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黄砂や花粉が舞う季節
この季節になると花粉症で悩まされる人が急激に増えますが、実は影響を受けるのは人間だけではなく、大切な愛車にも黄砂や花粉が影響を及ぼしていることをご存知でしょうか?
個人的には、何故これほど国民的な問題になっているにもかかわらず、杉の木を伐採しまくらないのかと考えたりするのですが、それにはそれなり(伐採できない)の理由があるようです。
とは言え、花粉症で体調を崩す人は驚くほど増えていますし、愛車にも影響を与えているなんて、大変な時代になったものです。
ということで、人間の花粉症対策はお金さえ出せばいろんな方法がありますが、ここでは、大切な愛車守るための、黄砂・花粉対策を解説します。
花粉と黄砂がクルマに与える影響とは
この季節、屋外にクルマを駐車していたら、クルマのボディやガラスにうっすらと黄色い粉がかかっていたということもあるでしょうが、それは花粉です。黒や濃い系の色のクルマなら結構目立ちやすいはずです。
厄介なことに、花粉は雨などにぬれたりすると花粉の中からべクチンというネバネバ液が染み出し、塗装やコーティング被膜に付着して、そのまま乾燥させてしまったりすると小さな無数のシミとなります。
また、この時期に花粉とともに注意したいのが、中国からわざわざ偏西風に乗って飛んでくる黄砂で、ピークは4月ごろです。ひどい場合には、ひと雨浴びただけでもボディが白っぽくなったりします。
また黄砂も厄介なことには、放置するとザラザラこすれてキズになることもありますし、塗装やコーティング被膜がダメージを受けてしまうこともあります。
花粉対策の洗車でやってはいけないこと
花粉がついたら大変だということで、すぐに洗車をと考えるでしょうが、首都圏では洗車場を探すのにも苦労するほどで、ほとんどのケースではガソリンスタンドの洗車機を利用することになりがちです。
花粉や黄砂対策の洗車には、気をつけておかなければならないことがあります。
花粉や黄砂は、紫外線や雨(酸性雨)で酸化しています。酸化を放置してしまうと、ボディコーティングが弱くなり塗装が傷んでしまいます。
やがては塗装の浸食に進むボディの艶を消してしまいます。花粉や黄砂が飛んでくるこの時期にはこまめな洗車を心がけるとともに、特に雨の後にはなるべく早く洗車するようにしたいところです。
ただし、花粉や黄砂だと思って、やみくもにごしごしと擦って洗ってはいけません。かえってキズの要因となってしまいます。また、当たり前ですが、花粉や黄砂が落ちていない状態でのワックスがけも厳禁です。しっかりと洗車した後にワックスがけをしましょう。
花粉・黄砂対策の正しい洗車方法
水洗い
「とにかく、早く花粉や黄砂を取り除きたい」という気持ちでごしごし擦ってはいけません。
まずは、大量の水をかけてゆっくり洗車します。そうして付着した花粉や黄砂を洗い流します。
シャンプー洗車
カーシャンプーを泡立てて丁寧に洗います。洗車の際に使うシャンプーは、ボディのことも考慮するなら、研磨剤や艶出し剤の入っていない中性のカーシャンプーがおすすめです。
カーショップや通販などで、花粉・黄砂対策用のシャンプーを売ったりしています。それらを利用するのも良いでしょう。
拭き上げ
シャンプーで洗い流したら、マイクロファイバー等のクロスで水分をしっかり拭き取れば洗車完了です。拭き上げは、時間をかけずに速やかに行うのがポイントとなります。
ワックスよりも簡易コーティングがおすすめ
洗車が完了したら、簡易コーティングやワックスがけを行います。ここで注意したいのは、ワックスがけすると静電気が発生してしまい、花粉を呼び寄せてしまうかもしれないということです。できれば、静電気の発生しない簡易コーティングのほうがよいでしょう。
ガソリンスタンドなどの洗車機を利用しても良いの?
前述のように、首都圏などでは洗車場を探すのも一苦労で、あったとしても土日などは混雑しているケースもあります。手っ取り早い方法としては、ガソリンスタンドの洗車機なら利用しやすいですしコストパもよいです。花粉・黄砂対策として、洗車機の利用はOKなのでしょうか?
多くの人が疑問を持つことで、できることなら手洗いがおすすめですが、物理的に難しい場合には洗車機の利用でもよいでしょう。
ただし、黄砂がついてしまっている状態での洗車機利用はお勧めできません。理由は、黄砂が固まっているタイミングで洗車機に入れると、洗車機の水圧で傷ついてしまう可能性があるからです。
まだ、初期段階の黄砂のつき始めや塊になるかならないかのタイミングであれば、洗車機での洗車も有効です。
洗車機を利用する場合には、簡単に水洗い洗車をしてから洗車機を利用することをお勧めします。表面上の黄砂を落としておくだけでも、傷がつきにくくなります。
洗車機の中にはいろんなコースのあるものもありますので、最適なコースを選ぶようにしましょう。
カーシェアのクルマに花粉や黄砂が目立つ場合はどうする?
カーシェアリングサービスのクルマに花粉や黄砂が付着している場合にはどうすれば良いのでしょうか?
通常は、汚れが目だつ場合には、クルマに備え付けられているカードを利用して、ガソリンスタンドで洗車しますが、黄砂や花粉の場合には洗車してよいものかどうか迷ってしまいますよね。
明らかに花粉であると思えば通常の洗車でよいでしょうが、黄砂と思われる際には、サービスセンターにその旨連絡しておくとよいでしょう。
カーシェアの事業者では、定期的に清掃などでカーステーションに担当者(業者の方)が回っていますので、その際に、黄砂・花粉対策をやってくれます。
カーシェアのクルマはいつもきれいな状態であることが多いのは、定期的に清掃されているからです。
まとめ
花粉や黄砂によるトラブルの防止には、とにかくこまめに洗車することが大切です。またすぐに汚れるから、まとめて洗車しようと考えがちですが、花粉や黄砂対策ではこのような少しのさぼりが大切なクルマを痛めてしまう要因となります。綺麗なボディで長く乗ってあげるようにしたいものです。
カーシェアユーザーの場合には、洗車を気にする必要もありませんので本当に楽ちんですね!とは言え、シェアリングサービスですから、汚れが気になる場合にはガソリンスタンドで洗車するようにしましょう。
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