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カーシェアリングとは?

カーシェアリングとは?仕組みやメリットデメリット、料金を網羅説明します

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この記事では、カーシェアリングとは?に答える基礎知識情報を網羅してご説明していきます。仕組みや使い方、レンタカーとの違い、料金・価格などについてあらゆる角度からカーシェアリングをご説明していきます。

カーシェアリングとは

カーシェアリングとは、会員登録した者同士で特定の自動車を共同で使用する仕組みのことです。もともとはヨーロッパで開始され、その考え方は世界中に広がりつつあり、日本も2000年代に入って本格的に普及し始め、2017年現在では、カーシェアリングが使用できるステーション(駐車場)は11,000箇所以上、自動車数は21,000台、会員数はまもなく100万人を突破する勢いで利用者は毎年増加しています。

参考:カーシェアリング – wikipedia

参考:カーシェアリング市場動向 (2016年総括版:主要8社) | カーシェアリング比較360°

スバルXVハイブリッド
スバルXVハイブリッド

カーシェアリングの5つの特徴

  • 24時間いつでも利用可能
  • 料金は月額会費および利用料
  • 15分などの単位で短時間からの利用が可能
  • 保険やガソリン代は不要!利用料に含まれています
  • 会員の事業社のカーステーションならば、どこでも利用可能

以上、5つの大きな特徴があります。

とにかく、入会した事業社の運営するカーシェアリングステーションおよび自動車はどれを利用してもよく、人を介さず、スマホ1つでいつでも即座に手軽に借りられるというところが最大のポイントです。多くの人がマイカーの維持費や利用頻度を考えると、カーシェアリングを利用した方がお得というケースが多いといわれています。

しかしながら、カーシェアリング業界自体、急成長しているもののまだまだ認知度は低く、現状の利用者は比較的情報感度の高いユーザーが中心になっているそうです。

そんなカーシェアリングですが、メリットもあればデメリットもあります。次にメリット・デメリットをみていきましょう。

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カーシェアリングのメリット・デメリット

新型リーフ2017.10~14
画像 – 日産自動車ニュースルーム

カーシェアリングのメリットとデメリットについてご紹介します。

下記の記事がより詳しく記述されているので併せてご覧ください。

参考:カーシェアリングのデメリットをあらゆる角度でメリットと突き合わせて考える

カーシェアリングのメリット5つ

一度会員登録すると利用から返却がスムーズ

レンタカーだと利用の際に店舗での手続きが必要ですが、カーシェアリングはネット上で予約し、あとは会員カードをステーションに持っていけばすぐに車を利用することができます。返却の際も予約した時間以内にカーステーションに戻せば返却完了で、基本的には利用した分の料金支払いになります。

短時間利用が安い

カーシェアリングは1泊以上の遠出というよりは、6時間以内での利用ケースがレンタカーなどに比べると多いです。ちょっとした買い物や子どもの送り迎え、ドライブなどに最適です。最大手のタイムズカープラスは6時間未満での利用15分につき、206円といった価格帯になっています。料金の仕組みについても後述していきます。

ガソリン代がかからず、満タン返却の義務もない

カーシェアリングはガソリン代を自費で直接出すことはありません。基本料金に含まれているため、給油の際にはダッシュボードに入っている給油カードを利用することが通常です。また、必ずガソリン満タンで返却する義務もありません。

様々な車種に乗れる

各事業社が様々な車種を取り揃えています。試乗してみたいときや利用ケースに応じて、乗りたい車種に乗れるところもカーシェアリングの大きなメリットの1つといえるでしょう。

出先でも利用できる

カーシェアリング会員は、そのカーシェアリング事業社のもつカーステーションならば、どこでも利用することができます。旅先や出張先、終電を逃した場合でも会員になった事業社のカーステーションさえあればどこからでも利用することができます。

カーシェアリングのデメリット5つ

便利なカーシェアリングも良いところばかりではありません。今後の改善が期待されますが、現時点ではもちろんデメリットもあります。

必ず乗りたいタイミングで乗れるとは限らない

カーシェアリングは複数の会員で同じ車を使用するという仕組みなので、もちろん他の人と乗りたいタイミングが被っている場合もあります。いつも利用しているカーステーションの車の空きがあるとは限りません。とくに土日などは利用者が多く、早めに予約しないと車が使えないケースも多くみられます。解決策として、前もって予約しておいたり、少し遠くのカーステーションを利用したり、複数のカーシェアリング事業社の会員になり選択肢を広げたりと対策している利用者もいます。

