成田空港に行くには電車、それともクルマ？
100年に1度と言われる自動車産業の変革期では、クルマは所有するものから利用するものへと変化していきますが、カーシェアリングサービスにワンウェイサービスがない現状では、首都圏から成田空港へ行く場合には、皆さんどのような方法で行かれているのでしょうか？
東京国際空港（羽田空港）発の海外便も増えているものの、多くは成田空港から出ていますので、都心からは少し（？）遠いですが、成田まで行かなくてはならない場合も多いでしょう。
現状では、以下のような方法で成田空港まで行くことができます。
タクシー
港区（お台場除く）からタクシー利用で成田空港まで行くと、22,000円（5：00～22：00）となりますので、家族4人で利用した場合には、1人当たり片道5,500円となります。
シャトルバス
京成高速バス利用で東京駅から成田空港まで大人1,000円、子供500円です。（早朝・深夜便は2,000円）
日中は20分おきに出ていますが、座席制となっており、安い料金のため利用者も多く満車となることも多く、事前に予約しておくほうが無難です。
電車
成田エクスプレス利用の場合、東京駅から成田空港まで
普通車：3,070円（乗車券1,340円+指定席特急券1,730円）
グリーン車：4,640円（乗車券1,340円+グリーン席特急券3,300円）
所要時間は約1時間、ちなみに特急を利用せず普通で行けば1,340円で所要時間は約1時間30分です。
日暮里駅から京成線利用の場合
京成スカイライナーや京成スカイアクセス利用で1,250円です。
レンタカー
タイムズカーレンタルのエアポートアクセス
タイムズカーレンタルの店舗から成田空港店舗まで3時間乗り放題ワンウェイサービス
2,980円（ガソリン代、ワンウェイ料金、安心補償サービス加入料込み料金）
高速利用の場合には別途高速料金がかかります。
筆者は、出張の際には成田エクスプレスを利用しますが、家族旅行の際にはレンタカーを利用しています。3人以上だと、タイムズカーレンタルのエアポートアクセスは非常にお得感があります。
3時間利用できますので、成田空港の手前の酒々井のアウトレットによったりします。安心補償サービス加入料込みですから、NOCの心配もありません。
タイムズカーレンタルの成田空港店から空港まではクルマで送迎してもらえますので、事前に予約を入れておくだけでOKです。
成田空港で駐車場を利用する場合
首都圏在住の人の場合、羽田空港であれば電車やバスのほうが圧倒的に便利ですが、成田空港となると少しんばかり事情が違ってきます。はっきり言って遠いです。
1人ならまだしも、小さいお子様連れともなるとできればクルマで行きたいと思う人は多いでしょう。タイムズカーレンタルのエアポートアクセスという方法もありますが、マイカー所有者であれば、自分のクルマで楽に行きたいものです。
成田空港までマイカーで行く場合には、できれば成田空港駐車場を利用したいところですが、当然駐車料金は安くありません。また、羽田空港ほどではないにせよ、結構込みますので油断していると満車では入れないという可能性もあります。
とは言え、成田空港周辺にはいくらでも空き地はありますので、そうなると自然に駐車場ビジネスが成長することになります。
期間にもよりますが、周辺の民間駐車場を利用することで大幅に駐車場料金を節約することができます。
ここでは、成田空港の駐車場事情について説明します。
基本的には、3つの種類の駐車場から選択することが可能です。
成田空港駐車場
成田空港駐車場を利用する最大のメリットは、個人差もあるでしょうが、筆者の場合には帰りが楽だということにつきます。海外から長時間飛行して（しかもエコノミー）疲れていますので、空港直結の駐車場というのは魅力があります。
ただし、成田空港は国際ハブ空港というだけあった広いですから、間違って遠いエリアの駐車場を利用すると、バス（無料）を利用する羽目になりますから注意しましょう。
成田空港駐車場は、P1、P2、P3、P5 があり、P2 とP5のみ成田空港公式サイトから事前予約（計500台分まで）が可能です（予約料金525円がかかります）。全体での駐車可能台数は約5,300台となります。
また、P3駐車場は、すべて平面駐車場となっており、割安料金となっています。
駐車料金は、260円/30分から1日2,100円となります（P3のみ210円/30分から1日1,570円）。
成田空港周辺の民間駐車場を利用する場合
もはや成田空港には無くてはならないサービスとなったといえるでしょうが、実際に非常に多くの方が利用しています。
前述のように、成田空港周辺には広大な土地が余っていますので、駐車場ビジネスには最適で、中には駐車可能台数1万車という業者もあり、いかに利用者が多いのかが窺えしれます。
サービスにはいくつかの種類があり、空港でクルマの受け取りをやるサービスから、店舗まで出向いてクルマで送迎してもらえるサービスまであります。
さらに、平置き駐車場利用から個室駐車場利用もあり、中には洗車サービスやペットホテルまで提供する業者もあります。
サービスによる価格はさまざまですが、クルマで送迎してもらい平置きサービスを利用する場合には、1日500円からという格安料金となります。つまり、この場合には5日預けても2,500円というわけです。
筆者は、空港でのクルマの受け取りをするサービスと送迎サービスのいずれも利用したことがありますが、非常にスムーズなサービスで、かつサービスで洗車（機械式）までしてもらえましたので、非常に気持ちよく帰宅できたものです。
期間が長くなるほど成田空港駐車場と周辺の民間駐車場では価格差が出ますので、筆者の場合には長期の場合には迷わず民間駐車場を利用していました。
ただし、ハイシーズンの時期になると割増料金になるところが多いので、事前に料金の確認をするようにしてください。
京成成田駅周辺の民間駐車場を利用する場合
ハイシーズン時期などに、空港駐車場は満車状態、また周辺の民間駐車場も混雑し、かつハイシーズンの特別料金になっている場合には、空港から少し離れた一般駐車場を利用するという方法もあります。
駐車料金は格安料金であることが多く、またハイシーズンでも料金が変わらないところが多いので、少し面倒ですが利用価値はありそうです。
まとめ
成田空港にクルマで行く場合には、駐車場をどうしようとなりますが、お得感から言うと期間が長いほど周辺の民間駐車場という選択肢になるでしょう。
ただし、あくまで便利さを優先したい、もしくは期間が短いので価格差が気にならなければ、空港駐車場を利用するとよいでしょう。
タイムズカーシェアの会員なら、タイムズカーレンタルのエアポートアクセスをカーシェアと同じ感覚で利用可能ですので、マイカー利用と同じ感覚で成田空港まで行くこともできます。
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