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カーシェアリング

駐車場を貸すと高級車に乗れる?Anycaの「0円マイカー」とは

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個人間カーシェアとは

pexels

日本で個人間カーシェアサービスを提供しているのは、DeNAグループのAnycaとモバイル最大手のドコモが提供するdカーシェアがありますが、一般的な事業者が提供するカーシェアリングサービスと比較すると、それほど伸びていないのが実情のようです。

日本人には不向きなどと、期待ほど伸びていない理由はさまざまありそうですが、まだ始まったばかりのサービスであり、今後、さらに魅力的なサービスとなる可能性は十分に秘めています。

そんな中で、日本の個人間カーシェアのパイオニアともいうべき、DeNAグループのAnycaが新しいサービスの提供を始めます。

 

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Anycaの「0円マイカー」とは

DeNA SOMPO Mobility公式サイト

DeNAグループは、これまで個人間カーシェアリングサービスとして「Anyca」を運営していましたが、自動車保険大手のSONPOホールディングスと合弁会社「DeNA SONPO Mobility」を設立し、Anycaは新合弁会社が運営していくことになります

Anycaの「0円マイカー」とは、DeNA SONPO Mobilityが所有する、レンタカー登録及びカーシェア受け渡し用機器の取り付けをしたクルマをクルマを、オーナーが管理、レンタカーとしてのカーシェアサポートをすることを条件に、一定回数は無料でクルマを利用することができるというサービスです。

従来型の個人間カーシェアのビジネスモデルとは、個人の所有するクルマを、利用しない時に他の人に貸し出すことで利益を得、首都圏などで高騰するクルマの維持費に充てるというものでした。

これに対して「0円マイカー」とは、基本的に指定された条件を満たす駐車場を有する人にクルマ提供し、一定の管理(カーシェアサポート)することを条件に、クルマをマイカーのように利用することができるというものです。

提供されるクルマは、BMW、ベンツ、レクサス、トヨタプリウス、アルファードなどAnycaで人気の高い13車種の中から、エリアなどを分析したうえで提供されます。

個人間カーシェアといえば、これまではマイカー所有者に限られたシェアードサービスでしたが、クルマがなくても駐車場を提供できる場合には「0円マイカー」のオーナーとなることができます。

DeNA SONPO Mobilityは、2019年5月16日、都内9区での「0円マイカー」オーナー募集を開始しました。

 

「0円マイカー」オーナーにとってのメリット

photoAC

最大のメリットを享受できそうなケースとは、都心部で駐車場を有しているけれどもクルマはないというケースで、時間的にクルマの管理が可能な方となります。

この条件に当たりそうな方の場合には、大方はマイカーは売却しており、カーシェアユーザーとなっている可能性もありそうです。従って、カーシェアのメリットも十分理解されているでしょうから、0円で疑似体験的とはいえクルマが持てるというメリットはありそうです。

言ってしまえば、自宅駐車場にカーシェアのカーステーションを設置するようなもので、利用していない駐車場を貸す代わりに、無料で高級車が利用できるというものです。

 

デメリットは

0円マイカーを利用したとしてもデメリットがあるというわけではないでしょうが、空いている駐車場を普通にコインパーキングにできるのであれば、そちらからの収益でカーシェアを利用したほうがコストパは良さそうです。

また、カーシェアですから「わ」ナンバーとなり、また、管理(清掃・給油など)サポートの一定の時間や労力が必要となります。

あくまで、空いている駐車場の有効利用の一つの方法というところでしょう。

 

0円マイカーで利用可能な一定の回数とは

pexels

それでは、「0円マイカー」のオーナーとなった場合には、どのくらいの無料回数が利用できるのでしょうか?

「0円マイカー」オーナーは、駐車場を提供し、カーシェアで利用されるクルマを管理(洗車、清掃など)することで付与されるポイントの範囲内で、無料でクルマを利用することができます

付与されるポイントは以下のようになります。

駐車場代相当額のポイント(すでに自宅に駐車場がある場合には、駐車場代に相当すると運営側が算出した金額に応じたポイントが付与されます)

「0円マイカー」で発生した利用料金(オーナー以外)の10%分のポイント(例えば、利用料金が5万円であった場合には5千円分のポイントが付与されます)

・このポイントで通常の「Anyca」の利用も可能です

駐車場を所有している場合には、駐車場代から付与されるポイントが鍵となりそうです。

 

6月開始予定の新サービスも

さらに、DeNA SONPO Mobilityとは別に、マイカーリース事業を行う新会社DeNA SONPO Carlifeも設立されます。リースしたクルマをAnycaで個人間カーシェアとして利用し、リース代の負担を軽くしようというものです。

例えば、法人の営業車などのように、平日は利用するが休日はお休みで空いているという場合には、このサービスは利用していない時間帯でも有効利用できるサービスとなります。

個人リースを検討している人もいるでしょうから、このサービスを利用することで、毎月の負担額を少なくすることが可能となり、車種をワンランク上のものをリースするなどということもできそうです。

 

クルマは所有せずに利用する時代に

pexels

自動運転化時代には、まず自動運転タクシーが提供されるといわれていますが、この自動運転タクシーとはタクシー会社が提供するばかりではなく、ライドシェアサービスを利用して個人間カーシェアも利用さることになりそうです。自動運転化されれば、ライドシェアと組み合わせることで、どのクルマでもタクシーとして利用することができます。

この時代には、タクシー不足や運転手さんの高齢化問題などもなくなっているのでしょうね。

まさに、クルマとは購入して所有する時代から、利用する時代へと変化していきます。

 

まとめ

鳴り物入りで登場したものの、一般のカーシェアリングサービスに比べると成長力が乏しい個人間カーシェアですが、まだまだ新しいサービスであり、これからいくらでも魅力的なサービスが出てくると予想されています。

その一つとして、旧来のAnycaが、運営会社に自動車保険大手のSONPOホールディングスを加えて、新たな新サービス「0円マイカー」の募集を開始しました。

今後も続々とカーシェアリングサービス関連の新サービスが登場してきそうですね。そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

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