SUVが面白い
2017年、国内自動車新車販売台数で爆発的に売れたSUV、2018年こそ新車販売数は減少したものの、未だ人気は健在というところです。ひと頃のミニバン人気に変わって売れ筋となっているSUVですが、昨年売れたのは以下のようになります。
2018年国内市場SUV新車販売台数ランキング
順位 | 車種名 | メーカー名 | 販売台数 |
1 | C-HR | トヨタ | 76,756 |
2 | ヴェゼル | ホンダ | 59,629 |
3 | エクストレイル | 日産 | 50,304 |
4 | ハリアー | トヨタ | 44,952 |
5 | CX-5 | マツダ | 38,290 |
2017年には約12万台販売され大人気となったトヨタC-HR は、さすがに売れすぎた感もあり約4万台減となりましたが、ホンダのヴェゼルは微減、日産エクストレイルは横ばいというところです。
国内市場では、不振の新車販売台数の中で相変わらず好調さを持続する軽自動車、プリウス、アクア、ノートe-powerなどのコンパクトカーと並んで、SUVが売れ筋といわれていますが、なぜ、SUVが売れ筋となってのでしょう。
世界中でSUVが選ばれている4つの理由とは
日本のみならず世界中で人気車種となっているSUVですが、SUVが選ばれるのには4つの理由があるといわれています。
悪条件下でも力強い運転が可能
SUVの原型といわれるのが今となっては懐かしいジープや、トヨタのランドクルーザーといったクロスカントリー4WDであり、昔のテレビCMでのイメージの通りに、悪条件下でも力強いドライビングが可能であるというのが最大の売りでしたが、このことは同時に一般的な街中ではそれほど必要性を感じないものでもありました。
しかしながら、大雪とは無縁と考えられていた東京などにも大雪が降ることも珍しくなくなり、比較的乗用車に近いようなSUVが登場したことも後押しして、街中でもスタッドレスタイヤを履いたSUVが走るということに違和感を感じなくなりました。
もちろん、キャンプやスキーなどのアウトドア用としてクルマを利用する人が増えているということ、また、舗装されていない道路が多い途上国などでの人気も無視できないものとなっています。
スタイリッシュでかっこがいい
SUVの見た目がかっこいいということについては異論はないでしょう。個人差もあるかもしれませんが、その全高や最低地上高の高さを備えるSUVは見るからに頼もしく感じますし、やはり、軽自動車やコンパクトカー、セダンなどと比べても非常にカットよく見えます。
最近増えている乗用車に近いようなタイプのSUVならば普通車購入と比較してもそれほど高いというわけでもありませんので、機械式駐車場など駐車場に問題なければ、クルマ買い替えの際にはSUVを検討しようという人は多いと思われます。
本格的なSUVというと、ジープやトヨタランドクルーザーなどとなりますが、最近の売れ筋SUVは比較的普通車に近いタイプのものであり、トヨタC-HRなどはかっこいいに加えてスタイリッシュ感もあるボディーとなっており、これがさらにハイブリット車であるとなると爆売れするのも無理からぬところでしょうね。
実用性が高い
スタイリッシュでかっこいい最近のSUVですが、そればかりではなく車内スペースも広く、ラゲッジスペースも広いため荷物を多く入れられるというメリットもあります。一時期はやったステーションワゴンの代わりとして使うこともできそうです。
さらに、ミドルクラス以上のSUVともなると、3列目シートを置いた6~8人乗りのSUVもあります。さすがに、アルファードやエルグランドなどには及ばないものの、3列目シートに対するニーズには高いものがありますので、3列目シートはそれほど広くなくても良いというニーズには十分対応できています。
最近では、車高を抑えたSUVも人気となっていますが、それでもセダン車やコンパクトカーなどと比べると座位位置は高く作られていますので、実際に運転してみるとその運転のしやすさや、乗り入れのしやすさなどの実用性も高く、若い人だけではなく中高齢者からの支持も集めています。
デメリットがなくなってきた
実は以上の3つのポイントは、以前から言われていたことでもあるのですが、冒頭で述べたように、確かにメリットは多いのだが都心部などの街中ではそれほどメリットとは感じられないというものでした。
ところが、SUVのハイブリッド車が登場し燃費の問題が解消されたり、乗用車ベースに改良が試みられたことでハンドリングや走行安定性も乗用車と遜色なくなってきたことで見直されていくことになります。
さらには、最大の問題点であったかもしれない購入価格についても乗用車に近づいてきています。このように、以前は、メリットも多いもののデメリットもまた多いという問題がありましたが、近年にかけてデメリットの多くが解消されていくことになりました。
カーシェアでも増えてきたSUV
首都圏を中心に急成長を遂げたカーシェアリングサービスでも、最近ではコンパクトカーだけではなくSUVも増えてきています。
通常は、タイムズカーシェアでコンパクトカーばかり利用している筆者ですが、最近、法事の際に親戚をクルマで送ることになり、コンパクトカーではちょっと、ということでミニバンかSUVを借りることになりました。
カーシェアでもSUVを提供しているのは知っていましたが、プレミア価格で高くなると思い、レンタカーで借りるつもりでした。ところが、調べてみるとタイムズの場合では、カーシェアで利用したほうが安くなるということが分かり、自宅から15分ほど離れたホテルのカーステーションにあるトヨタのC-HR を借りました。
価格比較は以下のようになります。
タイムズカープラス
利用したのは、6時間パックですが、実はタイムズカーシェアでは6時間パック以上はベーシッククラス、プレミアムクラスいずれの車種も同じ料金となります。6時間パックでは距離料金も発生しませんし、6時間までの延長も可能で、延長の際の料金も同一料金で206円/15分となり、こちらも距離料金は発生しません。
さらに、カーシェアの大きなメリットの一つである、自動車保険も安心補償サービス(309円)でNOC料金まで無料となります。
タイムズカーシェアの6時間パックは4,020円、安心補償サービスをつけて4,329円となります。最大6時間延長した場合でも、1時間当たり824円ですから、6時間延長で4,944円となり、12時間の利用でも9,273円となります。念のため、このサービスではガソリン代は不要です。
ちなみに、タイムズカーレンタカーでトヨタC-HR を借りた場合の会員価格料金(タイムズカーシェア会員)は以下のようになります。
6時間:6,652円(ガソリン代は別)
12時間:8,121円(ガソリン代は別)
加えて、カーシェア同様の安心補償サービスをつけようとすると別途2,484円が加算されます。
つまり、6時間利用の場合で
カーシェア:4,329円
レンタカー:6,652円+2,484円+ガソリン代
12時間利用の場合でも
カーシェア:9,273円
レンタカー:8,121円+2,484円+ガソリン代
となります。
これカレコでも、ほぼ同じ内容のサービスが受けられます。
タイムズカーレンタカーでは、お得なキャンペーンが常時提供されていますが、それでもガソリン代や自動車保険料など含めるとカーシェアの6時間パックのほうがお得ですし、何より無人対応のカーシェアのほうが楽ちんです。
まとめ
今回は、タイムズカーシェアの6時間パックでトヨタC-HR を借りましたが、非常に快適なクルマを安価な価格で利用することができ満足しています。
トヨタのカーシェアなどでは、このようなSUVがどんどん登場してくるでしょうから、カーシェアでSUVが気軽に利用できる時代はまさに新しいモビリティライフが提供されることになるでしょう。もちろん、カーシェア大手3社でもすでにSUVが増えているようです。
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