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クルマと保険の関係とは
クルマを運転する際には、万が一に備えて自動車保険に入るというのはもはや常識とも言ってよく、これにより事故った場合でも補償されることになりますので、安心して運転することができています。
ということが常識となっているはずなのですが、2016年度の任意保険の加入率は75%弱となっており、実は驚くことに25%以上が任意保険未加入となっているのです。つまり、4台に1台の割合で任意保険未加入の車が走っていることになります。
任意保険の加入は、何も法律で定められているものではなく、あくまで個人の自由意志となりますので「余計なお世話だ!」だといわれてしまいそうですが、事故った場合にはこれが余計なお世話どころの話ではなくなることになってしまいます。
事故られた相手が保険未加入であった場合どうなるの?
事故った際に相手がいるケースでは、相手が突っ込んできた場合などには相手が保険に加入しているかどうかが非常に重要になり、事故られた相手が保険未加入者だった場合には、相手がよほどのお金持ちでもない限りは十分な補償を受けることができない可能性が高くなります。
こちらが任意保険に加入しており車両保険も付いている場合には、最悪自分の保険を利用するという方法もあります。その場合には修理代金などについては保険会社からおりることになりますが、そのケースでも、それ以降の保険料が値上がりますし、それより重要なのがクルマが事故車となってしまい売却する際には大きなマイナスポイントとなってしまうことです。
この場合、事故の度合いにもよりますが、保険料がおりたからといって修理に出すだけではなく、事故った車と同程度の中古車が保険金で買えそうな場合には中古車購入という選択も検討する必要があるでしょう。保険金の使途は自由ですから、必ずしも修理する必要があるわけではありません。
いずれにせよ、事故った場合には非常に面倒なことになるのですが、事故った相手が約25%の保険未加入者である場合にはさらに面倒な問題となります。
特に、最近増えているのは、事故られたクルマからおりてきたのが外国人だったというケースで、外国人の場合には任意保険に未加入者である可能性が高いですし、何より言葉が通じないことも多々あり交渉も難しくなります。何より、外国人の場合には国に帰ってしまったらそれっきりで泣き寝入りするしかないということになります。
どちらにせよ面倒なことになりますが、任意保険に入ってさえいれば、最悪の場合は自分の保険で賄うことで、あとは保険会社が事故った相手に保険金の回収を行うことになり、こちらには全く手がかからないということになります。
カーシェア利用中に無保険のクルマに突っ込まれた場合はどうなるの?
ここ数年、日本で急成長しているカーシェアリングサービスですが、カーシェアリング利用中に無保険のクルマに突っ込まれた場合はどうなるのでしょうか。サービスとしては、非常に利便性の高いカーシェアですが、保険や補償内容についてもしっかりと抑えておきたいところです。
実は、カーシェアの大きなメリットの一つとして、保険内容が大変優れているというポイントがあります。レンタカーの場合も同様ですが、カーシェアの場合にも利用料金に保険料が含まれていますので、万が一の際にも安心してクルマを運転することができるようになっています。
さらに、短時間利用にメリットのあるカーシェアでは、必要な時しか運転しませんので事故に遭遇する確率も低くなり、ノンオペレーションチャージ(NOC)の補償もオプションでお安く設定することができます。
タイムズカープラスの補償内容
2017年末には、カーステーション数が10,000拠点を突破した業界断トツのシェアを誇るタイムズカープラスの補償内容はどうなっているのでしょうか?
タイムズカープラスの最大のメリットは、カーステーションの多さと利便性の高いサービスということになりますが、実は、保険の補償内容も非常に優れており、対人賠償・対物賠償・人身傷害補償は無制限となり、車両保証も時価額が補償されています。まさに至れり尽くせるという感じのサービスです。
NOC補償プランも1回の利用につき309円で利用できますので、これに加入していればノンオペレーションチャージ(NOC)も発生しません。
従って、タイムズカープラスの場合には、万が一、無保険のクルマに突っ込まれてしまった場合でも、こちらの怪我などさえなければ全く問題ないことになり、タイムズカープラスが加入している保険会社ですべて対応してもらえます。
カレコの補償内容
タイムズカープラスを猛追しているカレコでは、タイムズカープラスのサービスを強く意識したサービス内容となっていますが、保険の補償内容はどうでしょうか?カレコでも十分な補償内容が提供されており、対人補償・対物補償は無制限、人身傷害補償は6,000万円(無保険車障害2億円)となり、車両保険も時価額となります。
カレコについても、無保険車に突っ込まれた場合でもこちらにけがなどがなければ安心できるということになります。
オリックスカーシェアの補償内容
オリックスカーシェアでも十分な補償内容が提供されており、対人補償・対物補償は無制限、人身傷害は3,000万円までとなりますが、これには、搭乗者の自動車事故による怪我(後遺障害含む)および死亡につき、運転車の過失割合にかかわらず損害額が補償されます。
オリックスカーシェアについても、無保険車に突っ込まれた場合でもこちらにけがなどがなければ安心できるということになります。
非常にメリットの大きいカーシェアリングの補償内容
非常に利便性の高いカーシェアリングサービスですが、その中でも最もメリット感を感じるものの一つがカーシェアの保険の補償内容といっても良いでしょう。
マイカーの場合には、保険料金が非常に気になるところで、実際に25%以上もの人が任意保険に入っていないというデータもあるほどです。その点、カーシェアの場合には、ただでさえお得感のある利用料金の中に保険料まで含まれていますので、非常によくできたサービスであると実感できます。
レンタカーも利用料金に保険料が含まれてはいますが、免責があったり、NOCも発生しますので、保険料金はカーシェアと比べると結構割高となります。
まとめ
非常に利便性の高いサービスとして、急拡大している国内カーシェアマーケットですが、その補償内容もまた驚くほどレベルの高いサービスとなっています。
カーシェアリングサービスなら、万が一、無保険車から事故られた場合でも安心です。そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!