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カーシェアに忘れ物をしてしまった、さてどうする?

短時間利用に最大のメリット感があるカーシェアでは、本当に使いたいときに気軽に利用できるのですが、あまりにも便利に利用できるので、ついついやってしまいがちなのが忘れ物です。
サングラス、傘からスマホやカバンなど、うっかり忘れから、落としたことに気づかずに忘れてしまうケースまで様々ありますが、カーシェア返却後に忘れ物に気づいた場合にはどうすれば良いのでしょうか。
カーシェアリングとは、言うまでもなくクルマを複数のユーザーでシェアして利用するシステムですから、忘れ物というのは意外と大きな問題であり、実は、カーシェアリング事業者のほうでも、驚くほど便利なシステムが用意されているのです。
従って、返却後に忘れ物に気づいた場合でも、慌てずに対処することでほとんどのケースでは問題解決するでしょう。ただし、いくつかの注意点もありますので、そこは注意しておきたいところです。
カーシェア返却後すぐに忘れ物に気づいた場合

複数のユーザーがシェアするカーシェアリングでは、忘れ物は避けることのできない問題であり、カーシェア事業者のほうでもしっかりとした対応をとっているのですが、国内最大手のタイムズカープラスのケースで説明します。
カーシェアに忘れ物をするケースとしては、カーステーションからほど近いはずの自宅に帰ってから「あっ、○○がない!」と気づくことが多く、その場合、カーステーションに戻ってクルマの中に忘れ物があることを確認できれば、実は、その場でドアを解錠して忘れ物を取り出すことができます。
タイムズカープラスでは、クルマ返却の15秒後からカードリーダーが点滅し始め、点滅している間であれば1回だけカードをかざすことで解錠できるようになっているのです。つまり、慌てることは無く、他のユーザーが利用していなければ高い確率で忘れ物は回収することができるようになっています。
ただし注意点としては、返却後1時間を経過するとカードをかざしても解錠できなくなります。また、1時間以内であっても次の予約が入っている場合には解錠できません。忘れ物回収中に次の予約が入ると、3分後に自動でドアが施錠されてしまいますので、早目に回収しましょう。
忘れ物回収中には、クルマのエンジンをかけることはできません。また、回収後はドアを閉めても施錠できませんが、30分後に自動で施錠するようになっています。
初めてカーシェアに忘れ物をした場合には、ほとんどの人はサポートセンターに連絡するでしょうが、上記内容を懇切丁寧に教えてくれるはずです。
返却から数日後に忘れ物に気づいた場合

忘れ物の多くは、自宅に帰ってからすぐに気づくことが多く、返却後1時間以内であればスムーズに回収できる可能性が高いのですが、返却後1時間以上経過してから気づいた場合や数日後に気づいたケースではどうすればよいのでしょうか。
この場合、すでにカードで解錠することはできませんので、ほとんどの方は困ってしまってサポートデンターに連絡するでしょうが、おすすめの方法は、とりあえずカーステーションが近くにあれば忘れ物をしたクルマに予約を入れて確認してみることです。
タイムズカープラスでは、予約時間の15分前からクルマを利用することができますので、予約時間の15分前にカーステーションに行き、クルマを解錠して中を調べてみましょう。15分あれば忘れ物を探すには十分な時間ですし、無事に忘れ物を回収できれば予約時間前にカードで施錠すれば料金は発生しません。
もちろん、この方法は、サポートセンターに連絡するのが面倒だと感じる人におすすめな方法で、実際にサポートセンターに連絡すると、リモート解錠してくれるようで、その間に忘れ物を回収することになります。
カーシェアで忘れ物をした場合の注意点
普通、忘れ物というと、JRや地下鉄での忘れ物のように、忘れ物専用窓口があってそこに連絡して解決することを考えますが、残念ながら、カーシェアリングにはそのようなサービスは存在していません。つまり、忘れ物をカーシェア事業者が保管してくれるケースというのはほとんどないのです。
カーシェアリングというビジネスモデルを考えれば、当然といえばそれまでですが、公共サービスになれているとついつい「忘れ物窓口もないのかよ」とも言いたくはなりますが、シェアードサービスですし、利用したクルマもカーステーションに設置してあるクルマに限定されますので、致し方ないところでもあります。
ただし、忘れ物があることを他のユーザーから報告を受けた場合には、情報は管理していますので、忘れ物をしたユーザーが特定できそうなケースでは、連絡してもらえることもあるようです。
高級品を忘れてしまい緊急対応したい場合

レアケースですが、ブランド物などの高額な高級品を忘れてしまった場合には、多少コストがかかっても緊急に対処したいと考える人も多いでしょうが、その場合には対応してもらえるのでしょうか。
高額商品を忘れてしまうというのは自己責任以外の何物でもないと思われますが、タイムズカープラスの公式HPではケースバイケースで対応してもらえることもあるようです。
ただし、緊急で手配する場合には、タイムズカープラスのほうで移動しているクルマを停止して、そのクルマのもとに出向いて回収することになりますので、そのための実費と営業補償料金を請求されることになります。
また、旅先の観光地などでカーシェアを利用した場合の忘れ物についても同様の対応はしてもらえることになりますが、この場合でも少なからず実費が請求されることになります。それほど高額なものでなければ、買い替えたほうが安上がりかもしれません。
カーシェア利用中に忘れ物を発見した場合
逆に、カーシェア利用中に他のユーザーの忘れ物を発見した場合には、どう対処すればよいのでしょうか。ヘビーユーザーにもなると稀にはこのようなことを経験することもあるでしょう。
タイムズカープラスの公式HPでは、忘れ物を発見した場合にはサポートセンターまで連絡してほしい旨記載されていますので、自分が忘れ物をすることもあるでしょうから、シェアードサービスを利用しているという精神から連絡するようにしたいものです。
まとめ
カーシェアで忘れ物をした場合には、すぐに気づいた場合には回収できる可能性は非常に高いですし、時間がかかった場合でもサポートセンターに連絡するか、クルマの中に忘れ物を確認できれば自分で予約して回収することができます。
シェアードサービスですから、忘れ物についてもユーザー同士で協力し合ってよりよりサービスにしていきたいものです。
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