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カーシェアリング

オリックスカーシェア、2020年1月より燃料電池自動車(FCV)を導入

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オリックスカーシェアにFCV「MIRAI(ミライ)」が登場

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オリックス自動車は8月9日、トヨタ自動車のFCV(燃料電池自動車)「MIRAI(ミライ)」東京都内のオリックスカーシェアのカーステーション36拠点導入することを発表しました。導入時期は、2020年1月から都内のオリックスカーシェアのカーステーションに設置されます。

急成長した国内のカーシェアリング市場ですが、とにかく数を増やすということで、クルマの質については後回しにされているのが実情です。もっとも、これは圧倒的なシェアを誇っているタイムズカーシェアの事情となり、オリックスカーシェアやカレコの提供するクルマは比較的質も良いというイメージは多くの人が感じていたことだと思われます。

オリックスカーシェアに36台とは言え、他にはないFCV(燃料電池自動車)が提供されるというのは非常に魅力的に感じるユーザーも多いのではないでしょうか。何を隠そう、筆者もカーシェアユーザーになった動機の一つには、自宅マンションの隣の時間貸し駐車場にカーステーションができ、当時としては珍しかったプリウスPHVが設置されていたということがありました。

これを契機として、オリックスカーシェアの会員登録を検討する方も多いのではないでしょうか?

 

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東京都環境局が実施する「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV導入促進事業

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今回のオリックスカーシェアによるFCV(燃料電池自動車)「MIRAI(ミライ)」導入は、東京都環境局が実施する「レンタカー・カーシェアリングにおけるZEV(ゼロエミッションビークル)導入促進事業」にて、オリックス自動車がFCVの事業実施者に決定したことを受けて実施されるもので、MIRAI(ミライ)の導入はカーシェア業界初となります。

東京都が経費の一部を負担し、利用者がFCVを安く借りられるようにします。FCVは車両価格が高く、燃料となる水素の補給場所も少ないため一般への普及が進んでいませんでしたが、行政が民間の後押しをすることで普及を目指します

東京都は、オリックス自動車以外でもトヨタ自動車系ともFCVのレンタカーで共同事業に取り組み、また、EV(電気自動車)についても、日産自動車やホンダ系のディーラーと提携してカーシェアリングサービスに取り組んでいきます。

走行中に二酸化炭素を排出しないFCVについては、東京都は2020年東京オリンピック・までに都営バスで70台の導入を予定しており、民間の水素ステーション開設を支援するために都有地の活用も進めています。

 

トヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」とは

トヨタ公式サイト

 

今となっては懐かしい、地球温暖化の警鐘が鳴らし続けられていた時代に、「排気ガスゼロのクルマ」として鳴り物入りで登場したのが、トヨタのFCV(燃料電池自動車)「MIRAI(ミライ)」です。

これからはEV(電気自動車)の時代になるのでは、と素人ながらに筆者もなんでFCVなのと思ったりもしていましたが、なかなかどうして中身は相当優れもののクルマでした。結局、地球温暖化自体が計算間違いやらでトーンダウンしてしまい、排気ガスゼロというのがそれほどのメリットとみなされなかったということもあります。

そんなことで普及するに至っていませんので、車両価格は700万円台と購入輸入車並みの価格です。しかし、トヨタから鳴り物入りで登場しただけの魅力ある装備を誇っています。

FCVとは、その名の通り水素で作った電気で走りますので、ガソリンは使用せずCO2を排出することはありません。排出されるのは、水素と酸素が結びついてできた水だけです。テスラやリーフも電気で走りますから、走行中にはCO2を出しませんが、そもそも電気を火力発電で作っていれば大量のCO2を排出することになります。

また、現在のEV最大のデメリットといえそうな給電時間について、MIRAI(ミライ)は、1回あたりの水素充填時間3分で1充填走行距離約650km(参考値)となっており、ほぼガソリン車と変わらない使い勝手となります。

 

MIRAI(ミライ)のカーシェア料金は

カーシェアリング料金徹底比較
pakutaso.com

前述のように、東京都から一部の経費がふたんされていることもあり、何とMIRAI(ミライ)のカーシェっリングサービス利用料金は通常のカーシェアよりも安く設定されています。最近、最大手のタイムズカーシェアが10月からの消費税増税を控えて値上げを発表しており、MIRAI(ミライ)の激安利用料金は評判を呼びそうです。

MIRAI(ミライ)の利用料金は、15分150円、6時間2800円、12時間4800円、24時間5400円、オリックスカーシェアではすべてのメニューに発生する距離用金は1km当たり15円となっています。

オリックスカーシェアの個人A会員の一般会員の場合、コンパクトカーの利用料金は、15分200円、6時間3500円、12時間5200円、24時間6700円、いずれも距離料金は1km当たり16円となっていますので、格安料金で利用することができます。

ちなみに、10月から値上げを発表しているタイムズカーシェア15分の利用料金は220円(距離料金はなし)となります。

 

dカーシェアでもMIRAI(ミライ)は利用できるのか

オリックスカーシェアといえば、dカーシェア(※)でも利用可能ですが、MIRAI(ミライ)もdカーシェアで利用することができるのでしょうか。もちろん、dカーシェアでも利用できる予定となっており、普段はそれほどクルマを運転しないというユーザーが、カーシェアを利用するきっかけとなる可能性もありそうです。

※ dカーシェアとは、モバイル最大手のDocomoのサービスで、2017年12月にDocomoがカーシェア事業に参入ということで話題となりました。Docomoが本格的に異業種参入したというよりも、dポイントなどのdサービスというプラットフォーム上で利用できるコンテンツの一つというイメージです。

dカーシェアは、事業者の提供するカーシェアリングサービスと個人間カーシェアのハイブリッド型のカーシェアサービスで、当初は事業者の提供するカーシェアはオリックスカーシェアのみでしたが、その後にカレコも利用できるようになっています。

 

まとめ

またもや、カーシェアリングサービスで大きな動きがありました。トヨタのFCV「MIRAI(ミライ)」がオリックスカーシェアに登場します。FCVは消えてしまうのかと思いきや、何とカーシェアリングサービスに提供されます。

次世代のモビリティサービスではEVがデフォルトとなることが確定していますが、意外や意外、カーシェアとFCVの相性はかなり良さそうなので今後に期待されます。

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