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シェアリングサービス 若者のクルマ離れとスマホ全盛時代に必然的に成長

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若者のクルマ離れとは

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よく聞く話に「若者のクルマ離れ」というものがあります。簡単に言うと、若者がクルマに乗らなくなった(購入しなくなった)ということでしょうが、その要因は多岐にわたるようです。

1980年中盤以降のバブル期では、高騰する不動産価格が影響し、首都圏での駐車場料金が高騰します。その後、バブルは崩壊するものの、首都圏の駐車場料金は依然として高く設定されて入り、コスト面からも会社員などの若者がクルマを所有することは難しい時代になっています。

その他にも、様々な理由が考えられます。渋滞問題、ガソリン代の高騰、首都圏での公共交通手段の充実等々があります。

ただし、これらの要因とは、何も若者に対してだけのものではなく、中高年者に対しても同様にクルマを所有しにくい時代になっているはずです。

そんなことから、いや実は若者がクルマ離れしているわけではない、などという話も出てきたりしていますが、一体どうなっているのでしょうか?

 

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スマホ全盛時代の到来

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若者のクルマ離れ現象というのは、おおよそ2000年くらいからといわれています。

大昔には三種の神器の一つであったマイカーも、若い世代にとってはすでに三種の神器ではなくなっていることは明らかです。それでは、2000年前後から若者が熱中するようになったものを探してみると、面白いものが出てきます。

もうお気づきでしょうが、スマートフォンこと「スマホ」です。

 

スマホの歴史とは

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スマホというと、いまでこそiPhoneAndroidが有名ですが、日本での黎明期は1999年にiモードサービスがリリースされ、同じく同年にカナダの超優良企業といわれていたRIM社から「BlackBerry」が発売されます。

BlackBerryは、コンシューマー向けというよりはビジネスパーソン向けのものであり、日本国内では、個人向けとしては普及することはありませんでしたが、この段階ですでに現在のスマホの原型はサービスとして提供されていました。

2000年前半までは、日本国内では携帯電話の大ブームが起こっており、iモードがその筆頭でしょうが、ここで現在のスマホ全盛時代の下地が作られていたと考えられます。

そして、2007年ついに初代iPhoneがソフトバンクから独占販売されることになり、現在に至ることになりますが、この歴史を見る限り、年代的にはまさに若者のクルマ離れ現象と被っていると考えても、あながち間違いではないでしょう。

 

スマホは単なる端末ではなく、プラットフォームである

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さて、単に時間軸がある程度被っているだけで、若者のクルマ離れ現象がスマホと関係しているとは言うつもりはありません。

ただ、1つ指摘しておきたいのは、スマートフォンを携帯電話と同じく単なる通信端末として考えると理解しづらくなるのですが、スマートフォンとはプラットフォームであると考えるとわかりやすくなるということです。

スマホも通話機能だけなら携帯電話と変わりありません。しかし、スマホといえばアプリというほどに、スマホとはアプリケーションを介して利用することで、あらゆるサービスのプラットフォームとなります。

つまり、スマホ一つあれば、極端な言い方をすればなんでもできることになるのです。

 

若者が熱中するスマホ時代はまだまだ続く

現在の中高年の方々が若者であったころには、オープンカーやスポーツカーに憧れ、バブル時代に若者であった方々はF1レースに憧れたかもしれません。

それほど時代が違うわけではありませんが、2000年前後からのスマートフォンの登場は、若者の文化を変えてしまったというか、クルマに憧れる人は少なくなり、スマホに熱中する(四六時中スマホを覗いている)ようになったのは間違いないでしょう。

すでに初代iPhoneが登場してから10数年が経過したにもかかわらず、スマホ人気は衰えるどころか、中高年者にまで及んできており、1人1台の時代から、プライベートと仕事の2台持ち、3台もちという人も珍しくはありません。

 

次世代のモビリティライフもスマホのプラットフォームから

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おそらく数年後には、クルマのドアの解錠やエンジンスタートはクルマの鍵ではなく、スマホでやる時代(バーチャルキー)になると思われます。

Paypayなどの電子マネーになるのか、はたまた暗号通貨(仮想通貨)になるのかは分かりませんが、財布もスマホにとって代わられそうです。

カーシェアやライドシェアなど、急成長するモビリティサービスでは多くの方はスマホ経由で予約するでしょうし、最近では、アップデートにお金のかかるカーナビよりも、無料のスマホのナビを選択する人も増えつつあります。

100年に1度の変革期といわれる自動車産業ですが、次世代テクノロジーの多くはスマホと関連してきます。逆に言うと、スマホ全盛時代が、100年に1度の変革期を早めてしまったのかもしれません。

次世代のモビリティサービスで提供されるサービスのほとんどは、スマホ経由で提供されることになるのです。

 

若者はクルマから離れたのではなく、スマホ経由でモビリティサービスを利用する

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こうやって考えるとわかりやすくなると思うのですが、つまり、若者は決してクルマに関心がないわけではなく、すでに、クルマを購入して楽しむのではなく、スマホというプラットフォーム経由で利用する時代になりつつあると思われます。

人気急上昇中のカーシェアリングサービスを利用する若者は、ほとんどがスマホから予約するでしょうし、UberEatsにしてもスマホ経由のサービスといえるでしょう。

Uberは、日本では規制がありますので本格的なサービスは提供されていませんが、海外ではライドシェアとして大人気となっており、これももちろんスマホ経由で利用する人がほとんどです。

現在の中高年男性が、好きな女の子とドライブすることでクルマにあこがれを持ったように、今の若者も女の子とのデートでドライブしたいという気持ちは同じように持っているはずです。

ただし、その実現のための方法論が、マイカーを購入するというステータスから、好きなクルマを短時間だけ借りて効率よく楽しむという考え方に変化してきているのでしょう。

 

カーシェアの普及もスマホから

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国内で急成長するタイムズカーシェアなどの事業者が提供するカーシェアリングサービスですが、これもスマホ全盛時代でなければ、ここまで急速には成長しなかったかもしれません。

もちろん、パソコンからでも同じように予約やキャンセルができますが、スマホがあることで、いつでもどこからでも予約やキャンセルが可能ですから、その影響力はとても無視することはできません。

今後、レンタカーもカーシェア化していくと思われますが、レンタカーの有人対応から無人対応に変えるためにはスマホは必須となるでしょうし、同じことが個人間カーシェアの今後にもかかわってくるものと思われます。

 

まとめ

若者のクルマ離れが始まったとされる2000年前後には、ほぼ時を同じくしてスマートフォンが世の中に誕生しています。

このスマホが大人気となった最大の要因は、あらゆるサービスのプラットフォームとして利用することができるからであり、モビリティサービスの多くもスマホ経由で利用されるようになりつつあります。

ひょっとすると、100年に1度といわれる自動車業界の大変革期も、実は、スマホのプラットフォームから引き起こされているのかもしれません。

すくなくとも、カーシェアリングサービスについては、スマホの影響が非常に大きいことは間違いないですね。

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