長距離・長時間利用だとレンタカーの方が安いケースもある

カーシェアリングは一定以上の利用時間を超えると、距離料金がかかってくる料金体系をもつ事業社が多いです。例えば24時間以上、数百km以上の走行を行う際はレンタカーの方が安いケースがあります。旅行中ずっと借りておくなどにはあまり向いていないかもしれません。料金について下記の参考記事が詳しく書かれていますので、ぜひ参考にしてみてください。

参考:カーシェアリングVS◯◯を徹底料金比較してみた!2017年最新版

車内、外装の汚れが目立つケースもある

カーシェアリングは基本的には他人と共同で同じ車を使用するため、前の利用者がキレイに使わなかった場合、汚れているケースもあります。事業社側も週1回の清掃を行っていたりと工夫がみられますが、利用ごとにメンテナンスが入るわけでもないため残念な気持ちになる場合もしばしばあるかもしれません。

乗り捨てができない

一部、乗り捨てができるカーステーションもあるようですが、基本的には借りた場所に返却することが義務付けられています。例えば終電を逃してカーシェアリングを利用した場合、翌朝そのカーステーションまで返却しなければなりません。しかし場所や時間によってはそれでもタクシーより安い場合もあり得るため、賢く利用していきたいところです。

荷物の置きっ放しや喫煙はできない

基本的にはカーシェアリングは禁煙です。また、荷物を車内に置きっ放しにしておいたりももちろんできません。このあたりがマイカーと比べて融通が効かない点です。

以上、カーシェアリングのメリットとデメリットでした。では、同じ借りるという行為ですが、レンタカーを利用するのとは具体的に何が違ってくるのでしょうか。次にカーシェアリングとレンタカーの違いについて見ていきたいと思います。

カーシェアリングとレンタカーの3つの違い

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ここでは、カーシェアリングとレンタカーに焦点を絞って違いをみていきます。上記でもご紹介した『カーシェアリングVS◯◯を徹底料金比較してみた!2017年最新版』の記事でも詳しく説明されているので、是非併せてご覧ください。

違い1:料金

まず大きく違うのは料金体系です。簡単に説明しますと、カーシェアリングは会員であればほぼ必ずかかる月額の会員料金と、利用時に使用時間と走行距離などでかかってくる利用料金の、2つが主にかかってくる料金です。各社によって料金体系は少しづつ異なります。レンタカーは利用時のパック料金と車種クラスで料金が決まります。【カーシェアリングVS◯◯を徹底料金比較してみた!2017年最新版】には実際の利用ケースごとにレンタカーとカーシェアリングの料金を比較しているのでぜひ参考にしてみてください。

料金の決まり方がカーシェアリングとレンタカーでは異なるので、利用ケースも異なります。

例えば、3時間以内でちょこっと買い物に行きたい場合などはカーシェアリングの方がずっと安く、24時間レンタルで数百km走行するという場合はレンタカーの方が安くつく場合が多いです。カーシェアリングは普段使いという利用ケースを想定されているのが料金体系からも読み取れますよね。レンタカーの代替手段となる場合もありそうですが、どちらかと言えば自家用車(マイカー)の代替手段となりそうです。

違い2:利用方法・利便性

ここでは、カーシェアリングとレンタカーの利用方法や利便性の違いについてご説明します。

利用までの流れ

カーシェアリングはレンタカーと比べて最初の利用が少し面倒です。入会の手続きがあるからです。カーシェアリングはカーシェアリング事業社の会員になる必要があります。有名な事業社はタイムズカープラス、オリックスカーシェア、カレコ・カーシェアリングクラブなどがあります。インターネット経由や店舗での入会、郵送など様々な方法が用意されていますが、インターネット経由で入会に1週間近くかかることもあるようです。月額の会員料金とは別に、入会時に入会料金がかかる事業社もあります。例えばタイムズカープラスは1,550円ほどかかります。

