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たくさんあるレンタカー業者、どうやって選べばいいの?
クルマを借りるというとき、真っ先に思い浮かぶのはレンタカー。昔から存在するレンタカーですが、空港や駅にはたくさんのレンタカー業者が目につきますね。いざ借りたいという時に、いったいどれを選べばいいのか、迷ってしまうという人は多いのではないでしょうか。そこで、主なレンタカー会社の特徴などを比較してみましょう。
店舗数の多さではトヨタレンタカーがほかを大きくリード
レンタカーは規模の小さなものも含めると実にたくさんの業者があるのですが、ここでは全国に展開している大手レンタカー(ニッポンレンタカー、トヨタレンタカー、日産レンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル)をピックアップして比較していきます。まず、レンタカーの利便性に直結する店舗数の比較です。上記5つのレンタカーの全国の店舗数は、以下の通りです。
・ トヨタレンタカー 約1,200カ所
・ オリックスレンタカー 約1,040カ所
・ ニッポンレンタカー 約857カ所
・ タイムズカーレンタル 約440カ所
・ 日産レンタカー 約360カ所
店舗数は日々変化しているのであくまでも参考ですが、やはりトヨタレンタカーの多さは際立っていますね。どのレンタカーも特典などがあるメンバーズカードを発行したりしていますが、もしどこのメンバーになるかで迷ったら、とりあえず拠点数の多いトヨタレンタカーを選んでおくといいかもしれません。
最低利用時間はどこも6時間。24時間対応が多いのはニッポンレンタカー
そしてレンタカーのデメリットとしてよく言われるのが、短時間のレンタルができないということと、24時間の対応ができないということ。この2点に注目してみると、まず最低レンタル時間はどこも6時間でした。これがレンタカーのひとつの基準となっているようですね。
そして営業時間については、トヨタレンタカーとオリックスレンタカーはどの店舗も深夜の対応は行っていません。タイムズカーレンタルは神奈川県の川崎駅前店のみが24時間営業を行っています。日産レンタカーは関東と大阪の一部店舗で24時間の対応をしてくれます。そして最も24時間営業の店舗が多いのはニッポンレンタカー。もちろんすべての店舗ではありませんが、全国に多数の24時間営業店があります。
深夜の借り出しや返却を考えている人は、まずニッポンレンタカーを考えてみるといいようですね。ただし、ニッポンレンタカーは1,080円の深夜手数料、日産レンタカーも同じく810円の深夜手数料がかかるので注意してください。ちなみに深夜扱いとなるのは、いずれも23時から5時までの時間帯です。
乗り捨てはどこの業者もOK。ただし料金や条件はレンタカー会社によって異なる
逆にレンタカーのメリットとしてよく言われるワンウェイドライブ。つまり借りた店舗とは異なる店舗に返却する、いわゆる“乗り捨て”ですが、これはどのレンタカー会社も対応しています。家の近くで借りて帰省先で返却したり、駅で借りて空港で返却する、ということも可能なわけです。ただし、これも手数料が必要なケースが多いようですね。
料金は場所によって異なるので一概には言えませんが、ニッポンレンタカーは同一都道府県内の指定エリア内なら無料、トヨタレンタカーは同一都道府県内なら無料、日産レンタカーは30km以内なら無料、タイムズカーレンタルは50km以内無料というサービスもあるので、うまく利用するといいでしょう。ただし細かな条件は各社によって異なるので、事前によく調べてください。
オリックスとタイムズはETCカードの貸し出し対応はなし
また、レンタカーは様々なオプションメニューが豊富なのも魅力ですね。タイヤチェーンやスタッドレスも借りることができたり、ルーフキャリアが借りられたりするのは、カーシェアリングにはないサービスです。
高速道路を走るときに必須のETCカードに注目してみると、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、日産レンタカーではETCカードの貸し出しをしています。ただしオリックスレンタカーとタイムズカーレンタルでは対応していないようです。
高速道路を走る予定があり、ETCカードを持っていない、という人はオリックスレンタカーとタイムズカーレンタルは避けたほうが良さそうですね。ただし、ETCカード貸し出しを行なっているところも基本的に有料(トヨタレンタカーで324円)なので、乗る路線とETCの割引率を事前に調べておくと良いでしょう。
カーシェアリングよりレンタカーをオススメするのはこんな時
こうやって調べてみると、レンタカー会社にも色々とサービスに特徴があるのがわかりますね。そして、カーシェアリングではなくレンタカーを使ったほうが良いケースは
①借りる時間が長い ②借り出しと返却の場所を変えたい ③色々と車種を選びたい ④オプションサービスを利用したいという感じではないでしょうか。
特に③については、クルマのタイプや乗車人数など、様々な選択肢を用意しているのがレンタカーのメリット。トヨタレンタカーや日産レンタカーといった自動車メーカーが展開している業者は、そのブランドのかなり変わったクルマが用意されていることもありますよ。
月会費無料のカーシェアリングとレンタカーを上手に使い分け
上の条件に当てはまらずにクルマを借りたい、という人はカーシェアリングをオススメします。といっても、カーシェアリングって毎月お金を払わなくちゃいけないんでしょ?と思っている人もいるかもしれませんね。確かにその通りなのですが、今は月会費が無料というカーシェアリングもあるんです。
それがHonda EveryGoとオリックスカーシェアの個人Bプラン。Honda EveryGoは入会金も月会費も無料だから、気軽に入会できるカーシェアリング。レンタル時間は最短で8時間からですが、Hondaが展開しているだけあって人気の新型車を借りることができるのが魅力です。
そしてオリックスカーシェアの個人Bプランは、レンタル料金を通常より高めに設定(15分300円。通常15分200円)する代わりに月会費が無料というもの。滅多にクルマを借りる機会がない、という人にオススメのプランです。
これら月会費無料のカーシェアリングに加入して、状況に応じてレンタカーとカーシェアリングを使い分けてみてはいかがでしょうか。他にもカーシェアとレンタカーの情報は、カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCHで調べてみましょう。