あなたは手洗い派、それとも機械洗車派
「機械洗車だと傷がつくのでは?」、もはや都市伝説とも思えるような話になっているのでしょうが、筆者も以前はサブリミナル効果を受けたようにずっとそう信じてきました。(ここでは、見えないような小さなキズは除きます)
ところが、実際に洗車機でクルマにキズが付いたという話を少なくとも最近は聞いたことがありません。それどころか、週末にガソリンスタンドに行くと洗車機の前には洗車待ちのクルマの行列ができたりしています。
都心でマンション暮らしをしていると、洗車する場所がないという事情もありますが、それ以上に大きいのは、実際に洗車機で洗ってみたところ、想像以上にきれいに洗車されキズの心配もないということを多くのドライバーが知っているからでしょうね。
それでも手洗いをする理由
最近の洗車機は非常に進化しており、水洗い、シャンプー、ワックス、コーティング、高圧洗浄など、高品質のサービスが提供されており、手洗いのように隅々まで洗うことはできないまでも、驚くほどきれいに洗車してくれます。
これはこれで非常にうれしいのですが、進化したのはサービスだけではなく料金もというところで、水洗いやシャンプー洗車なら安く洗車できますが、いろいろオプションまで選択すると、軽く2,000円以上かかったりします。
自宅に洗車スペースがあるのであれば、コストを抑えるということから手洗いを選択する人も多いと思われます。
筆者もかれこれ10年以上前、マンションの駐車場に洗車スペースがあったため、数か月に1度くらいガソリンスタンドの洗車機でコーティングをかけて、それ以外はマンションの洗車スペースで洗っていました。
洗車機を利用するのは、楽ちんですし、そこそこきれいに洗車できるのですが、何といってもコストが発生するという問題があります。
ただでさえ、高い維持費でクルマを所有しているところに、洗車コストは意外と高い維持費となってしまいます。
手洗い洗車のメリット・デメリット
手洗い洗車といっても、自分でやる場合とプロに任せる場合がありますが、プロに洗ってもらう場合には、洗車機以上にコストが発生しますので、ここでは自分で洗うケースを想定します。
手洗いするメリット
コストがほとんどかからない
自宅に洗車スペースがある場合、必要なのは水、必要な道具のみとなり、圧倒的に安く済ませることが可能です。
細かな洗車が可能
洗車機と比べた場合、より細かな洗車が可能となります。最近の洗車機は進化したといっても、細かさでは手洗いにはかないません。
洗車機を利用してもホイールなどきれいにするには手洗いも必要となりますので、最初から手洗いで洗ったほうが効率的ともいえそうです。
クルマの細かな変化に気が付く
人間の身体も、タオルで洗うのではなく手洗いすることで体の変調に気づくことがあるという話を聞いたことがありますが、クルマも同様で、手で洗うことで気づかなかった小さいキズなどを発見することもあります。
手洗いするデメリット
時間と体力が必要
正直に言えば、これがあるため洗車機を利用するという人がほとんどかもしれません。
何といっても、せっかくの休日に労力を使ってクルマを洗うということは、相当なクルマ好きでないと難しいでしょう。
個人差もあるでしょうが、手洗い洗車するのに1~2時間ほどは必要でしょうから、結構な労力が必要ですし、家族に手伝ってもらおうなどと考えると総スカンを食らってしまいます。
水とスペースが必要
そもそも論として、水とスペースが必要となります。
自宅でない限りはなかなかこれは難しくなります。近くに、コイン洗車場があればよいですが、週末は大混雑しています。
きちんと洗わないとクルマにキズをつけることも
クルマにキズが付くというのは洗車機どころか、実は手洗いの場合でも十分あり得ます。
よくある例としては、水洗いせずにいきなりスポンジでこする、硬いブラシでこする、コーティング車に合わないシャンプーを使った、などがあります。
手洗いするのもそう簡単ではありません。
機械洗車のメリット・デメリット
コストがかかる機械洗車ですが、必ずしもコストパフォーマンスが悪いということではなく、洗車という重労働を考えると十分選択肢となりますし、何より給油時についでに洗車できるという便利さもあります。
機械洗車のメリット
短時間で済む
ガソリンスタンドの洗車機であれば、給油時についでに行なえ、しかも10~15分前後で済みますので非常に魅力的です。
忙しい人には最適ですし、洗車場の少ない都心部などでは他に選択肢がないというケースもあるでしょう。
労力が少なくて済む
通常、洗車機を利用した場合、やることはガソリンスタンドで用意されていることの多いタオルを使用して拭き上げるくらいです。
ホイールの汚れをとる場合には少し労力が必要となりますが、手洗い洗車に比較したら大した問題にはならないでしょう。
回数券やプリペイドカードがある場合には割安感も
ガソリンスタンドによっては、回数券やプリペイドカードを販売しており、その場合には通常よりかなり安く洗車ができます。
手洗いの労力と洗車機のコストで悩んでいる場合、回数券やプレペードカードの使用は洗車機を選択する大きな動機となります。ガソリンスタンドもよく考えていますね。
機械洗車のデメリット
細かな部分の洗車は苦手
進化したとはいえ、さすがに手洗い洗車と比較すると細かな部分まで洗車することはできません。
例えば、ホイールなどの汚れは、一応きれいになりますが、手洗い洗車と同様のきれいさを求めるのなら、自分できれいにする必要があります。
ただし、その辺はガソリンスタンドも心得ていますので、ホイールをきれいに出来るように、ホイール用のタオルや洗浄液などを用意しているところも多くあります。
不注意でパーツが壊れる可能性も
洗車機を利用する場合には、伸ばしていたアンテナをたたんだり、正しい位置にクルマを駐車するなど、注意することがいくつかあります。
最近の洗車機は進化していますので、問題がある場合にはセンサーが感知して洗車がスタートしないことが多いです。
洗車の前には、注意事項をしっかり守って洗車する必要があります。
まとめ
マイカー所有者にとって、ある意味で最も頭の痛い問題が洗車かもしれません。
都心のマンション住まいでマイカーを所有している場合など、結構頭の痛い問題ですよね。自宅の駐車場で洗車できる場合には問題ありませんが、そうでなければ、コイン洗車場に行くか、ガソリンスタンドの洗車機を利用する、お金に余裕があればプロに任せるということになります。
その点、カーシェアユーザーになると、洗車の問題からも解放されることになります。
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