一方、レンタカーは通常、月額の会員料金は発生しないですし、電話やwebの予約さえすればあとは店舗に行くだけで車が借りられます。初回利用に関してはカーシェアリングはレンタカーと比べて少々手間が発生します。

車の利用

カーシェアリングとレンタカーの車の利用の仕方についてです。カーシェアリングは会員にさえなれば、あとはすごく簡単です。あらかじめwebで予約していた車に会員カードをかざすだけでよかったり、スマホで操作するだけで解錠できたりとすごく便利です。レンタカーで利用を開始するときに発生する店員さんとのコミュニケーションも一切ありません。

車の返却

車の利用開始と同じく、カーシェアリングは車を借りたカーステーションの指定の位置に車を駐車した後、カードをかざしたり、スマホ操作で簡単に施錠でき、支払いは登録してあるクレジットカードからで月まとめての精算となり非常に便利です。一方、レンタカーは返却時も店員さんとのコミュニケーションが発生したり、レジでの支払いがあったりと少し時間を使います。

また、レンタカーはガソリン満タンでの返却が基本ですが、カーシェアリングはガソリンの給油が義務付けられていないばかりか、給油時にガソリン代を直接負担する必要がありません。給油時には車内にある給油カードを使用することができます。ここもレンタカーと料金の差が出てくる大きな違いです。

返却時の利便性での違いとしてもう一つ挙げておくならば、乗り捨て(ワンウェイ)についてです。カーシェアリングは基本的には乗り捨てができません。レンタカーも全ての店舗でできるわけではないですが、乗り捨てができるケースがカーシェアリングと比べて多いです。

違い3:想定利用ケース

上記でみてきたように、カーシェアリングとレンタカーでは料金や利用の仕方が異なります。両者ともに得意・不得意があるため、想定される利用ケースももちろん違ってきます。

大きな特徴の違いとして、カーシェアリングは普段使いに向いているという点です。上述したように、カーシェアリングは月額会員料金がかかってきます。月に1度も利用がなくても支払いが発生することが通常です。逆に、毎月必ず使用する場合は月額会員料金で支払った分を利用料金から引ける、という工夫もなされているので、月に1度や2度以上利用する場合は月額料金が気になることはありません。

料金体系から、長時間や遠出の利用はレンタカーが安くなりやすいことからも、レンタカーは遠出や低頻度での利用が向いており、買い物や子どもの送迎、週末のサーフィンなど趣味のスポットなどに出かけるなどの、普段使いの場合はカーシェアリングが向いているといえるでしょう。

カーシェアリングとレンタカーの違いまとめ

上記でご紹介したカーシェアリングとレンタカーの違いをまとめ、さらに喫煙の有無や保険についての情報もプラスした表を作成したのでぜひ参考にしてみてください。

カーシェアリングレンタカー
月額会員への入会ありなし
短距離、短時間での料金安い高い
長距離、長時間での料金高い安い
利用開始カードをかざすだけ店舗でやり取り
ガソリン自費負担なし自費負担
乗り捨て基本不可可能な店舗多数あり
返却時カードをかざすだけ店舗でやり取り
支払いカード引き落としレジ支払い
喫煙基本不可喫煙車、禁煙車を用意
保険料金に含まれる加入の場合別途発生

以上、カーシェアリングとレンタカーの違いでした。

少し文中で紹介もありましたが、次はカーシェアリングの仕組みと利用方法について詳しく見ていきましょう。

カーシェアリングの仕組み・使い方〜入会から利用まで〜

photo AC

カーシェアリングの仕組みと使い方について、実際の利用手順を踏まえて順番にご説明していきます。

1:会員登録・入会

カーシェアリングは入会しない限り利用できません。また、即日利用できる方法は窓口に直接行くなどしかなく、インターネット経由で数日かかるケースが多いです。タイムズカープラスはwebで事前登録した後に無人入会機で入会する方法もあるようです。タイムズカープラス、オリックスカーシェアともにwebで入会申請した後、会員カードが届くまで1週間程度かかるそうです。一方、カレコ・カーシェアリングクラブは会員カードがなくてもスマホで完結できる仕組みがあるため、インターネット申請後当日〜翌日で入会が完了します。

入会時に1度だけかかる初期費用として、タイムズカープラスは1,550円、オリックスカーシェアは1,000円が設定されており、カレコ・カーシェアリングクラブはカード発行が不要というのもあり、初期費用は無料に設定されています。

参考:個人入会 | タイムズカープラス

参考:ご入会 | オリックスカーシェア

参考:入会方法 | カレコ・カーシェアリングクラブ

入会費用や申請期間よりも、結局自分が利用しやすい場所にカーステーションが無いと意味がないので、近くにカーステーションがあるかどうかなどを調べた上で入会しましょう。あなたの周りのカーステーションの有無・料金比較はDRIVE go SEARCHのカーステーション検索でワンタップで探せます。ぜひ一度試しに検索してみてください!

