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Googleが目指す完全自動運転とは?

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完全自動運転とは

自動運転・ドライブアシストのイメージ
https://www.photo-ac.com

完全自動運転とは言っても、現在の道路状況な中でどうやって自動運転できるのよ!と思われる方も多いでしょうが、実は、本当に人ではなく自動で運転するようになる時代が、早ければ数年後に迫っています。

自動運転の定義とはどうなっているのでしょうか、確認してみましょう。日本における自動運転の定義とは、日本政府独自のものではなく、アメリカのSAE Internationalという非営利団体が策定した定義を採用しています。

SAEの定義では、誰がどの操作を行うかにより、自動運転のレベルを0~5の6段階に分けており、自動運転はレベル3~5にあたります。

レベル3:特定の場所でシステムがすべてを操作、緊急時にはドライバーが操作

システムが高速道路などに特定の場所に限り交通状況を認知して、運転にかかわるすべての操作を行います。緊急時やシステムが作動困難になった場合にはドライバーが操作します。

AudiのA8は世界で唯一レベル3のシステムを搭載していますが、日本ではレベル3の自動運転がまだ許可されていないため、レベル3搭載車は発売されていません。

レベル4:特定の場所でシステムがすべて操作

システムが高速道路など特定の場所に限り交通状況を認知して、運転にかかわるすべての操作を行います。

どのメーカーも市販段階には至っておらず、テスト走行・コンセプトカーの段階です。

レベル5:場所の限定なくシステムがすべて操作

いわゆる完全自動運転とはレベル5のことで、システムが場所の制限なくすべてを操作し、緊急時の対応もシステムが行います。レベル5の完全自動運転では、ドライバーが運転する必要が完全になくなりますので、自動車メーカーはアクセルやハンドルを削除したデザインを行うことができるようになります。

Google他各社が目指している完全運転とは、レベル5のことであり、こんな夢のような時代が数年後には実現化しようとしているのです。

 

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Googleが他社を凌駕するテクノロジーとは

pexels

自動運転車の開発でGoogleが他社を凌駕するテクノロジーがあります。そのテクノロジーとは、一般道路も含めた場所に制限のない完全自動運転のソフトウェア(走行アルゴリズム)です。

レベル4以降となるドライバーに依存しない自動運転には、このソフトウェアの良し悪しがクルマの重要な競争要因となりますGoogleが他社を大きく引き離しているのが、AI(人工知能)におけるディープラーニング(深層学習)というテクノロジーです。

レベル5の完全自動運転を実現させるためには、人が行っている走行中での脳での認識、判断している作業をシステムが代わりに行なうことになり、信号のない交差点で他のクルマとの発進順を判断するという走行に必要なソフトウェアコンピューターに搭載します。

 

人間では開発不可能な走行アルゴリズム

pexels

この走行アルゴリズムの開発は人力ではほぼ不可能な作業と言われています。クルマの運転環境は、高速道路、一般道路、生活道路等によって大きく変わりますし、交差点、信号、多種多様な道路標識があり、バイクと自転車には見分けがつかないようなものもあります。

一般道路については各国により交通ルールも若干異なりますし、地域によっては暗黙の了解ルールなどもあるでしょう。このようなことからクルマの自動運転システムが窮することは容易に想像されます。

そこで注目されているテクノロジーが、ディープラーニングです。

 

人間よりも優秀?ディープラーニングとは

ディープラーニングでは周りの人間や自動車の動きに対して、こうした状況ではこのように走り抜けるのが「最も正しい」といったことを、環境データや走行データから瞬時に自ら判断し、人間よりも早く走行方法を最適化します。

また、ディープラーニングは複数の対象物を同時に正しく認識するなど、人間には困難な作業もいとも簡単にやってのけ、結果として、さも人間が運転しているかのような自動運転車の走行を実現するのです。

すでに2015年の段階で、ディープラーニングのエラー率は人間のそれよりも低くなったといわれており、アメリカを中心として世界中でこうした研究開発が急激に進んでいるのですが、この分野でのGoogleの技術力は圧倒的といわれています。

 

Googlenoテクノロジーが結集した「ウェイモ」

pexels

ウェイモとは、Google系自動運転開発子会社であり、米クライスラーと協業してミニバンの自動運転車を開発しています。2018年1月には、このミニバンの実験車両を600台から数千台に拡大し公道での実験を重ねています。

米カリフォルニア州の交通当局に提出された資料から、ウェイモは公道試験56.6万キロメートルの間の「ディスエンゲージメント」(自動運転が解除され、人間が介入する)は63回にとどまっていることが見て取れます。

単純計算すると、約9,000キロメートルを人間の介入なしに自動運転で走行できたことになり、これはゼネラル・モーターズ(同2,000キロメートル)や日産自動車(同300キロメートル)を大きく上回っています。

この試験結果を見る限り、「自動運転技術については、Googleの勝利で決着がついた」とみる人が大勢を占めるようになっており、Googleは次世代のモビリティ産業の中心になるのではと、他の自動車メーカーの大きな脅威となっています。

 

Googleのライバルとなる存在は現われるのか

米国の調査会社ナビガントリサーチが公表している自動運転技術開発の格付け(2018年度版)でも、Google系子会社のウェイモは主導的なポジションに立っています。

ちなみに、合計10項目から判断される同社の格付けでは、ウェイモとともにリーダー集団に格付けされるのは、ゼネラル・モーターズ(GM)、ダイムラー・ボッシュ、フォルクスワーゲングループ、フォード、ルノー・日産などとなっています。

先日、この分野でソフトバンクとの提携を発表したトヨタ自動車は、この時点ではリーダーを追う2番手グループとなっており、ホンダや米テスラはその後塵を拝する3番手グループに格付けされています。

現時点では、Googleが圧倒的に有利なポジションにいるわけですが、この分野では次世代テクノロジーを開発するベンチャー企業が続々と誕生しているという事実もあり、2018年の格付けは2~3年後には大きく変わっている可能性もあり得ない話ではないでしょう。

 

まとめ

「所有する時代から利用する時代へ」と大きく変革する自動車産業ですが、数年後には夢の完全自動運転の時代がやってきそうな状況です。まさに、カーシェアリングの進化系の姿がそこにはあるのかもしれません。もうすぐ実現するクルマの新時代に向けて、今のうちからカーシェアリングライフを楽しんでおきたいものですね。

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