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カーシェアリング

見えてきた!大手カーシェアサービスと個人間カーシェアの違いとは?

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C2C時代を反映する個人間カーシェアの登場

pexels

ここ数年世間を何かと騒がせている仮想通貨に投資したことがある方はいらっしゃるでしょうか?

仮想通貨にもいくつかの種類があるのですが、最も有名なビットコインの場合には決済系のバーチャルマネーのことで、これまでは送金の際には銀行などの仲介者が存在しましたが、この仲介者の存在を取っ払って、高速かつ安価な送金サービスを実現させようというプロジェクトです。

この仲介者の存在をなくすというのが、まさしくC2Cビジネスとなり、次世代の巨大なマーケットとして注目されているのはご存知の通りです。

カーシェアリングサービスでいえば、個人間カーシェアリングサービスのことで、日本でもDeNAのAnycaドコモが提供するdカーシェアが登場しています。

今後は急拡大することが期待されている個人間カーシェアマーケットですが、日本国内においては、現在大手3社を中心に事業者の提供するカーシェアリングサービスが急成長というところです。

この両者は、今後どのような展開を見せるのでしょうか?

 

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個人間カーシェアの利用用途とは

インフォグラフィック「データで見るAnyca (エニカ) の今」

カーシェアリングサービスとしては、タイムズカープラス、カレコ、オリックスカーシェアなどの事業者の提供するサービス個人間カーシェアバッティングしそうな気もするのですが現状はどうでしょう。

Anycaを運営するDeNAが公表した資料(2017年度の利用状況)を見ると、意外にもビジネスとしてはそれほど顧客ニーズが被っていないことが伺えしれます。

Anycaでの利用回数ランキングを見てみると、1位にBMW3シリーズ(552回)、2位にポルシェのカイエン(494回)、3位にトヨタのアルファード(343回)となっており、上位にランキングされているのは、一般的にも人気車種となる高級輸入車とミニバンとなっています。

つまり、個人間カーシェアで利用されているのは、買い物や送迎などでの利用用途となるコンパクトカーやエコカーというよりは、デートやグループ旅行、家族旅行などで利用されることが多いようです。

通常は、レンタカーで利用するような車種で、レンタカー会社で借りるとそこそこの料金となるが、個人間カーシェアならリーズナブルな価格で借りられるという点に、利用者は魅力を感じているようです。

 

短時間利用に最大のメリットがあるカーシェアと個人間カーシェアの違い

photoAC

大手3社と呼ばれるカーシェア事業者では、提供されているクルマの多くはコンパクトカーとなっており、個人間カーシェアで人気の高級輸入車やミニバンが主力となっているわけではありません。

特に圧倒的なシェアを誇るタイムズカープラスの場合には、ほぼほぼコンパクトカーが提供されているという状況で、個人間カーシェアは最大手のタイムズカープラスが手を出していない隙間の部分にはまり込んだというところでしょうか。

カレコのように高級輸入車やミニバンに力を入れているカーシェア事業者もありますが、数がそれほど多いわけでもありませんので、個人間カーシェアとバッティングするには至っていないのでしょう。

こうして見てみると、短時間利用に最大のメリットのある事業者の提供するカーシェアと高級輸入車やミニバンが人気の個人カーシェアには大きな違いが存在していることが見えてきます。

 

個人間カーシェアで提供側にメリットのある車種とは

トヨタ・ノア
http://newsroom.toyota.co.jp

C2Cの個人間カーシェアが今後マーケットを拡大させていくためには、利用者であるCとともに、クルマを提供する側のオーナーであるCにとっても魅力のあるマーケットであることが重要です。

Anycaを運営するDeNAでは、2017年度に利用された車種の維持費軽減率のランキングを公開しています。

これによると、クルマを提供する側のオーナーにとって、最もメリットのある(維持費軽減率の高い)クルマの断トツ1位はトヨタのノアで、シェア利用回数149回、月間平均維持費20,545円に対して、月間平均受取額が20,163円と1台当たりの維持費軽減率は何と98%となっています。

同様に、2位はトヨタのアルファードで79%、3位はレクサスのRXで76%、4位は日産エルグランドの69%、5位はホンダのステップワゴンと、ミニバンが上位を占めています。

アルファードは、利用回数ランキングでも343回の3位に食い込んでいますので、個人間カーシェアでクルマを提供しているオーナーにとっては最も安心できる車といってよいかもしれません。

 

若者のクルマ離れの要因と個人間カーシェア

車と電卓
https://www.photo-ac.com/

日本自動車工業会の調べでは、若者がクルマを買いたくない理由として、駐車場代が今まで以上に掛かるなどの維持費の高さがあげられています。さらに、購入しても年間で見たクルマを運転する稼働率は約3%前後と、実に97%前後は駐車場に眠っているという事実があります。

つまり、若者に代表されるクルマ離れの大きな要因となっている問題点が、個人間カーシェアを利用する(オーナーになる)ことである程度は解消される可能性があるわけです。

もちろん、若者みんながトヨタのノアを購入することはありませんが、ガソリン代や税金などを個人間カーシェアからの収入で賄うことができれば、クルマ離れ現象の解消に一役買ってしまう可能性すらでてくるでしょう。

 

カーシェア利用からクルマを購入するケースも増えてきている

これまで、カーシェアのユーザーというと、マイカーを売却してカーシェアを利用することで大きなコスト削減ができたというメリットが語られることが多かったのですが、最近では、クルマをそれほど運転しなかったドライバーが、カーシェア利用からクルマを購入するケースも増えてきているようです。

カーシェアを利用してみて、クルマのある生活の便利さを再確認して新車でなくても中古車を購入するケースなどが増えており、現に、最大手のタイムズカープラスでは自社のカーシェアやレンタカーで使ったクルマを特別価格での販売も行っているほどです。

将来的には、タイムズカープラスやカレコ、オリックスカーシェアでカーシェアを利用してみたらあまりにも便利なのでマイカーを購入したくなった。

とは言え、クルマの維持費は気になっていたのだが、個人間カーシェアを利用することで維持費を抑えよう、というユーザーも出てくるかもしれませんね。いや、もう出ているでしょう。

 

まとめ

一見すると、バッティングしそうな事業者の提供するカーシェアと個人間カーシェアですが、中身を見てみると、利用するユーザー層が異なっているようです。

それどころか、カーシェアを利用するユーザーが増えることが、若者を中心とするクルマ離れ現象に一役買っているのではと思われてきます。トヨタがカーシェアを開始するというのもこのような理由からかもしれませんね。

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