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5シリーズがドイツ本国でLCI!
王道セダンとして有名なBMWの5シリーズは、特に大人の男性に人気のモデルです。
スタンダードな3シリーズなどのセダンと比較して、サイズもワンランク大きくプレミアムセダンとしての立ち位置が特徴です。
最近の時代の流れに違わず、ダウンサイジングエンジンを搭載しているのは、もはや常識なため、ひと昔前のように、排気量だけでクルマのサイズやステータスを
語ることは難しい時代ですが、5シリーズの排気量は総じて2,000cc以上を確保しているモデルでもあります。
ボディサイズは、1.8mを優に超えた1870mmの全幅、5mわずかに切る4985mmの全長を有しています。
その5シリーズが、2020年5月27日にドイツでマイナーチェンジ版が発表されました。
新型BMW5シリーズ、電動化へ
エココンシャスな環境性能が全盛期となっていますが、その流れは5シリーズでも顕著に見られます。
エンジンでは、ガソリン・ターボは出力特性の異なる2種類の2.0リッター直列4気筒(184ps/290Nm、252ps/350Nm)と3.0リッター直列6気筒(333ps/450Nm)、4.4リッターV型8気筒(530ps/750Nm)の計4種類がラインナップしています。
ディーゼル・ターボは2.0リッター直列4気筒(190ps/400Nm)、3.0リッター直列6気筒(286ps/650Nm)の2種類。すべてのガソリンとディーゼル・エンジン搭載車には、最高出力8kWのモーターを組み合わせた48Vマイルドハイ・ブリッド機構を一機に推し進めてきたことがトピックです。アイドリングストップから再始動においてモーターによるアシストを利用するなどし、スムーズな再始動が可能になることや、高速の追い越し加速時における電動アシストなどでも活用されるなど、最近の欧州プレミアムカーにおいてトレンドとなりつつあります。
従来型では530eセダンのみに搭載されていたプラグインハイブリッド車のラインナップも拡大され、
530eセダン、530e xDriveセダン、530eツーリング、530e xDriveツーリングの4モデルを設定しており、さらに2020年秋には545e xDriveセダンも追加される見込みです。
545eでは、最高出力286PSの直6ガソリンエンジンに対して、109PSの電気モーターを組み合わせてシステム合計出力394PSを発生させることができます。
すでに7シリーズの改良版にて投入されているものと同様の性能を達成しているようです。
ちなみにバッテリーみのでの航続距離も54~57kmと長距離電動走行に対応の見込みとなっています。
これにより、燃費という観点で見ても着実な進化を遂げていることがわかります。
新型5シリーズは運転支援システムが進化
車内の電動化、電子化についてももちろん進化した様子。
5シリーズのモデルチェンジにおいても、音声での操作ができるBMWインテリジェントパーソナルアシスタントが搭載されています。
運転中に、ナビゲーションの目的地やお気に入り音楽の再生、エアコンのコントトールといった操作を、音声だけでクルマが汲み取ってくれるデバイスが採用されたことで、より安全な使い勝手が魅力的となったようです。
また、ナビゲーションのデータを使用して車線変更が必要なタイミングを事前に察知して、簡単に車線変更を行えるようサポートしてくれるステアリング&レーンコントロールアシストも搭載されています。
BMWによると、今回の改良によって、さらに自動運転に近づいたとしています。
内外装も大きく変化
大人のセダンという印象がある5シリーズですが、マイナーチェンジとは思えないほど内外装に大きな変化をもたらしています。
それぞれの変更点は以下のようになっています。
エクステリア
フロントフェイスを見ると、幅と高さを増した大型のキドニーグリルに対してLEDが標準となっており、L字型を内蔵する細身なデザインのヘッドライトが特徴となっています。
これによって、シャープな印象を与えているのが印象的です。
単に見た目が変化しただけでなく、アダプティブコーナリングライト機能とマトリクステクノロジーによって、幻惑防止ハイビーム機能を含むBMWセレクティブビームと、ハイビームアシスタント機能を採用しているフルLEDヘッドランプ、BMWレーザーライトが全モデルにオプション設定されています。
運転する側としては、よりクリアで見やすいライトに進化させることができますし、歩行者や対向車にも優しい車とも言えます。
オプションのヘッドライトは、外側のデイランニングライトがターンインジケーターを兼ねているというのも良いですね。
リアでは装備やグレードに関係なく、より立体的で鋭角的とり、ブラックの縁取りが施されて新しいL字型デザインにリニューアルされたリアコンビネーションランプが目を引きます。
また、台形のテールパイプフィニッシャーが全車に標準装備されているので、こちらもシャープな印象があります。
インテリア
インテリアでは、基本的にキープコンセプトの様子ですが、素材などが見直されたようで、相変わらずのセンターコンソールはグロスブラックのトリムがゴージャスな感じを与えています。
手馴染みがよく、使用することで味わい深さも加わるステアリングは、運転するのが楽しくなること間違いありません。
欧州仕様では、10.25インチまたは12.3インチのコントロールディスプレイを選択可能としており、大型のディスプレイは恐らくここ日本市場においては人気となりそうな予感がします。
新たなオプション装備品として、各種調節機能を備えたMマルチファンクションシートやインテリアトリムストリップ、センサテックパーフォレーテッドトリムのシート表皮なども追加されており、ラグジュアリー感が増しているのも良いですね。
新型BMW 5シリーズ Mスポーツエディションも登場
5シリーズの登場とともに、Mスポーツパッケージと呼ばれるモデルも同時に登場しました。
従来のMスポーツというグレードに追加されたもので、空力パーツや重量と抗力係数が低減されたBMWインディビジュアル エアパフォーマンスホイール、ドニントングレーメタリックの専用カラーリングなどを採用しているのが特徴です。
走行性能が高まり、オリジナルのカラーリングでより個性的な車に仕上がっています。
全世界1,000台の台数限定で販売すると発表されており、5シリーズのマイナーチェンジ同様に注目したいですね。
ちなみに今回のマイナーチェンジ版5シリーズの日本への登場時期は、まだ未定ですが、欧州市場では7月より発売とのことですので、おそらく年末~年始あたりには日本へ登場するのではないかと思われます。
BMWのカーシェアやレンタカーも可能
5シリーズは魅力的な車ですが、高価であることには違いありません。
一回だけでもいいから運転してみたい!という方は、レンタルやカーシェアなどで運転することができます。
意外と多くの場所でレンタカーとして、カーシェアとしても利用可能です。
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