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カーシェアリング

dカーシェアのマイカーシェア(個人間カーシェア)ってどうよ!

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鳴り物入りで登場したdカーシェアの現状は!

 

2017年12月、急成長するカーシェア業界に、日本経済をけん引するといっても言い過ぎではないモバイル最大手のドコモがまさかの参入となりました。

ドコモがどこまで本気なのか、当時はさまざまな憶測が噂されていましたが、サービス開始後1年以上が経過した現状はどのような状況なのでしょうか?

ドコモの提供するdカーシェアの大きな特徴は、タイムズカープラス、カレコ、オリックスカーシェアなどの既存の事業者によるカーシェアサービスとは異なり、事業者によるカーシェア、個人間カーシェア、レンタカーという3つのモビリティサービスを提供するというものでした。

このうち、dカーシェアが自らサービスを提供するのは、個人間カーシェア(マイカーシェア)だけであり、一般的なカーシェアはオリックスカーシェア(当初)のサービスであり、レンタカーも提携先の大手レンタカー会社を利用するというものでした。

このことから、ドコモはどこまで本気なのかという噂が囁かれていたのですが、ドコモの狙いは、これらのビジネスでトップシェアを目指すというよりも、モビリティサービスのプラットフォームを目指すというものであったと思われます。

 

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dカーシェアの評判はどう?

photoAC

 

動画を見るとよく理解できると思われますが、dカーシェアのサービスとは、モビリティサービスの提供というよりは、前述のようにモビリティサービスのプラットフォームとしてのサービスであり、日経新聞などが報じた「ドコモ、カーシェア業界参入!」というニュースとは少しばかり異なるようです。

2018年11月には、カーシェアリングサービスとして、これまでのオリックスカーシェアに加えて、カレコとカリテコも追加で利用できるようになっています。

今後も、このような協業ビジネスを広げていくものと思われ、カーシェア業界で断トツのシェアを誇っているタイムズカープラスなどとは、別の土俵で勝負するというビジネスモデルのようです。

従って、ドコモのdサービス利用者で、たまにしかクルマを利用しないという人にとっては、非常に簡単にクルマが利用できるという満足度の高いサービスとなっています。

ただし、コスト感覚に敏感なユーザーやカーシェアリングサービスのヘビーユーザーにとっては、割高サービスであり、それほど魅力的には思えないかもしれませんね!

逆に言うと、dカーシェアが狙うターゲット層とは前者のたまにしかクルマを利用しないというユーザー層ということになりそうです。

 

コスト面だけを考えるなら

pexels

カーシェアユーザーの中には、もともとはマイカー所有車も多く存在しますが、これらのユーザー層はカーシェアリングサービスを利用することによる大きなコスト削減を享受できています。

クルマの維持費や駐車場代、車両価格代金などを考えれば、利用したいときに利用しただけの安価な料金となるカーシェアサービスはコスト削減にはもってこいのサービスとなります。税金や保険代も削減できるわけですから、首都圏などでのマイカーユーザー層には多大なコスト面での削減効果がありました。

このようなユーザー層には、dカーシェアは割高感の強いサービスとして映ってしまうことでしょう。

そもそも、コスト面を意識するなら以下のようになる傾向があると思われます。

・ドコモ➤ドコモ回線を利用する格安モバイル

・カーシェア➤付近にカーステーションのあるカーシェアサービス(タイムズカープラスやカレコなど)

・レンタカー➤格安レンタカー

・個人間カーシェア➤?

 

dカーシェアのマイカーシェアってどうなの?

 

 

dカーシェアのサービスの中では、唯一のdカーシェア独自のサービスといえるのが個人間カーシェアとなるマイカーシェアです。

すでに、Anycaという個人間カーシェアサービスも存在しますが、国内では、それ以外には競合先といえるようなサービスは存在していません。

個人間カーシェアとは、個人が所有するマイカーを、他のクルマを利用したいというユーザーに貸し出すサービスであり、Anycaにしろdカーシェアのマイカーサービスにせよ、その仲介役としてのビジネスとなります。

サービス開始から1年以上が経過したdカーシェアのマイカーシェアの現状はどうなのでしょうか?

結論から言うと、将来的には期待されている個人間カーシェアビジネスですが、dカーシェアのマイカーシェアサービスは今のところ大きくは伸びていません。

というか、そもそもAnycaもそうですが、個人間カーシェアの場合には問題点や注意点が多いということから、マーケット自体が日本市場では成長していないという現状があります。

 

個人間カーシェアの注意点とは

pexels

個人間カーシェアの成功事例も多く指摘されています。

例えば、個人間カーシェアのオーナーの中には、毎月の維持費のほとんどを個人間カーシェアの収益で賄えているという人も少なくはありませんし、利用するユーザーサイドでも、レンタカー会社より安く利用できたり、普段乗れない高級カーやスポーツカーに格安料金で乗れたなど多くあります。

ただし、個人間カーシェアのオーナーさんで満足できる収益を上げているのは、ミニバンやSUV、高級輸入車の所有者など、いわゆる人気車種を所有するオーナーに限られるという傾向が強く出ています

このような少ない成功事例に対して、問題点や注意点はかなり多く指摘されています。

Anycaやdカーシェアが仲介するといっても、オーナーとユーザーで連絡を取り合う必要がありますし、実際の利用時には対面して受け渡しをする必要があります。

また、レンタカー会社と比較すると確かに料金は割安ですが、自動車保険が高いために結局はそれほど変わらないような料金になることも多いようです。さらに、自動車保険内容についても、レンタカーやカーシェアリングサービスとは異なることも多く注意が必要です。

多くのケースでは、初めてのご対面ということで、大切なマイカーの貸し借りをするわけですから、返却時のキズの有無の確認などでもやりずらいということも多いようです。

 

マイカーシェアの注意点

dカーシェアのマイカーシェアにも注意点が指摘されています。

上記のように、個人間カーシェアには多くの問題点や注意点が指摘されており、dカーシェアのマイカーシェアではトラブル防止のためしっかりと対策が取られています。これは良いことなはずですが、利用者にとっては非常に面倒な作業となっており、一度利用してもレンタカーに戻るユーザーも多いようです。

また、クルマを提供するオーナー側にも、dカーシェアのマイカーシェアに登録するには条件があり、車検証の名義が本人であること、および走行距離10万km以下のクルマである必要があります。

実際には、マイカーからの収益を期待するオーナーさんは、Anycaとdカーシェアのマイカーシェア両方に登録するでしょうから、これらのオーナーさんにとっては有難いサービスとなっています。

 

まとめ

ドコモの狙いは、若者のクルマ離れが叫ばれる中で、運転免許は取得したもののたまにしかクルマを利用しないというスマホユーザー層と考えると非常にわかりやすくなります。

モビリティビジネスと特徴でもありますが、ドコモ参入により、確実にカーシェアに関心を持つ人は増えたでしょうから、新たなプラットフォームができたことで、カーシェア業界自体はさらに成長していくことになりそうです。

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