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カーシェアリング

知っておきたい、高速道路でのトラブル対処法

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いざという時に慌てないで済むように

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平成の時代も残りわずかとなってきましたが、多くの方が待ち焦がれている2019年のゴールデンウイークも近づいてきました。今年は最大10連休ということで、なにかと予定を立てる人も例年よりも多いと思われます。

普段はそれほど運転しないというカーシェアユーザーの中にも、ゴールデンウイークには高速道路を利用する機会が増えることになるでしょうが、いざという時に慌てないで済むように、高速道路でのトラブル発生時の対処方法をしっかりと知っておきたいところです。

高速道路で発生しそうなトラブルとその対処法をを頻出順に見ていきましょう。

 

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高速道路走行中にパンク、故障、事故が発生した場合

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一般道とは違い、高速道路では危険がいっぱいです。パンク、故障、事故等で本線上や路肩に出た場合に思わぬ事故に巻き込まれてしまう可能性があります。

事故、故障、パンクだから仕方がなく車外に出るしかないだろうと考えがちですが、このようなケースで人がはねられる事故が多発しています。その発生原因の多くは、高速道路上ということでクルマが停車していることに気づかなかったというものなのです。

大型トラックの場合などは、アイポイントが高いためにスピード感覚がつかみづらく、高速道路上で一般のクルマが停車していることに気づいてからブレーキを踏んでも間に合わないことがあるのです。

車外へ避難中、待機中、事故当事者同士で話し合い中、通報中、路肩での修理中、パンクによるタイヤ交換中などは特に注意が必要となります。

では、正確にはどのように対処したらよいのでしょう。

1.絶対に歩き回らない

2.後続車に合図する(ハザードランプ点灯、発煙筒着火、停止標示機材設置)

3.安全な場所に避難(クルマの周りに立たない、車内に残らない)

4.避難してから通報する(110番、非常電話、道路緊急ダイヤル#9910)

パンクや故障でレッカー会社に連絡したり、自分で対処できる場合でも、安全な場所へ避難したうえで通報します。通報すると、情報版に故障車が停車していることが表示され、後続車に注意を促すとともに、状況に応じては高速隊や交通管理隊が現地に赴いて車線規制を行います。

 

落下物を発見・落下物にぶつかった場合

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実際に高速道路を走っていると、非常に多いのが落下物の注意情報です。それもそのはずで、NEXCO中日本の2016年の調査によると、1年間での落下物の処理件数は約65,500件にも及びます。

2016年の落下物の内訳は、ビニール・プラスチック・布類(毛布やシートなど)が約25,400件、自動車部品(タイヤなど)が約8,900件、木材類(角材など)が6約,900件、動物の死骸(ロードキル)が約6,900件、その他17,400件となっています。

落下物をそのままにしておくと渋滞の原因となったり、後続車の事故を誘発してしまう可能性もあり、発見したりぶつかってしまった場合にはすみやかに通報しましょう。

通報すると直ちに情報版に落下物注意の情報提供が行われます。落下物注意の情報を見たら、スピードを落として注意して走行しましょう。

落下物を発見したら、以下の方法で通報しましょう。

1.非常電話から通報:非常電話は本線上の1kmおき、トンネル内200mおき、インターチェンジ、サービスエリア(SA)、パーキングエリア(PA)、バスストップ、非常駐車帯に設置されています。

2.料金所やPA/SAの係員に伝える

3.道路緊急ダイヤル(#9910)から通報:同乗者がいる場合には24時間無料の道路緊急ダイヤルで通報しましょう。

ちなみに、落下物は道路交通法第75条の10で、落とした人の責任となります。

 

逆走車を発見!逆走してしまった

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逆走車には、故意のものと過失のものがありますが、例えば、お互いが80kmで走っていた場合には相対速度は160km前後になります。そのため、逆走車の存在を確認してから減速しても間に合わないケースが多く、大事故につながることになります。

