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タイムズカーシェアのキャンペーンが大人気に!
カーシェアリングサービス最大手タイムズカーシェアを運営するパーク24グループによると、同社が3月6日から実施したナイトパックキャンペーンの利用者が通常時の3倍に増加したことが分かりました。
大幅な値引きが人気化しているとも思われますが。同社では「必要な業務などでやむを得ず移動しなければならない方々に、混雑や接触を極力避けられる手段として提供できているのではないか」と分析しています。
タイムズカーシェアの「ナイトパック」とは、カーシェアリングサービスのパック商品のことで、18:00~翌9:00まで最大15時間利用できる定額サービス(別途距離料金は発生)です。
通常料金は、2,640円~5,280円(車種のクラスによって異なる)ですが、これを全車種クラス一律500円に値下げするキャンペーンとなります。(距離料金15円/1kmは別途発生します)
なお、4月20日からは、ナイトパックは一律480円で利用できるようになりました。(2020年8月1日9:00返却分まで)
実は、昨年までは、タイムズカーシェアのナイトパックは、18:00~24:00まで2,000円(別途距離料金は発生)という人気パック商品でしたが、収益性が悪いせいか、10月の消費増税のタイミングで現状のサービスに変更されていました。
おそらく、10月からの変更でそれほど魅力のないサービスとなったので利用者が減ったのではと思われますが、そこはさすがのタイムズカーシェアというところで、いきなりビックなキャンペーンを出してきました!
このナイトパックは、ユーザーにとって非常に魅力的なサービスになると思われます。(おそらく当面は利益度外視でしょう)
オリックスカーシェアも太っ腹なキャンペーンを実施中
オリックスカーシェアでも期間限定(2020年4月30日まで)でWEB限定入会キャンペーンを実施していますが、このキャンペーンが太っ腹すぎると評判を呼んでいます。
キャンペーンの中身を見てみましょう。
1.月額基本料2か月無料☚通常1か月840円
2.ICカード発行手数料無料(今だけ)☚通常1,050円
3.時間料金プレゼント 初月4,000円+2か月目1,680円
これもすごいキャンペーンですね、初期コストが無料で、しかも初月4,000円+2か月目1,680円の時間料金がプレゼントされますので、2か月で5,680円分利用してもかかるのは距離料金だけとなります。
オリックスカーシェアの距離料金は、16円/1kmですから、100km走っても1,600円だけで済みます。
短時間利用に最大のメリットがあるカーシェアリングサービスでは、5,680円というのはそう簡単には届かない金額です。自称ヘビーユーザーの筆者も毎月の利用料は15,000円前後というところです。
タイムズカーシェアに比べると、ステーション数は大きく劣っていますが、近くにオリックスカーシェアのステーションがあるという人には会員登録の絶好のチャンスといえるかもしれませんね!
カレコはどう動くのか注目!
カーシェア大手3社のうち、タイムズカーシェア、オリックスカーシェアのキャンペーンが人気となっていますが、もう1社のカレコでは今のところキャンペーンは実施されていません。
もちろん、外出自粛要請が出ている中、いかにカーシェアといえども派手なキャンペーンは出しにくいという状況があります。
しかし、これまでは必ずといってよいほど、タイムズカーカーシェアに対抗してきたのがカレコです。
何らかの対抗策を出してくる可能性はあるでしょう。
ただ何といっても三井不動産グループのカレコですから、親会社から自粛要請が来ている可能性も考えられますが。
新型コロナウィルス感染「接触8割減」とカーシェア
新型コロナウィルス感染拡大を防ぐため、政府は人と人との接触機会を平常時より「極力8割」の削減を最終目標に掲げ、法律に基づく緊急事態宣言の対象となった全国の住民に協力を呼び掛けています。
「接触8割減」を実現することで、2週間後には感染者の増加をピークアウト(これ以上は上昇しないという段階)させ、減少に転じさせることができるとされています。
接触8割減とは、厚生労働省クラスター対策班の北大の西浦博教授(感染症疫学)の試算で、感染者1人が平均22.5人にうつすとして、1人未満に抑えれば感染が減少に転じると想定したもので、応じられない人が一定数いることも勘案し人口全体で8割減と出しています。
ちなみに、接触とは「2メートル以内に他の人がいること」を指し、二言三言の会話や肩をたたくなども該当します。逆に、お互い距離を取ってジョギングするなどは接触にあたりません。
接触を避けるためにカーシェアを活用
私たちの普段の生活で行くと、通勤のために満員電車に乗ったり、バスに乗ったりすると接触は避けられません。
これに対して、カーシェアの場合には、他の人と一緒に利用する機会は家族以外では少ないでしょうから、接触を避けることができます。
近くにカーシェアのステーションがある場合には、これまで関心がなかったという人でも利用してみようかと考えるのではないでしょうか。
こんなことから、カーシェアの利用者が俄かに増えているというのも納得のいく話です。
カーシェアの新型コロナ感染対策は
満員電車やバスなどに比べたら非常に安全なカーシェアリングサービスですが、複数のユーザーでクルマを共用しますので、クルマの感染防止策は気になるところです。
カーシェアリン事業者の感染防止策は、スタッフが月に数回実施する点検時に除菌スプレーによる清掃が新たに加えられているほか、利用者ように全車に除菌スプレーを順次搭載しています。
カーシェアの予約画面では、手洗い等や除菌スプレーによる清掃などの徹底を繰り返し求めています。
自分が感染しないことも重要ですが、新型コロナウィルスの怖いところは、自分自身が感染していても軽症の場合には多く人が気付かないということで、自分が他の人に移してしまう可能性が十分にあります。
除菌や手洗いはもちろん、一人で運転するときでもマスクを着用するようにしたいものです。
まとめ
外出自粛要請とともに、「接触8割減」が求められています。接触とは、2メートル以内に他の人がいることを指しているそうです。
満員電車やバスを利用する限りは難しい目標ですが、こんなことからカーシェアのキャンペーンを利用して会員登録する人が増えているようです。
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