2:予約

入会が完了したら次は予約をしましょう。各社、webサイトやスマートフォンアプリを用意しており、簡単に予約できます。ポイントは想定している利用時間より長めに予約しておくことです。想定している時間が6時間以下であれば、基本的には6時間で予約するのがオススメです。6時間で予約しておけば、実際の利用が6時間を超えない場合、利用した時間分だけの料金になるためです。

3:利用

予約したカーステーションで、予約してある車に乗ります。タイムズカープラスやオリックスカーシェアは会員カードで解錠、カレコ・カーシェアリングクラブはスマートフォンから解錠を行います。あとは発進させるだけです。

基本的に、ガソリンが1/2を切っている場合は給油が推奨されています。給油も洗車も車内にあるカードで支払えます。この時、全てのガソリンスタンドで給油できるわけではないので、事前に確認しておきましょう。給油や洗車をすると、割引になったり、翌月にクーポンがもらえたりとお得です。

4:返却

カーステーションに戻ると、元の場所に車を駐車します。忘れ物のないように、車から出て、カードをかざしたりスマホで操作することで施錠が完了します。10分以内なら忘れ物をしても鍵を空けられたりと各社工夫がなされているので安心です。

次の人のことを考えて掃除をしたりしておきましょう。あまりに汚くしたままにしたり、喫煙してしまうと退会させられてしまうこともあるようです。

5:精算

カーシェアリングは月単位でクレジットカード支払いが通常です。現金を一切必要としなくてとても便利ですよね。

複数のカーシェアリング事業社の会員になっている上級者もいるようです。いつも自分の好きな時間に好きなカーステーションで車が借りられるとは限らないですしね。

 

以上がおおまかな利用方法と仕組みです。とても便利ですよね!

カーシェアリング大手3社

最後に、これまでの説明でも度々名前が出ていた、カーシェアリング大手3社について簡単に説明していきます。詳しい料金比較などは【この記事】で紹介しているので併せて読んでみてください。

タイムズカープラス

タイムズカープラス
https://plus.timescar.jp

シェアナンバーワンの業界最大手です。圧倒的なステーション数を保有しており、全国にあるため、住んでいる地域によってはそもそもタイムズカープラスしか選択肢がない!なんてことも起こり得ます。ステーション数が多いと、家の近くのカーステーションだけでなく、出先でも使用できる可能性が高いところが魅力です。

オリックスカーシェア

オリックスカーシェア
https://www.orix-carshare.com/

業界老舗のオリックスカーシェアです。2017年現在で15周年を迎えます。3社の中では唯一、月額会員料金無料のプランを持っていたり、長距離や長時間の利用が他社と比べ安いなどと、レンタカーで利用したいようなケースでも十分利用できる側面をもっています。

カレコ・カーシェアリングクラブ

カレコ・カーシェアリングクラブ
https://www.careco.jp/

現在、急速にカーステーションを増やしているのがカレコ・カーシェアリングクラブです。まだまだシェアは少なく、首都圏中心にカーステーションを保有しています。とにかく6時間未満の短時間利用が他社より安く、車種の取り揃えがユニークだったりと非常に魅力的です。また、スマートフォンだけで予約〜乗車、返却などを行える利便性も魅力です。

 

3社ともに強みが違って面白いですね!

まとめ

これまでカーステーションの基礎知識となる、メリットデメリットやレンタカーとの違い、仕組み、使い方、大手3社について解説してきました。もしかしたら、これまで面倒だと思っていたカーシェアリングが身近に感じてきたかもしれません。そんなときは試しに、カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCHでお近くのカーシェアリングを値段比較してみてください!

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