スピード違反取締り
安全運転を心がけてはいるものの、見通しのよい高速道路や幅の広い一直線の道では、ついついスピードを出しすぎてしまいますが、なぜかそういう時に限ってスピード違反の取り締まりにかかってしまう、このようね経験をした人は少なくはないと思われます。
もちろん、これは偶然やたまたまというわけではなく、そのようなついついスピードを出しやすい場所でスピード違反の取り締まりは行われているからです。
高速道路の場合には、覆面パトカーかオービス、オービスの場合には光ったら一発免停を覚悟する必要がありますが、逆に言うと、少しくらいの速度超過であれば光ることはほとんどありません。ただし、覆面パトカーは比較的軽度な速度超過でも切符を切られてしまうことはあります。
一般道の場合には、いわゆるねずみ捕りが一般的ですが、むしろ今話題となっているのは簡易型のオービスです。ねずみ捕りの場合には、ある程度取締りの場所が限定されているのですが、簡易型オービスが普及するようになると場所を選ばずに取締りが実施されるようになります。
ねずみ捕りの場所が公開されているって本当?
一般道で行われている現状のねずみ捕りは、定期的に同じところで行われているように思われますが、実は、都内のねずみ捕りは、警視庁の「公開取締り情報」で事前に確認することができるってご存知でしょうか?
警視庁のHPから、「交通安全」→「交通指導取締り」で表示されるページに、スピード違反の取り締まり実施場所一覧が毎月更新で掲載されており、具体的に細かい実施場所まで記載されています。
日時については、実施場所の交通事故実態に応じた時間となっていますが、場所については、例えば、内堀通り(千代田区九段南〇丁目付近)などと細かく記載されています。時間は記載されていないものの、夜中は危険ですからやらないでしょうから、休日前夜、通勤時、昼下がり、休日の朝などが危険な時間帯であると考えられます。
事前にねずみ捕り情報をキャッチしていれば、ついうっかりというミスも少なくなりますので、都内でよく運転するような場所であればしっかりと確認しておきましょう。
もちろん、安全運転を心がけることは言うまでもありませんが、前述のような見通しの良い道路などスピードをつい出してしまいがちなところでねずみ捕りは行われます。日ごろから、速度超過を繰り返しているようなケースでは問題外ですが、日ごろ安全運転をしている人がほとんどでしょうから、ミスには気を付けたいところです。
ねずみ捕りにかかりやすい人とは
ねずみ捕りにかかりやすい人といっても、何もスピード自慢の人ということではなく、はじめてその場所を通る人などのことで、つまり、ねずみ捕りの情報を事前に察知しにくい人という意味です。
ねずみ捕りが実施されている場所というのは、地元の人なら熟知していることが多く、そこを通る際には減速して通りますが、旅行者などの地元以外から来ている人は、そのような情報を持ちませんので、見通しの良い一直線の道ではついついスピードを出してしまいます。
たまに、スピード違反などで警察官と口論している人を見かけますが、恐らく地元の人ではなく、また日ごろは安全運転を心がけているような人である可能性もあります。
カーシェア利用者も要注意
同じことはカーシェアリングサービスやレンタカーの利用者についても言えるでしょう、特に、カーシェアの場合には、余程のヘビーユーザーでもない限りはたまに利用する程度でしょうから、ねずみ捕り情報を持っている人はほとんどいないと思われます。
初めて運転するようなエリアで見通しの良い道でついスピー度が出てしまって、気づいたら旗を振りながら警官が出てきたという話はそれほどレアケースというわけでもありません。
ちなみに、スピード違反の場合にはカーシェア事業者のほうに連絡する必要はあるのでしょうか。結論から言うと、スピード違反の場合にはその場で切符を切られた場合には、後日に反則金を支払って終了となり、カーシェア事業者のほうに連絡する必要はありません。
あくまで本人の問題ですから、サポートセンターに連絡してもご本人でご解決くださいといわれるだけです。
よく誤解されるのは、駐車違反でシールが貼られていた場合で、この場合に警察に出頭して反則金を支払うと行政処分として減点されますが、後日郵送されてくる反則金支払書で支払えば、反則金は同じ金額ですが減点されることはありません。
ただし、問題となるのはカーシェアを利用していた場合で、この場合には反則金支払所が送られるのはクルマの所有者先となりますので、カーシェア事業者のほうに送られますので、事前にカーシェア事業者のほうに連絡しておく必要があるのです。
スピード違反を正しく理解しておく
あまりお世話になりたくはありませんが、万が一の場合に備えて、スピード違反について正しく理解しておくことは、後々非常に役立つ可能性があります。
スピード違反とは
正式には、速度超過といい、その定義とは以下の2つとなります。
1.標識や標示で定められた最高速度
2.標識や標示がない道路では法定速度
この二つを超過して走行することで違反となります。
法定速度とは
法定速度とは、標識や標示で最高速度が規定されていない道路での最高速度となります。
普通車の場合で、一般道:60km/h、高速道路:100km/hが法定速度となります。
超過速度の点数・反則金の一覧表
スピード違反は、違反した速度によって点数と反則金が異なり、違反したのが高速道路課一般道かによっても異なってきます。
【高速道路】速度超過の点数・反則金
超過速度(km/h) | 減点数(点) | 反則金(円) |
1~14 | 1 | 9,000 |
15~19 | 12,000 | |
20~24 | 2 | 15,000 |
25~29 | 3 | 18,000 |
30~34 | 25,000 | |
35~39 | 35,000 | |
40~49 | 6 | 罰金 |
50~ | 12 |
【一般道】速度超過の点数・反則金
超過速度(km/h) | 減点数(点) | 反則金(円) |
1~14 | 1 | 9,000 |
15~19 | 12,000 | |
20~24 | 2 | 15,000 |
25~29 | 3 | 18,000 |
30~34 | 6 | 罰金 |
35~39 | ||
40~49 | ||
50~ | 12 |
まとめ
安全運転は誰のためでもなく自分のために行うものですが、分かっていても人間である以上はスピード違反してしまうこともあるでしょう。警視庁では、取締り場所などについて情報公開していますので、近場くらいはチェックしておきたいものです。
特に、たまにカーシェアを利用する人の場合には、ついうっかりのスピード違反がないようにしたいものです。
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