中で、駐車場コストとともに維持費の大きな部分を占めるガソリン価格も少しづつ上昇しており、問題なのは下落していく気配がほとんど感じられないということです。

昨年(2019年)には、レギュラーガソリン価格は都心部では140円台が定着しつつあるというところでしたが、ここにきて150円台というスタンドも登場してきています。

ハイオクガソリンですと+10円以上となりますので、これは大変な時代になりそうだと思わざるを得ません。

2020年はどうなるのやら?と思うのも束の間、何とアメリカによるイラン空爆のニュースが飛び込んできてなにやら物騒な状況が世界中に広まりつつあるようです。

ガソリン価格は140円/L台定着か?次世代のモビリティサービスでどうなるガソリン代!

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2020年のガソリン価格はどうなるの?

ガソリン価格に最も大きな影響を及ぼす原油価格はどうなっているのでしょうか?

上のチャートは、WTI原油価格の週足のチャートです。

実は、原油価格は年単位の大きなトレンドで見ると下落トレンドとなっているのですが、ここのところの世界的な低金利時代を反映した金余り状況からの資産バブルで比較的強い動きとなっており、現在8週連続で価格が上昇中です。

分かりやすく言いますと、石油依存型からCO2排除の時代がやってきて、シェール革命などもあり、原油価格は大きく下落していくのではと思われていたのですが、金余り状況や原発反対運動、あるいは中国が世界の工場となることで原油価格が予想されたほどは下落していない状況が続いているということになります。

チャートに戻りますと、2018年12月の安値から反転上昇した原油価格は、2019年は黄色い四角い枠の部分の中での動きとなっています。

投資の世界では、ボックス圏内あるいはレンジ相場と言われますが、この四角いレンジから上もしくは下に価格が抜けると大きく上昇・下落しやすいと考えられます。

つまり、現在の8週連続で上昇中の原油価格はレンジ相場の上限にあると考えられ、これ以上上昇するようだとさらに大きく上昇してしまう可能性があるわけです。

通常は、そう簡単にはレンジ相場から抜けだすことはないのですが、そんな状況下でのイラン空爆ということで、タイミング的には出来すぎといわれても仕方ないでしょうね。

いずれにせよ、中東情勢を注意深く見守っていく必要がありそうです。

 

ガソリン価格の過去最高値はいくらなの?

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さて、相場のことは相場に聞けと言われるように、これから先の原油価格を正確に予測することはできません。しかし、過去にどのくらい高値があったのかを知っておくと何かと好都合です。

過去の高値は多くの投資家が意識する水準となりますので、ここは重要なポイントとなることが多くあるからです。

それでは、相場から少し離れて気になる日本国内のガソリン価格の過去の最高値とはいくらくらいなのでしょうか?

総務省統計局のホームページで、過去のガソリン価格の推移を見ることができますが、これによると過去最高値のガソリン価格は平成20年8月のリーマンショック前の182円となっています。

182円がこれまでの最高値ということは、上記チャートの黄色い四角い部分のレンジを上に抜けていった場合には182円台というのは強力に意識される水準となります。

前回の高値を付けた翌月の2008年9月15日にリーマンショックが発生しますので、これによりいったん資産バブルは収束に向かうことになりましたが、今回はどうなるのでしょうか?

ニューヨーク株式市場では、すでに過去最高値が更新されており、歴史は再び繰り返されることになるのかどうか注目されるところです。

 

ガソリン価格高騰で再注目されるHV、EVはどうなの?

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今後、ガソリン価格が160円台、170円台と上昇していった場合、リッター10km以下のクルマは相当なダメージを受けることになりそうです。なるべくクルマに乗らないという人も増えるかもしれませんので、案外渋滞緩和に役立ったりするのでしょうか?

現状、国内ではガソリン価格の高騰を見込んでいたというわけではありませんが、HV(ハイブリッド)車が大人気となっていますので、燃費の良いクルマに乗っいれば、それほどガソリン価格も気にならないかもしれませんね。

プリウスやアクアは言うまでもありませんし、絶好調のシエンタ、あるいは軽自動車なども今後ますます人気化するでしょう。

当然、EVも見直されるようになるでしょう。今はリーフやテスラなど選択肢も限られていますが、今後は選択肢も増え、何といってもが燃料費が格安のEVが人気化するのは時間の問題でしょうし、ガソリン価格の高騰で前倒しで人気化しそうです。

 

ガソリン価格を気にする必要のないカーシェアリングサービス

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ガソリン価格の上昇は、マイカー所有者に一定の負担を課すことに繋がりますが、新しいモビリティライフではガソリン代を気にすることなくドライブできるようになるはずです。

早い話がクルマのほとんどがEV化するでしょうから、電力需要は増えるもののガソリン価格はそれほど影響を及ぼすものとはならないでしょう。

現在、新しいモビリティライフとしての様々なサービスが提供されています。カーシェアリングサービスはもちろん、ライドシェア、C2Cカーシェア、サブスクリプションサービス、レンタカーもそうでしょう。

現時点では、これらのサービスの中でも、カーシェアリングサービスの場合には、短時間利用のケースではガソリン代込み料金というサービスが多く、ガソリン代の上昇を気にする必要は全くありません。

今後はガソリン価格が上昇し続けると、タイムズカーシェア、カレコ、オリックスカーシェアなどの事業者は値上げするのではと考える人もいるでしょうが、値上は昨年10月の消費増税時に行なっていますので、そう何度も行えないでしょうし、ハイブリッド車やEV車を増やすことで価格は抑えられるのではないでしょうか?

また、日産e-シェアモビのようにEVを中心とするカーシェア事業者が参入してくる可能性もありそうですね。

 

まとめ

WTI原油先物価格は8週連続で上昇しており、相場的には重要なターニングポイントを迎えているようです。今後、どうなるのかは誰にもわかりませんが、仮に上昇した場合にはガソリン価格の国内最高値である182円に近付くということもありうるのかもしれません。

マイカー使用者にとっては頭の痛いお話ですが、カーシェアユーザーにとってはそれほど気にする必要もなく、これまで通りにカーシェアリングサービスを利用することができます。

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