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「事前確定運賃」とは!タクシーの新しい乗り方を詳しく解説

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タクシーは拾う時代からアプリで呼ぶ時代へ

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夜に家族の送迎でカーシェアを利用することが多いのですが、筆者と同じように、カーシェアリングサービスのシールの貼ってあるクルマで送迎している人を良く見かけるようになりました。

同様に、良く見かけるようになった光景にスマホを覗きながらタクシーを待っている人も多くなりました。タクシー不足と言われる時代、タクシーを拾えずに苦労している人(特に朝の時間帯)も多くいますが、これを解消する手段としてタクシーアプリを利用する人が増えています。

スマホはあらゆるもののプラットフォームとなりつつありますので、カーシェアリングサービスもスマホで予約してスマホで開錠し利用する時代になりましたし、タクシーを利用する際にも、空車を見つけて拾うという発想は徐々になくなり、今後はスマホアプリで予約して呼ぶ人が増えてくるでしょう。

スマホアプリからタクシーを呼ぶようになると、待ち時間が無くなるという問題以外にも、スマホアプリから走行コースの決定やおおよその料金まで事前に確認することが可能となります。

 

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利用者待望のサービス?「事前確定運賃」

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最近人気のバスや電車を使った旅番組では、タクシーを利用する場合に、運転手さんに事前に〇〇〇円分お願いしますと事前交渉する場面がよくあります。

タクシーに乗っていると、たとえ、会社の経費で乗っていたとしてもメーターが気になったりするものですが、多くのタクシー利用者が事前に料金が確定していたら良いのにと思っていたのではないでしょうか?

こんなユーザーの待望する(?)事前確定運賃が、2019年10月25日付けで国土交通省より認可され、同28日より各地域(準備が整った地域)でサービス提供されるようになりました。

「事前確定運賃」のメリット

事前に運賃が確定することで利用者にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

料金に対する不安がなくなる

タクシーを利用していると、土地勘のない場所の場合には回り道をされたのではと勘繰ったり、あるいは、なぜか降車直前にメーターがあがるという不思議な現象が発生します。

こういうことって、大した金額ではないケースが多いのですが、やはり気になるもので、同じ利用するのならこのようなことは気にせずに気持ちよくタクシーを利用したいというのが多くのユーザーの気持ちだと思われます。

事前に、利用料金が確定することで、このような心配は皆無になります。

ちなみに、「Japan taxi」アプリの場合には、事前にいくつかの選択肢の中から利用者が経路を選んで注文が確定します。乗車中は運賃メーターはカバーで覆われます。

渋滞時でも料金が確定している

首都圏では、通勤時や帰宅時には渋滞が発生しやすくなります。従来は、渋滞にはまるとタクシー料金は時間経過とともに上昇していましたが、事前確定運賃では渋滞時であっても料金が変わることはありません

利用者(ユーザー)の意思で、走行中に行き先を変更したい場合には、その地点から従来のメーター運賃に切り替えられます。

「事前確定運賃」のデメリット

事前確定運賃のデメリットにはどのようなことが考えられるのでしょうか?

迎車料金が発生する

唯一デメリットになる可能性があるのが、迎車料金が発生するということです。通常、タクシーを呼んだ場合と同様に迎車料金が発生しますので、道路状況次第では通常のメーター運賃よりも料金が高くなることがありえます(道が空いている場合など)。

 

相乗り普及のきっかけとして期待

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タクシー初心者の時に、運悪く回り道をされたりして、想定以上の料金を請求されたという経験の人もいると思われます。一度そのような経験をすると、料金以前の問題からタクシーを利用すること自体躊躇しがちです。

事前確定運賃は、このようなこれまでタクシー利用を避けていた人たちにも安心して利用してもらえるようになるシステムともいえるでしょう。特に、女性が一人で利用する場合にも安心して利用できるようになります。

2017年に、国土交通省主導で開始された事前確定運賃の実証実験では、タクシー配車アプリを前提とした「相乗りタクシー」や、上記でデメリットの可能性があると指摘した迎車料金を繁閑に応じて変動させる「変動迎車料金」などが実験されており、これらは今後も実験が継続されます。

少しでも多くの人が、安心してタクシーを利用することができるように、今後も事前確定運賃にとどまらず様々なサービスが提供されていくことになりそうです。

 

カーシェアをタクシー代わりに効率よく利用する方法

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都心で生活していると、自宅近くはもちろんのこと、勤務先などの仕事場の近くにもカーシェアのカーステーションがあちこちに点在しています。

会社で残業していたら終電を逃してしまった!こんな経験は特に技術系の方は多いでしょう。会社からタクシー代が支給されるのであれば、何の問題もないかもしれませんが、中小企業などの場合にはカーシェアを利用しているところも少なくありません。

例えば、タイムズカーシェアのナイトパックを利用した場合、18:00~翌日9:00までベーシッククラスであれば2640円(税込)+距離料金(16円/km)で利用可能です。

朝の9時までにカーステーションに返却すればOKですから、夜間にカーシェアのクルマで帰宅して、そのまま朝の満員電車を避けてカーシェアのクルマで楽々出勤することができます。

自宅に駐車場がないという人が多いでしょうが、夜中であれば時間貸し駐車場が格安価格で利用できますので、タクシー料金との比較になりますが、勤務先が都心部で自宅が郊外という場合には、ほとんどのケースで大幅に経費節減になると思われます。

タイムズカーシェアでは、9月まで提供されていたレイトナイトパックは消滅しましたが、ナイトパックでも十分コスト削減には役立ちそうです。

 

まとめ

自動車産業では、100年に1度の大変革期という時代を迎えています。自動車メーカーは、単に新車を売っていれば良かった時代から、ユーザーがクルマを利用して楽しむ時代に対応を迫られています。

タクシー業界では、増え続ける海外観光客などによる需要に対して、運転手の高齢化、運転手不足などの問題を抱えており、100年に1度のモビリテサービスの大変革期を迎えるにあたり、ITを利用したサービスに大きく傾斜していくことになりそうです。

タクシーの自動運転化時代もやって来るのでしょうが、その前に、タクシー配車アプリや事前確定運賃が普及していきそうですね。

タクシーの利用も、カーシェアリングの利用もスマホアプリから可能となる時代になりました。

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