情報版で逆走車の存在が表示されていれば、十分注意することで避けることも可能でしょうが、突然目の前に現れた場合には対応することはほとんど難しくなります。

逆走車を発見したら以下のように行動します。

1.発見したら通報する:最寄りのSA/PAの非常電話や料金所の係員に申し出、同乗者がいる場合には110番通報

2.情報を聞いたら速度を落とす:逆走車は追い越し車線を走行する傾向があります。情報版などで情報を見聞きしたら、速度を落として十分な車間距離を取り、前方を注意して走行します。

3.前方に逆走車を発見したら停車する:路肩等の安全な場所に停車して衝突を避けます。

また、万が一、逆走してしまった場合には、周囲を確認したうえでハザードランプを点滅させ、安全な場所に停車、避難したうえで速やかに110番や非常電話などで通報します。

 

トンネル内で火災が発生

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もしも、高速道路のトンネル内で火災が発生していたら、どう対処すればよいのでしょう。

映画の世界ならば、すぐに爆発してしまいますから緊急避難ということになりますが、実際には小規模な火災も多く発生しています。

トンネル内での火災を発見したら、通報装置や非常電話で通報し、可能な範囲で初期消火を試みましょう。

1.押しボタン式通報装置(高速トンネル内の50mおきに設置されています)、もしくは非常電話(200mおき)で通報します。

2.可能な範囲で初期消火を試みます:50m間隔に消火器が2本ずつ設置されています。油類の初期消火には消火器は非常に有効です。

3.消火栓の設置されているトンネル内では、消火栓を利用して消火を試みます。

4.火災が拡大して手に負えなくなったらすみやかに避難します。トンネル内のスピーカー、ラジオ再放送を通じて情報や指示が流されるので、そのとおりに落ち着いて行動してください。また、煙は温度が下がると降下します。煙にまかれないよう煙の流れを見て非常口の方向を確認してください。

 

料金所でETCの開閉バーが開かない

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車載器へのカードの挿し忘れや通信異常などで開閉バーが開かないということもありえます。開閉バーが開かない場合には、次のように対処します。

1.絶対にクルマをバックさせない:追突事故の原因となりますので絶対にクルマはバックさせずにその場に停車します。

2.後続車へ合図をおこない係員を呼び出します:追突防止のためにハザードランプを点灯し、慌てずにその場で停車します。その後、レーンに設置されているインターフォンや呼び出しブザーなどで係員に連絡し指示に従います。

 

高速道路走行中に地震が発生

これからの時代、この可能性は結構高いかもしれませんね。

高速道路を走行中に地震が発生した場合には、以下のように対処します。

1.決して急ブレーキをかけずに、ゆっくりと減速し、慌てずに左側路肩に停車してエンジンを切ります。

2.長大のり面の下やトンネルの坑口付近では、震度によっては崩落の恐れがありますので、極力その場は避けて停車します。

3.高速道路では計測震度4.5(震度5弱に相当します)以上で通行止めをおこない、道路の点検がおこなわれます。

4.大地震の際には、本線車道は緊急車両が通行することになります。

5.休憩施設で強い地震に遭遇した場合には、係員の避難誘導に従います。

 

SA(サービスエリア)に忘れ物をした

WiKi

SA(サービスエリア)がテーマパーク化しつつある昨今ですから、今後はこのケースも増えるでしょうね。

サービスエリアに忘れ物をした場合には、最寄りの警察署、もしくは、利用したSA/PAのエリア・コンシェルジュ、店舗まで相談します。

遺失物は、一度預かったうえで最寄りの警察署に届けられます。

 

まとめ

ゴールデンウイークなどでは、カーシェアユーザーの多くが高速道路を利用する機会が増えるでしょう。ベテランドライバーなら心配ないかもしれませんが、たまにしか運転しないという人は、高速道路でのトラブル対処法を頭に入れておくとよいですね!

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