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東京は交通事故死者数が少ないって、マジですか?しかも全国都道府県別で1位って!

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東京都は日本で一番クルマを運転するのに安全なところ?

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2019年1月4日、警察庁は2018年の交通事故による死者数の統計を公表しました。これによると、昨年の交通事故による死者数は警察庁の昭和23年以降の統計では史上最低の数字を更新することとなりました。

数年前に、交通事故による死者数が4,000人を割り込んだ際には、遂にここまで来たかという思いもありましたが、かつての交通戦争と呼ばれていた時代を考えると非常に喜ばしいことです。

さて、この警察庁の統計では、交通事故による死者数の都道府県別のデータも公開されているのですが、死者数の数でみると1位は愛知県、2位は千葉県、3位は埼玉県となり、逆に少ないのは1位が同率で島根県と鳥取県、3位に石川県となります。

ただし、これでは人口の多い地域が増える傾向がありますので、人口10万人当たりの死者数で見てみると、どの都道府県が比較的安全であるのかが見えてきます。

結論から言うと、1位となったのは今年も断トツで東京都となっており、人口10万人当たりの死者数は1.04人、最高値を記録した福井県の5.26人の約5分の1で、全国平均の2.79人を大きく下回ります。

 

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東京都の交通事故による死者数が少ない理由とは

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公共交通機関が充実している

東京都では、交通事故死者数のみならず交通事故の件数自体それほど多くはありません。この最大の理由として考えられるのが、公共交通機関の充実度といって間違いはないでしょう。

JR、メトロ、都営地下鉄、各社私鉄と電車でどこに行くのも便利ですし、バスも充実しています。羽田空港や成田空港に行くのにも至れり尽くせりというサービスがありますので、東京都心部で生活するうえで、クルマがないと生活できないという言葉はまずありえないでしょう。

また、交通事故件数や死者数の多くを占めている高齢者が、東京の場合には交通機関が充実しているため、クルマを利用する必要がないというもの大きく影響しているようです。

地方の活性化に東京一極集中を批判する人は多くいますが、この現実を見るといかに机上の空論であるかが分かります。

 

東京ではマイカー所有には高額なコストがかかる!

上記のように、ただでさえ充実した交通機関が整備されている東京で、わざわざ高額な駐車場料金や税金などの諸費用まで支払って、クルマを利用しようという人は当然少なくなっていきます。

バブル時代に高騰してしまった東京の駐車場代金は、都心部であれば3万円以上するようなところが多いというのが実情です。つまり、東京ではクルマを所有するということは非常に非効率的となる可能性が高いのです。

会社員の場合あれば、クルマを運転するのは土日などの休みがほとんどとなりますので、週に1~2度の運転のために、これだけのコストをかける人は、クルマが趣味という人以外には少なくなります。

 

東京では若者のクルマ離れが顕著

若者のクルマ離れという言葉が独り歩きしていますが、地方で生活しているとクルマなしには非常に不便ですから、ある意味クルマは必需品となっています。

ところが、東京の若者の場合には大きく事情が異なります。東京でも、自宅から通って家に駐車場があるというケースを除けば、若い人で東京でクルマを所有することほぼ難しい状況でしょう。

ワンルームマンションに駐車場まで借りてしまったら、毎月の賃貸料だけでも軽く10万円前後となってしまいます。

その他のコストも当然かかりますので、特に都心部で生活してクルマを所有するには、IT業界で一発当てたり、仮想通貨で億り人にでもならない限りは難しいという状況なのです。

若者のクルマ離れとともに、都心部でクルマを所有できるのは中高年以上の方が多いでしょうから、ベテランドライバーが多いですし、運転にも余裕があるというのも事故件数の少なさに影響しているのかもしれません。

 

都心部で急成長するカーシェアリングサービスの影響は?

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2018年にはカーシェアリングサービスの利用者が130万人を突破していますが、特に首都圏中心にここ数年で急成長しており、都心部の駅前のコインパーキングなどにはかなりの確率でカーシェアのカーステーションが設置されています。

如何に都心部の交通機関が充実しているとはいえ、ちょっとした買い物に出かける際や子供などの家族の送迎にクルマがあると大変便利ですし、生活も充実するものです。

そんな都心部での生活者のニーズにマッチしたのが、カーシェアリングサービスで、短時間利用に最大のメリットがあり、一度利用したらやめられないというような利便性の高いサービスです。

週に1~2度の利用であれば、マイカー所有と比較した場合には大きなコスト削減効果もありますし、何より、クルマの整備や保険制度が充実していますので、利用者は安価なサービスを安心して利用することができます。

カーシェアリングサービスが急成長すると、クルマの事故件数などは増加するのではとも思ってしまいますが、カーシェアをビジネスとして成功させるためには、事故を減少させることは事業者にとっても死活問題となります。

保険をかけているとはいえ、事故車を借りたいという人も少ないでしょうから、安全性能を高めるためにカーシェアリングで提供されているクルマには、コーナーセンサー、ブレーキサポート、バックモニターなどが多く搭載されています。

カーシェアに慣れてくると多少うざったくはなりますが、急加速・急発進・急ブレーキなどにはいちいちアナウンスで注意喚起されるクルマがほとんどです。

 

新たなモビリティライフは東京から

photoAC

2020年の東京オリンピックを控えて、東京では自動運転化の実験が進められていますが、自動運転化社会はイコール交通事故ゼロ社会となりますので、高齢者が中心となった感のある交通事故件数や死者数のさらなる減少に期待されています。

また、カーシェアに代表されるような新たなモビリティライフを支えるサービスも増えており、最近では、あちらこちらで見かけるようになったUberEatsや自治体によるレンタサイクルなど、新たなモビリティサービスがどんどん登場しています。

東京オリンピック時には、バスやタクシーの自動運転車(レベル4)も登場する予定ですし、さらに、2025年には完全自動運転が計画されており、新たなモビリティライフは東京から始まることになります。

 

まとめ

意外にも、東京都が全国で最も交通事故死者数が少ないという事実には驚きですが、そこには様々な要因があることが分かりました。

クルマとは、運転する限りは事故を起こしてしまうものというのがこれまでの常識でしたが、その観点からは、東京ではクルマを運転しなくとも生活が便利ですし、カーシェアに代表されるようなマイカーに代わるようなサービスが続々と登場しています。

さらに、自動運転化時代をこれから迎えるわけですから、今後も東京では交通事故件数や死者数は減少することが十分期待されますね。

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