最も安いカーシェア・レンタカーを検索
カーシェアリング

【ターレー】豊洲市場の必須乗り物ターレットトラックってなに?

シェアする

遂に動き出す豊洲市場

大もめにもめた築地市場からの移転ですが、2018年10月11日から豊洲市場からの取引が開始されました。結局、盛り土の話はどうなったのよ、と思う人も多そうですが、とにもかくにも無事に取引が開始されたようで一安心というところです。一日も早く築地市場のように活気あふれる市場になるとよいですね。

さて、築地市場というと、市場で利用されている独特の乗り物がありしたが、今回の移転に際しても築地から豊洲まで運転(最高速度j時速15km)して移動しており、何だかデモンストレーションを見ているようでしたが、この荷物を運ぶ際に使われている市場の乗り物はターレットトラックと呼ばれます。

今回は、このターレットトラックについて徹底解説していきます。

 

カレコ 新バナー

豊洲市場の必至乗り物ターレットトラックとは

WiKi

ターレットトラックとは、円筒形の動力部が360度回転する運搬車の総称で、小回りが利くことから卸売市場、工場、倉庫、鉄道駅の構内などで広く利用されています。ターレットとは、円筒形の動力部が建築様式のタレットに似ていることからこう呼ばれています。

一般には、ターレット、ターレ、ターレーと略して呼ばれることが多く、市場関係者の間では「ぱたぱた」または「ばたばた」と呼ぶ場合もあります。

荷役用として使われるターレットの定員は1名で、通常はターレット後部に立った姿勢で運転操作を行います。燃料は、ガソリンエンジンを搭載した機種の他に、生鮮食品を扱う現場などでは、低公害の天然ガスを燃料とするエンジンを搭載した機種が使われることが多くなります。

市場構内や冷凍設備を備えた倉庫では排気ガスを出さない電動式の機種が限定して用いられることもあります。ただし、電動式は充電時間が長く、1回の充電で利用できる時間が短いため、2006年から燃料電池を搭載した機種の開発が進められています。

ターレットトラックは、日本の道路交通上はほとんどの機種が小型特殊自動車として登録が可能で、登録すれば公道走行も可能となります。

夜間になると無法地帯だった築地市場周辺

ターレットトラックは、小型特殊自動車として登録することで公道走行も可能となるというのは前述の通りですが、築地市場時代に思い出されるのは、大型トラックの多さと無数のターレットトラックです。特に、夜間になると、大型トラックは市場外の新大橋通などで荷下ろしすることも多く、多くのターレットトラックも新大橋通りで作業を行っていました

ここは特殊な場所ということで認知されていたということもあるのでしょうが、初めて築地市場付近を夜間に走行するドライバーには驚いた人も多いと思われます。タクシーのドライバーさんなどの中には、市場が休みの日以外は近づきたくないという人も多かったようです。

豊洲に移転したことで、築地市場を夜間に走行することのあるドライバーさんたちは安堵していることと思われますが、今度は豊洲の夜間の交通状況が気になるところです。場所的には、築地ほどは走行する人は少ないかもしれませんが、今や豊洲も人気のマンション街となっており、それなりの賑わいを見せています。

 

意外と多いターレットトラックの事故

WiKi

ターレットトラックは、小型特殊自動車として登録すれば公道走行ができるものの、最高時速は15kmほどですから、公道走行用に作られているわけではなくあくまで作業用のものです。

小回りも効いて時速も15km前後ということで安全な乗り物と考える人が多いでしょうが、実は、ターレットトラックは事故が多いことでも知られています。築地時代の夜間の無法地帯を体感したことのある人なら、そりゃそうでしょうと納得される方も多いはずです。

乗り物自体は、安全な設計になっているのですが、何せ夜間作業で時間に追われて作業を行っていますので、無理な運転もある程度はやむを得ないというところなのでしょう。特に、築地市場という狭いエリアでの作業にはそういう意味での限界もあったと思われます。

ちなみに、登録されているターレットトラックの数は2,000台以上となっていますので、それが狭い築地市場で使われたいたわけですから事故が起こるのも当然というところでしょう。

事故件数は、年間400件以上ともいわれており、そのうちの半数が人身事故となっています。過去には死亡事故も発生しており、都心中心部にある観光名所と言う表の顔とはうらはらの、無法地帯と化していたのです。

築地警察署には、ほぼ毎日事故の一報が入っているようですが、築地市場は東京都の所有する土地となりますので、原則的には警察の管轄外となります。もちろん、事故の一報が入ると警察官は現場にはいきますが事故証明は出さずに、現場で東京都に所属する警備員に引き継ぐそうです。

ターレットトラックには自賠責保険の加入が義務付けられていますが、基本的には物損事故には保険金は出ませんし、私有地での事故には人身事故でも保険金はおりないことになっています。また、任意で加入する保険についても、種類によっては私有地での事故には対応していません。

 

豊洲市場での問題解決が期待されます

WiKi

築地ブランドの問題や盛り土問題など、多くの問題が指摘されている豊洲市場ですが、場所的には築地よりも少しばかり都心から離れますし、夜間の交通量なども考えると安全面ではターレットトラックによる事故件数が減少することが期待されます。

設備についても最新のものが備えられていますので、職場環境も相当改善されるでしょうし、作業もやりやすくなるのではないでしょうか。土壌汚染問題も結果的には問題がないようです。

まだ、移転したばかりで結果が出るのは相当先になるでしょうが、私たちの食生活を支えてくれている卸売市場が安全であり、作業しやすい環境になることを強く願いたいものです。

 

まとめ

豊洲市場でも活躍が期待されるターレットトラックは、時速15kmほどで走り小回りも聞くことから市場関係者から重宝されており、現時点で登録されているだけでも2,000台を超えるほどとなっています。ターレットトラックは小型特殊自動車として登録すると公道走行も可能となり、市場内ばかりでなく、築地の新大橋通などでも走っている姿がよく見られました。

しかし、便利な反面、狭い築地市場では事故も多く、時速15kmしか出ないにもかかわらず過去には死亡事故も発生しています。豊洲市場に移転したことで、ターレットトラックによる事故が減ることを多くの人たちが期待します。

東京都中央区の築地近くにも多くのカーステーションが設置されています。近年、タワーマンションが多く建設され人口も急増しており、カーシェアのニーズも高まっています。以前は、築地近くを走ることは普段はあまり運転しない人が多いカーシェアユーザにとっては、特に夜間は少々難易度の高いものでしたが、これからは安心して運転できるようになります。

そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

 

 

シェアする
お近くのカーシェアが最安1時間540円〜

カレコ 新バナー