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新型メルセデス・ベンツGLAは、『ちょうどいいサイズ』
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私の超個人的『日本国内で使いやすい最大サイズ』とは、全長×全幅が4500mm×1800mmまでと思っております。
超個人的なのであまり気にしないでくださいね。
ところで、最近の車ってとにかくデカい。大きくなりすぎてる感があります。
日本はおろか、地球は広がっていないし、道路も広くなっていないはず…というか、一朝一夕には、なりようもないし。
日本の交通事情を考えると2台乗り継いだBMWのE46型3シリーズやE90型3シリーズ、国産だといまだによく見るアルテッツァ。もうドンピシャなわけですよ。手の内に収まるサイズ感が。
さらに昨今の事情を鑑みると、見逃せないのが小型SUV市場。
これが、多少理想なサイズをはみ出しながらも全長×全幅が4500mm×1800mmに近しい数値で仕上げられています。
このディメンション、ボディサイズにメルセデス・ベンツが新たなモデルを投入してきました。それがGLB。
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『B』の車はメルセデスのラインナップにおいて、少なくともここ日本では、大ゴケするというジンクス(すみません!)は、はたして払拭できるのでしょうか?
失礼ながら何にせよ、小型ミニバンカテゴリに属するBクラスは使い勝手抜群なのにイケている…とは少々言い難いモデルとなっているようです。使い勝手というか、かっこよく言えば『パッケージング』になりますでしょうか…いずれにせよ、燃費よし、サイズよし、居住性よし、に加えて機能もよし。価格もまぁまぁ適正かなと。
しかし正直ファミリー感丸出しであり、なんか妥協の塊っぽくて…な感じという意見もちらほら? そこはかとなく、あか抜けない感じがしてしまって、少なくとも日本ではかなり人気は微妙でもあります。
一方で、今回のGLBはどうでしょうか。
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かつてのGLKの様に、スクエアなボディ形状を採用するなどキチンとオフロード感がありながらも、昨今のメルセデス方程式に基づいてデザインされた柔和なボディーライン…そして7人乗り!
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GLB、このモデルは、なんだか売れる気がします。売れる気がするってことは当然乗りたい人が多い、つまりコレ近い将来レンタカーもしくはカーシェアでも配車されると思いますよ! 予想ではカレコあたりかオリックスレンタカーあたりから出てくるのではないかと…! 期待していますよ!!
同時発表、新型メルセデス・ベンツ GLA 大きくなって再出発
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メルセデス・ベンツ GLAは小型スタイリッシュなSUVカテゴリにおけるパイオニアといっても過言ではないでしょう。
GLAって私が思うにスタイリッシュコンパクトSUVのハシりだったと思いますね。
GLA発売当時の2014年、小さ目のSUVと言われていたサイズ感のラインナップでもBMWのX1にAudiのQ3は、背の高さから機械式駐車場に入らないことが多い。(機械式駐車場規格で多いのが“全長×全幅×全高さが5050mm×1850mm×1550mm”、(X1は1575㎜、Q3は1595㎜でそれぞれ高さでアウト!)、それに初代を振り返ってみれば、小型SUVに見慣れていないことっもあり、スタイリッシュであるかと言われたら正直武骨で微妙。
そんな中シュッとした形で奥様もニコニコ。機械式駐車場もOKなSUVのGLAが発売されてタワーマンションユーザーなんかがこぞってお買い求めになられたわけでございます。
そして現在は、このサイズのカテゴリーにAudiのQ2、BMWのX2が参入。特にQ2は日本用じゃないかと思うくらいのディメンションを持っていて、4200mm×1795mm×1530mm(ナビ付車は、実はアンテナ分30㎜背が高い)という完ぺきなプロポーションだったりします。
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たとえば、購入するのに少し長い期間レンタカーなどで借りるにせよ、自分の駐車場に入れるにも全く問題のないサイズなのです。
そんな群雄割拠なライバル車状況の下、メルセデス・ベンツ GLAがフルモデルチェンジ!
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なんと、例に漏れず大きくなってしまいました。あーあ。
サイズは4415mm×1835mm×1620mm。背の伸び方は『ちょっと見ない間におおきくなったなぁ』みたいな子供レベルの成長感ですが、1575mmを超えてしまったことでGLA から 新型GLAの代替えがきかなくなるユーザーさんもかなりの確率でいらっしゃるはずです。
そんなときは、たまにカーシェア・レンタカーで借りる! 買わない選択肢が今はあるわけですから!
しかもDrive Go SearchだとGLAのレンタカーが一発検索できました。悩まないでいいのがイイですね。
最近目を引くメルセデス・ベンツのマーケティング手法
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メルセデス・ベンツと聞くと敷居が高くて…
みんなそうでしょう。大抵そうでしょう。
母は昔、幼少の私を連れて百貨店などの駐車場に入れるとき『あ、ベンツの隣空いてるけどぶつけると嫌だからやめよう』なんて言っていた位です。
私はプレミアムレンタカー等でレンタル可能なSクラスをW221・W222と所有しましたが、実は駐車中の周囲では、今もそんな会話が繰り広げられていたかもしれないですね。
現実その敷居の高さもブランド価値の一つなのですが、先代Aクラスが販売された2013年ごろからどうも様子が違います。
共通のデザインアイコンを持った顔になり、CMもアニメやCG等を使いポップでどこかとっつきやすいイメージに。そして変化した広告をみてみると、最新のGLAクラスにおいて、今回はなんと私も大好きドラえもん!!映画ドラえもん‐のび太の新恐竜がタイアップ!
新恐竜だからきっと映画内にラフロードも登場するだろうし、なるほどです!
この新たなイメージ戦略により往年のメルセデスユーザーが離れていったという噂もちらほら聞きますが…その代わり、若者受けする車とブランド広告により新たなユーザーを取り込むことにも成功。安全装置の採用にも極めて積極的で、ここはさすがメルセデスですよね。
メーカーとしての製品に対する意識改革
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話は少し変わりますが、ユーザーへの広告が改革されたこの時期、メーカーの安全性への意識改革が始まったと見受けられるのもちょうど同じ頃といえそうです。車にも表れていて、W221では前後のウインドウに『CUT』の表記があったのですがW222には無くなっている。(あれ?見落としたのかな…)
この見慣れない『CUT』の文字、実は『事故してドアが開かない時はココを切って助けろ。』のサイン。つまりこれは『メーカーがどんなに頑張っても事故は起きる。事故が起きた時どう命を救うか』という考えから『事故は絶対に起こさせない』への意識改革なのであります。きっと。
新型GLA、GLBについても先進のレーダーセーフティ―装備満載ではあります。『事故起きないっしょ。これだけ安全装備つけたから』だけの乗員が増えないことを祈ります。
なにはともあれ、デザイン、サイズが抜群に日本の道にマッチしている、新型メルセデス・ベンツのカッコいいSUVが2車種登場です。注目ではあります。はい。7月から順次納車ということで、恐らく配車されるのは、もう少し後になりそうですが、買う前に是非カーシェア・レンタカーでの試乗をお勧めしたい2台です。