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カーシェアリング

日産e-シェアモビの新しい試みとは?

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増え続ける自動車メーカーのカーシェアリングサービス

 

e-シェアモビ公式サイト

トヨタ自動車の「自動車メーカーからモビリティカンパニーへの移行」宣言は、日本国内ではある意味衝撃的なものでしたが、海外の自動車メーカーを見てみると、すでにモビリティカンパニー化しているところも多く存在します。

これまではあまり目立ちませんでしたが、ホンダや日産ではすでにカーシェアリングサービスに参入しており、トヨタについては、やっと重い腰を上げたというのが正直なところでしょう。

ただ、今回のトヨタの場合には、その本気度という点ではホンダや日産とは一線を画したものであり、試験的なサービスというイメージのあったホンダや日産のカーシェアリングサービスとは大きく異なります。

このあたりは、さすがにトヨタというところでしょうが、これを契機に日本国内でも自動車メーカーによるカーシェアリングサービスが本格的に提供されることになるでしょう。

これまでは、時間貸し駐車場を中心に発展した国内のカーシェアリングサービスですが、遂にガリバー企業が参入してくることになり、大きな変革期を迎えることになりそうです。

 

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日産e-シェアモビってご存知ですか?

e-シェアモビ公式サイト

国内カーシェアというと、時間貸し駐車場をカーステーションとすることで断トツのシェアを獲得しているタイムズカープラス方式がメインとなっていますが、そんな中で異色のサービスを展開するのが日産e-シェアモビです。

その名の通り、日産自動車が提供するカーシェアリングサービスですが、現状のタイムズカープラスなど大手3社と比べるとサービスが差別化されています。

タイムズカープラスの場合には、首都圏の駅前など、どこにでもカーステーションがあるという感じで非常に便利なのですが、最近は、クルマ(車両)の劣化など、クルマのクオリティという面においては不満を持つユーザーも多いのではないでしょうか?

タイムズカープラスよりは少しは良い感じもしますが、カレコやオリックスカーシェアにしても似たり寄ったりというところでしょう。

この点、日産e-シェアモビで提供されているのは、EVのリーフもしくはノート(セレナも登場)e-powerにに限定されており、ユーザーにとっては一度は乗ってみたいEVや評判のe-powerを体験できるという魅力のあるサービスとなっています。

加えて、他のカーシェアサービスでは距離料金が発生することもありますが、EVリーフとノートe-powerに車両を特化している日産e-シェアモビではこの距離料金が一切発生しません。これはポイント相当高いですね!

日産e-シェアモビの利用料金は、2019年4月1日より以下のように改定されています。

ベーシックプラン(月額1,000円)時間料金距離料金
コンパクト
(リーフ・ノート)
ミニバン
(セレナ)
なし
ショート利用200円/15分300円/15分
6時間パック3,500円3,500円
12時間パック7,000円7,000円
24時間パック9,000円9,200円
アーリーナイトパック(18時〜24時)2,000円2,300円
レイトナイトパック(24時〜翌6時)2,400円2,700円
ダブルナイトパック(18時〜翌6時)3,200円3,400円
ビジネスナイトパック(17時〜翌10時)3,700円3,700円
月額無料プラン時間料金距離料金
コンパクト
(リーフ・ノート)
ミニバン
(セレナ)
なし
ショート利用200円/15分400円/15分
6時間パック4,100円4,100円
12時間パック7,600円7,600円
24時間パック9,600円9,800円
アーリーナイトパック(18時〜24時)2,600円3,000円
レイトナイトパック(24時〜翌6時)3,000円3,400円
ダブルナイトパック(18時〜翌6時)3,800円4,000円
ビジネスナイトパック(17時〜翌10時)4,300円4,300円

この料金プランを見ていると、近くにカーステーションがあればぜひ利用したいと考えるカーシェア利用者は相当多いのではないでしょうか?

現在、大手3社を利用しているカーシェアユーザーからすると非常に魅力的な料金プランです。

 

海外で急増するEV専用のカーシェアリングサービス

三菱自動車公式サイト

フランスのPSAグループは、EV専用のカーシェアリングサービスを拡大していくことを発表していますが、利用されるEVはPSAグループの小型EVであるプジョー「iOn」シエトロンの「Cゼロ」となります。

これ、日本ではあまり知られていませんが、いずれも三菱自動車の「i-MiEV」のOEMバージョンとなります。

「i-MiEV」は日本の大手3社でも少しだけ提供されていますが、今回のPSAグループでは、追加で500台以上が利用されることになります。

日本の場合には、軽自動車やコンパクトカーが大人気という特殊事情がありますが、今回のフランスやシンガポールなどEVを利用したカーシェアリングサービスが急増しています。

EV「リーフ」やe-powerシリーズが提供される日産e-シェアモビは、国内におけるEVカーシェアリングサービスの先駆者となるのかもしれません。

 

日産e-シェアモビの新しい試み

新型リーフ2017.10~05
画像 – 日産自動車ニュースルーム

現在、国内カーシェア市場は、大手3社とは言いながらもタイムズカープラスのほぼ独占状態といっても過言ではないでしょう。その最大の要因が、時間貸し駐車場のタイムズの存在で、首都圏を中心とする国内カーシェア市場は時間貸し駐車場をカーステーションとすることで急成長を遂げています。

従って、これまでは新規参入したとしてもカーステーションという問題に必ず直面することになりました。ところが、ここにきてトヨタ、ホンダ、日産などの巨大企業がカーシェア市場に参入することにより、カーステーション問題も新たなステージに突入していくことになりそうです。

そんな中で、日産e-シェアモビではいくつかの新しい試みを行っており、今後の新規参入組のカーステーション対策として注目を集めています。

リコージャパンとの実証実験

リコージャパンは、日産自動車の協力のもと、脱炭素社会に向けた取り組みの一環として、リコージャパン高知支社にEV2台と充電設備を導入し、平日は営業車として、土日など休日には近隣住民や観光客向けにカーシェアリングをして活用する実証実験を2019年3月28日から2020年3月27日までの1年間行います。

カーシェアリングサービスは「日産e-シェアモビ」を利用し、クルマは日産リーフカーステーションはリコージャパン高知支社内の駐車場が利用されます。

首都圏では、オフィスビルの地下駐車場にカーステーションが設置されている例はありますが、夜間や休日には利用できないケースがほとんどです。

今回の実証実験は、特に土日に需要が多くある個人ユーザーに利用してもらうという意味では面白い試みになると考えられています。

同じような試みは、トヨタのカーシェアリングサービスでも検討されており、時間貸し駐車場以外のカーステーションとして今後普及していく可能性もありそうです。

 

まとめ

以前から、リーフやe-powerが安価に利用できるということで話題となっていた日産e-シェアモビですが、本格的にカーステーションを増やしていくようになると、現在の大手3社による市場独占状態にも変化が訪れることになるのかもしれませんね。

カーシェアユーザーとしては、新たなサービスが増えることで選択肢が多くなり、よりサービス内容もアップすることが期待できますので、非常に楽しみな話です。

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