カーシェアリング

カーシェアで借りている車が盗難された!どうしよう・・・

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クルマの盗難事件って

photoAC

警察など関係各位の努力や盗難防止器具の普及などにより、クルマの盗難事件はバブルの崩壊後を頂点として徐々に減少してきており、警察庁による自動車盗難件数(認知件数)を見ても、2008年の27,668件から2017年には10,213件と10年間で約3分の1まで減少してきています。

とは言え、1日当たりで見ると30件前後の盗難事件が発生していることになり、クルマの利用者にとってはとても他人事で済まされるような問題となっています。。自動車盗難事件には、いくつかの特徴がありますので、それらを理解しておくことで盗難というリスクを少なからず抑えることはできそうです。

 

自動車盗難が起こりやすいエリア

都道府県別の自動車盗難件数が警視庁より公表されていますが、これを見ると非常に面白い事実があり、2016年、2017年とも自動車盗難件数のワースト10で合計自動車盗難件数の全体の約8割を占めています。しかも、2年連続でワースト7位までの都道府県は同じとなっています。

ちなみに、2年連続で1位に輝いたのは茨城県(2017年:1,397台)、僅差で2位だったのが大阪府(同1,393件)、3位は千葉県(同1,178件)4位に自動車大国である愛知県(同1,127件)が入り、5位は埼玉、6位は神奈川、7位が栃木県となっています。東京は2016年度に第10位(2016年:309台)に入っています。

上位には、関東、大阪、愛知が入っていることから、人口が多くクルマの台数が多いところでの盗難が多いということになりますが、意外と東京が少ないということは、東京は自動車盗難がやりにくいエリアなのかもしれません。

警視庁では、これらのことから自動車盗難事件の多くはプロの自動車窃盗団によるものであり、盗んだクルマを倉庫などの秘密の場所で解体し海外に輸出しているものと思われ、見つかりにくい解体場所が確保でき、かつ港が近いエリアが窃盗団にとっては都合の良い場所だと考えているようです。

 

盗難されやすいクルマとは

トヨタ・プリウスリヤ
http://newsroom.toyota.co.jp

窃盗団が狙うクルマは、基本的には輸出して売りさばきやすい車種ということになりますが、2017年の盗難車で最も多いのがプリウスの986台で、2位がハイエース(レジアス含む)の878台、3位には海外でも大人気のランドクルーザーの478台となっています。ちなみに、2016年はハイエース(1,391台)、プリウス(1,058台)、ランドクルーザー(510台)が上位3車です。

また、2016年、2017年とも4位にはいすゞ自動車のエルフが入っており、特定の車種が狙われるという強い傾向がありますので、これらの車種に乗っている人たちは十分注意する必要があります。

また、盗難されたクルマの4台に1台は、キーを抜いていなかったことから盗難に遭っていますが、逆に言うと、4台のうち3台はキーを抜いてドアロックをしていたにもかかわらず盗難に遭っています。キーを抜いてドアロックをしても安全というわけではないということになります。

さらに、クルマは盗難されなかったものの、カーナビやタイヤ、ナンバープレートが盗難に遭うというケースも増えています。部品の多くは海外に輸出されるのでしょうが、ナンバープレートについては、警察の捜査を逃れるために盗んだナンバープレートを別の車両に取り付け、他の犯罪を行う時に使用するケースがあります。

 

カーシェアでも起こりうる盗難

カーシェアリング
https://plus.timescar.jp/use/return.html

盗難車の犯罪状況を見てみると、カーシェアリングサービスのクルマも十分盗難される危険性があることが分かります。単純に考えても、関東地区や大阪、愛知のプリウスは狙われていることが明らかですので要注意ということになります。特に、プリウスは多くのカーステーションに設置されています。

カーシェアリングサービスでは、短時間利用に大きなメリットがあることから、ユーザーの多くが短時間利用ですから盗難される危険性は小さいかもしれませんが、最近ではレンタカーニーズとしてカーシェアを長時間利用する人も増えていますので、それらのケースでは注意したほうが良いでしょう。

意外と東京都内での盗難車件数が他の関東地区と比べると少ないというのは、機械式駐車場が多いことや比較的明るく人通りのあるところに駐車場があることが多いというセキュリティ上の問題が大きいと思われます。

 

カーシェアリング利用中に盗難に遭った場合

カーシェアリング利用中に万が一盗難事故に遭った場合には、緊急コールセンターや警察に直ちに連絡するのはもちろんですが、気になるのは保険が適用されるのかどうかです。通常、カーシェアリングの場合には利用料金に保険料が含まれており、個人間カーシェアの場合には1日自動車保険が必須となっていますが、盗難事故にも適用されるのか気になるところです。

タイムズカープラスの場合

タイムズカープラス
https://plus.timescar.jp

業界最大手のタイムズカープラスの場合、盗難事故については利用料金に含まれている自動車保険が適用されるのでしょうか?

結論から言うと、タイムズカープラスでは、ユーザーがカーシェアリング利用中のクルマが盗難された場合には免責となります

タイムズカープラスの約款第30条(不可抗力事由による免責)1項に、「当社は、会員の責に帰すべき事由によらない天災、事故、盗難、その他の不可抗力の事由により、会員が借受時間内にカーシェアリング車両を返還することができなくなった場合には、これにより生ずる損害について会員の責任を問わないものとします。」とあります。

Anycaの場合

インフォグラフィック「データで見るAnyca (エニカ) の今」

日本のカーシェアリングサービスは、カーシェア事業者によるサービスが大半を占めていますが、カーシェアリング事業者の提供するサービスよりも豊富な車種に安価な料金で利用できると評判の個人間カーシェアも人気がでてきています。

個人間カーシェア最大手のAnycaでは、利用の際にはユーザーには1日自動車保険に入ることが義務付けられており、万が一の事故の際にも安心できます。それでは、1日自動車保険では盗難も適用されるのでしょうか?

結論から言うと、Anycaで盗難に遭った場合には全額をユーザー(借主)が支払わなければなりません。Anyca公式ページで確認してみると、1日自動車保険が適用されないものとして、「クルマの盗難や停車中の当て逃げによって生じた損傷」と明記されています。

個人間カーシェアのメリットとして、高級輸入車などに安価な利用料金で乗れるというポイントがあるのですが、実は盗難された場合には損害はすべて自腹になるということを知っておく必要があります。

また、同様に停車中の当て逃げによる損害も自腹となりますので、スーパーなどの駐車場でぶつけられた場合にも保険は適用されませんので注意が必要です。

 

まとめ

自動車盗難事件は年々減少傾向にはありますが、それでも1日に30件ほどは発生しています。自動車盗難事件には多くの特徴がありますので、それを知ることで盗難リスクを抑えることが可能です。

カーシェアリングでは、最大手のタイムズカープラスでは盗難事故が発生した際にはユーザーの責任は免責となりますが、個人間カーシェアのAnycaの場合には盗難事故による損害は自腹となりますので注意が必要です。

そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

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