カーシェアって誰が洗車するの?
首都圏のマイカー所有者の大きな悩みの種に洗車があります。これ、結構深刻な問題で、マンション住まいの人になるとマンション駐車場の大半は機械式駐車場になっていますし、そうでないケースでも駐車場に洗車スペースが設けられているケースというのは稀です。
現状選択肢としては、ガソリンスタンドの自動洗車機を利用する、土日を利用して洗車場に行って洗車する、などとなりますが、休日は混みますし、自動洗車機を利用したり自分で洗う分にはコストは抑えられますが、お店で洗車してもらうと高くなります。
この点、カーシェアリングサービスを利用し始めると、この洗車という問題から解放され、土日もゆっくりと過ごすことができるようになります。
しかし、素朴な疑問ですが、カーシェアのクルマっていつもきれいな状態が維持されていますが、いったい誰が洗車しているのでしょうか?
カーシェアのクルマはユーザーでも洗車できる、それって自腹?
基本的には、カーシェアリングサービスのクルマは、カーシェア事業者による定期的な点検作業の際に洗車もされています。カーシェアの予約ページのところに、利用できない時間帯がでていますが、ここで点検作業や給油、洗車が行われています。
これにより、ユーザーはいつもきれいなクルマを利用することがですが、ガソリンの給油同様に、ユーザーが洗車することも可能で、天気の悪い時やマナーの悪いユーザーの後などにはクルマが汚れていることもあり、そのようなケースでは、ユーザー自身が洗車することもできます。
クルマの汚れが気になってユーザー自身で洗車した場合の支払いはどうなるのでしょうか?まさかの自腹ですか?
もちろん、そんなことはありませんが、各事業者により異なりますが、ガソリンの給油と同じように備え付けのカードが利用できますし、洗車することで割引サービスを受けることができます。
とは言うものの、洗車するのに一定の時間が発生しますので、ユーザーにとって何らかのメリットがあるというよりは、洗車による時間分が割引されるというレベルのものとなり、あくまで、シェアードサービスを利用しているユーザーとしてのエチケットという位置づけです。
各カーシェアの洗車事情をまとめてみた
タイムズカープラス
タイムズカープラスでは、クルマの洗車をした場合に15分の割引サービスを受けられます。洗車をしたら必ず利用時間内に専用フリーダイヤルまで洗車した旨の連絡をします。連絡しない場合には割引サービスは受けられません。
ガソリンを20リットル以上給油した場合にも15分の割引サービスが受けられますが、給油の場合には自動検知されますが、洗車は専用フリーダイヤルに連絡する必要があります。
尚、給油時に洗車もすると合わせて30分の割引サービスが受けられます。
ただし、アーリーナイトパックや6時間パックなどのパック利用中及びパック延長利用中には、洗車や給油しても割引サービスは受けられませんので注意が必要です。
洗車できるのは、タイムズカープラス専用給油カードが利用できるガソリンスタンドで、ENEOS、出光興産、コスモ石油、エッソ、モービル、ゼネラル、キグナス石油、太陽興産となります。
カレコ
首都圏を中心に展開し、首位を走るタイムズカープラスを猛追するカレコには、常にタイムズカープラスよりも上のサービスを提供するという特徴があり、洗車似た場合にもタイムズカープラスよりもちょっぴりお得感があります。
カレコでは、クルマに汚れが目立つ場合には給油・洗車カードを利用して上限2,000円までの洗車をすることができ、その場合には翌月以降の利用料金に充当できる500円クーポン(6か月間有効)がプレゼントされます。
タイムズカープラスは、15分の割引サービス(206円相当)ですから、カレコのほうが太っ腹なサービスです。尚、洗車した場合には、レシートに会員IDを記入して給油レシート入れに入れておく必要があります。
レシートを入れてなかった場合には、クーポンはもらえませんので注意が必要です。また、カレコでも、以前はタイムズカープラス同様にサポートセンターに連絡する必要がありましたが、現在は必要ありません。
ちなみに、カレコでは、給油についても10リットル以上で300円分のクーポン(6か月間有効)がプレゼントされますので、給油と洗車を同時に行うと何と800円分のクーポンがプレゼントされます。
カレコの給油・洗車カードが利用できるのは、ENEOS、昭和シェル、エッソ、コスモ石油、モービル、東燃ゼネラルとなります。
オリックスカーシェア
日本で初めてカーシェアビジネスを開始したのはオリックスカーシェアとなりますが、現在では、タイムズカープラスに大きく水をあけられている状況です。
2017年12月にスタートしたdカーシェアのサービスはオリックスカーシェアが提供していますが、タイムズカープラスやカレコのように時間貸し駐車場という武器を持ちませんので、戦略も異なっているようです。
オリックスカーシェアでも洗車はできますが、タイムズカープラスやカレコのように割引サービスはありません。
基本は、定期点検の際に洗車を行っているので、汚れが気になる場合には給油カードを利用して洗車しても構いませんというスタンスです。もちろん、給油した場合には申請すると15分の割引チケットがもらえます。
オリックスカーシェアの給油カードが利用できるのは、ENEOS、昭和シェル、エッソ、コスモ石油、モービル、ゼネラルとなります。
基本的には定期点検の際に清掃されている
急激に成長したカーシェアリングサービスですが、カーシェアで利用するクルマが汚れているという話を聞いたことはあまりありません。これは、基本的には、カーシェア事業者のほうが定期的に行っていおる点検時に、給油とともに洗車も行っているからでしょう。
国内のカーシェア事情として、首都圏の時間貸し駐車場を中心に発展したということもあり、比較的巡回しやすく、給油や清掃が行き届いている状況を今のところは維持できているというところでしょう。
マイカーだと、屋根付き駐車場に置いといても、すぐに汚れが目立ってしまいますが、カーシェアリングサービスを利用している人には、あまりクルマの汚れを意識したことがある人は少ないように思われます。これも、カーシェアリングのメリットの一つかもしれません。
まとめ
カーシェアリングのクルマっていつでもきれいに維持されていますが、これは定期的な点検などで給油と洗車が行われているからです。
汚れが目立つ場合には、ユーザーが給油カードを利用して洗車することができますが、カレコ、タイムズカープラスだと割引サービスを受けられます。カーシェアですから、汚れが目立つ際には、次に利用するユーザーのことを考えて、なるべくなら洗車しておきたいところです。
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