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利用用途に応じた車種の選び方
首都圏などでは、利用者数が急激に伸びているカーシェアですが、利用する際に車の車種を選択するという人は多いのでしょうか。
初めて利用する人の場合には、どんな車種が利用できるのかと気にする人も多いかもしれませんが、ある程度使い慣れている人の場合には、利用するステーションもほぼ同じでしょうから、何も考えずに空いている車を借りる人が大半だと思われます。
もちろん、その利用方法こそがカーシェアなのですが、ただし、実はカーシェアサービスでは結構多くの車種が提供されており、ある程度は利用目的に応じて車種を選択することも可能なのです。
いつも同じステーションで利用している人も、気が付いてみたら近くにステーションが増えたりもしていますので、どんな車が設置されているのか見ておくことも面白いかもしれません。
最も多い車種は、コンパクトカーですが、それ以外にも軽自動車、ハイブリッドカー、EV、ミニバン、輸入車などがありますので、利用用途に応じて車種を選択するという方法もおすすめです。
コスパで選ぶならどの車
レンタカーを借りる場合には、距離を走るのであれば車のレンタル料以外に燃費も気になるところで、レンタル料金は少し高くても、ハイブリッド車やEVのほうが結局安上がりになることも多くあります。
これがカーシェアの場合ですと、短時間利用の場合にはガソリン代込みとなっていることが多く、長時間利用で距離代が発生するケースでも、距離で加算されますのでここでの車の燃費は関係ないことになります。
強いて言えば、高速道路料金が安くなる怪自動車なら若干安く済ますことができるという程度です。
結局、カーシェアを利用していること自体がコスパが良いという話になるようです。
タイムズカープラスでの賢い利用法
タイムズカープラスには、2018年3月時点で約30種類の車種が提供されており、コンパクトカーからハイブリッド、EV、軽自動車、ミニバン、輸入車などが提供されています。
カーステーション数も1万拠点を突破しており、首都圏では少し歩くとタイムズカーシェアののぼりを見かけますが、その気になれば乗ってみたい車種のほとんどを利用することができますし、1人乗りのトヨタCOMSもha:moで利用することが可能です。
タイムズカープラスの賢い利用方法として、長時間パックの中の6時間パックを利用する人が多くいます。
この商品の人気は、パック商品の中で唯一ガソリン代金込みの価格設定となっており、しかも最長で6時間のショート料金を組み合わせられますので、最大で12時間ガソリン代込みのサービスで利用できます。
ちなみに、ベーシックカーのみならずプレミアカーを利用しても同一料金ですから非常にお得感のあるサービスです。
スキーに行くならオリックスがおすすめな理由
日本で初めてカーシェアサービスを開始したオリックスカーシェアでは、2018年3月時点で約26種類の車種を提供しています。
提供するのは、コンパクトカーからセダン、ワンボックス、ミニバン、SUV、ワゴン車などとなり、利用目的に応じて選択できるようになっています。
オリックスカーシェアでは、都内8拠点のいずれも駅前のカーステーションに各1台ずつ日産エクストレイル4WD(期間限定でスタッドレスタイヤ装着)が配備されており、スキーなどに行くには是非オリックスカーシェアでSUVを利用したいものです。
もともと長時間パックにも定評のあるオリックスですから、長時間利用してもリーズナブルな価格設定となっています。
デートで利用するならカレコがおすすめな理由
首都圏を中心にタイムズカープラスを猛追しているのが、三井不動産グループのカレコで業界トップの約55種類の車種を提供しています。
積極的にカーステーションの開設も行っていますが、何といってもカレコ人気の秘密は車種の多さ、しかも人気車種が非常に多いというのがポイントです。
首都圏でデート用にカーシェアを利用しようとする人なら、かなりの高い確率でカレコを選択するのではないでしょうか。
デートにカーシェアなんて、と一昔前なら言われてしまうでしょうが、それはカレコの車種のラインナップを見てから言ってくださいというところで、カーシェアサービスとは思えないような車が揃っているのです。
高級車だけでもベンツ14車種+ベンツの大型ミニバン1車種、レクサス3車種、その他にもアウディ、マツダロードスター、アルファードになんとトヨタのキャンピングカー、さらに多くのミニバン、ワゴン車、SUV、ハイブリッドカー、EVとさすがは三井グループというところでしょうか。
車種を選択するのが楽しくなるようなラインナップで、デートのみならず利用シーンに応じて利用できるところがうれしいところです。
カーシェアサービスは利用するだけから選択する時代に
カーシェアサービスというと、元々の発想としてはエコロジー的なところがあり、1台の車を複数のユーザーで利用するというものでしたが、モビリティサービスの多様化はカーシェアサービスを利用するだけのものから、選択して楽しめる時代へと進んでいるようです。
カーシェアの第1次成長期には、カーステーションの設置場所としてのコイン駐車場の役割や、利便性を高めるIT化が大きく影響していますが、今後のEV化や完全自動運転化は、さらにカーシェアマーケットを拡大させることになりそうで、カーシェアのエコの部分はそのままにして、加えて楽しめる時代になっていくのだと思われます。
今後のカーシェアの車種には、EVや自動運転車が増えていくことになるでしょうが、同じようにユーザーが乗りたいと思っているような車が増えていくことになるでしょう。
また、今は4~5人乗りの車が主流を占めていますが、今後は1人乗りの車なども多くなり、ユーザー側としては必要な車や乗りたい車を選択できるようになっていくことになります。
新規参入業者の提供するカーシェア
DeNAが提供するAnycaやモバイル最大手のドコモがカーシェア事業に新規参入したりと、自動運転時代を迎えるにあたり、モビリティサービス分野への新規参入は今後も増えていくものと思われます。
現在は、コイン駐車場というインフラを持つタイムズやカレコに有利な状況ですが、10年後には意外な新規参入組がマーケットで影響力を持っているかもしれません。
カーシェア市場は今後も成長を続けるでしょうし、大注目のマーケットです。
まとめ
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