最も安いカーシェア・レンタカーを検索
カーシェアリング

砂漠もスイスイ走行!急な下り坂を安全に走る機能「ヒルディセントコントロール」とは?

シェアする

砂漠でランドクルーザーが倒れないのは何故?

PEXELS

アフリカに観光に行く人はエジプト以外は少ないかもしれませんが、中東観光では定番となっているのが砂漠サファリツアーです。日本では、砂漠を見ることはできないので日本人にも人気の現地ツアーです。

現地の旅行会社の方がホテルまで向かいにきてくれますので楽ちんです。砂漠に行って、ラクダにに乗り、軽食を食べて、最後にランドクルーザーに乗って砂漠を突っ走ります。突っ走るとはいっても、スピードを出すわけではなく、まるでジェットコースター感覚で起伏の激しい砂漠を走ります。

結構スリル満点というか、ランドクルーザーが何故倒れないのが不思議なくらいで、小高い丘から急降下したりします。走行前には、タイヤの空気を抜いていましたので、これで倒れないのだと考えていましたが、どうやら、もう一つ「ヒルディセントコントロール」というシステムが影響していたようです。

 

カレコ 新バナー

ヒルディセントコントロールとは

PEXELS

ヒルディセントコントロールとは、急な下り坂を降下する際に自動的に安全速度を保つ運転補助機能のことです。「ヒル」は日本語の丘、「ディセント」は下山を意味し、下り坂でアクセルやブレーキを操作せずとも安全な効果速度を保ち、ドライバーがステアリング操作に専念できるようにサポートします。

主に、砂漠などの高斜度走行を想定したSUVに装着され、急勾配や滑りやすい下り坂で姿勢と速度を自動コントロールし、安全に坂を下れるようにアシストします。自動車メーカーによってシステム名は異なります。

ヒルディセントコントロールは、トヨタのランドクルーザーやスズキジムニーなどの本格的SUVはもちろん、トヨタRAV4や日産エクストレイル、スバルフォレスターなどのオン・オフロード両方をこなせるSUVに搭載されています。

最近では、スズキハスラーやイグニス、ダイハツのキャストアクティバなどのSUVテイストの軽自動車にも搭載されています。

中東に行くと本当によくランドクルーザーを見かけますが、こんな理由があったわけですね。

 

ヒルディセントコントロールが活躍するシーンとは

PEXELS

軽自動車にヒルディセントコントロールが必要なのかどうかはわかりませんが、ヒルディセントコントロールを必要とするシーンとは、上記のように急勾配や滑りやすい下り坂、具体的には、冬季の凍結した坂道や泥などに覆われた滑りやすい傾斜で効果を発揮します。なるほど、これが軽自動車にも必要な理由ですね。

当然、クロスカントリー競技のようなアップダウンのある不整地での下りを安全に安全に走行するためには、ヒルディセントコントロールは必需品となります。

これに対して、一般的な道路の場合には、勾配率は9%以下(最大でも12%以下)と定められていますので、路面状況の良い一般道を走行している限りはヒルディセントコントロールは必要ありません。

また、急な下り坂では、速度制御とともに姿勢制御も重要となります。走行する勾配が急なほど前輪に荷重が集中し、後輪からは荷重が抜けて、ホイールロックしやすく非常に滑りやすい状態となります。クルマが傾斜に対して斜めになっている状態で後輪が滑ると、重力に従って後輪だけが下方へ滑り出し、スピンや横転の可能性が高まります。

ヒルディセントコントロールが搭載されていると、アクセルとブレーキを踏まずとも低速度を維持できるようになるため、ドライバーはステアリング操作に専念し、姿勢制御に集中できるようになります。

 

ヒルディセントコントロールはメーカーや車種で異なる

スズキ・ハスラー
SUZUKI

ヒルディセントコントロールは、メーカーや車種によっては、その名称や性能も異なります

トランスミッションは最低速にシフトし、エンジンブレーキと駆動抵抗を積極的に用いて重力に逆らうように制御します。ブレーキバランスやスタビリティコントロール、ABSおよびEDB(電子制御制動力分配ブレーキ)を適切に制御しクルマの姿勢を乱さないようにして、車速を上昇させないように自動制御されます。

ただし、SUVテイストに搭載される簡易的なヒルディセントコントロールシステムでは、車速に維持を自動ブレーキ制御に依存するため、過度の使用ではブレーキの過熱が発生してしまう可能性があり注意が必要です。

同様に作動条件もメーカーにより異なり、多くの車種は特定の条件を満たした状態で、スイッチをオンにすることでスタンバイモードとなります。その後に一定の傾斜が確認されるとヒルディセントコントロールが作動を開始し、インジケーターシステムで作動中であることを確認できます。

車種によっては、シフトポジションの違いやデフコントロールの有無、作動条件などはメーカーや車種により異なります。なかには、ヒルディセントコントロール作動中にアクセルやブレーキを踏むと一時的に解除されたり、使いすぎると安全装置が作動し、自動的にコントロール解除となる車種もあります。

また、作動時にブレーキランプが点灯するかどうか、スピードの設定ができるかどうかもメーカーや車種によってさまざまです。

 

カーシェアリングサービスでも利用できるヒルディセントコントロール

個人間カーシェアリングのイメージ
pexels.com

人気のSUVですから、カーシェアリングサービスの車両にも多く提供されており、ヒルディセントコントロールを体感してみることはカーシェアでも可能です。

特に、カレコではランドクルーザーをはじめとして、おおくのSUVが提供されています。また、オリックスカーシェアでは、冬季にはスタッドレスタイヤ付きの日産エクストレイル(4WD)が提供されます。ただし、車種によっては、ヒルディセントコントロール未搭載車もありますので、事前に確認しましょう。

近くのカーステーションにヒルディセントコントロール搭載のSUVがない場合には、レンタカーや個人間カーシェアでも探してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

マイカーといえばセダンというイメージも今や昔で、最近ではSUVの人気が続いているようです。SUVが人気なのには様々な理由があるでしょうが、その一つにヒルディセントコントロールもいれていいのかもしれません。

日本には砂漠はありませんが、雨季や豪雪地帯で運転する際にはあると何かと便利でしょうね。雪になれていない人でも、4WD車にスタッドレスタイヤ、ヒルディセントコントロールで安心して運転できそうです。

スキーなどに行く際にもカーシェアリングサービスのSUVなら簡単に予約して利用することができます。そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

シェアする
お近くのカーシェアが最安1時間540円〜

カレコ 新バナー