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カーシェアリング

カーシェア最大手のパーク24グループ、10月からカーシェア新事業「タイムズカー」をスタートへ

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無風と思われた国内カーシェア市場にも新たな展開が

photoAC

ここ数年で急成長した国内カーシェア市場、首都圏の道路を走っているとあちこちでカーシェアのステッカーの貼られたクルマを見かけるようになりました。

ステッカーの色は、黄色のタイムズカーシェア、濃紺のオリックスカーシェア、白色のカレコで見分けられますが、圧倒的に多く見かけるのが黄色いステッカーのタイムズカーシェアのクルマです。

国内のカーシェアリングサービスは、「ステーションベース型」カーシェアとして急成長しましたので、タイムズ駐車場という時間貸し駐車場をグループに持つタイムズカーシェアが、現時点では圧倒的なシェアを握ることになりました。

急成長した国内カーシェア市場とは、パーク24グループのタイムズカーシェアの急成長と置き換えても異論を挟む人は少ないでしょう。

「ステーションベース型」カーシェア市場である限り、タイムズカーシェアの優位性は当分揺るぐことはなく、急成長したものの国内カーシェア市場は当分の間は無風状態となるのではと考えられていました。

ところが、突如として、パーク24グループは、2019年10月からカーシェア新事業「タイムズカー」を開始することを発表しました。カーシェア市場に何が起ころうとしているのでしょう?

消費税導入の影響

リーマンショッククラスの劇的な状況とならない限りは、本年10月から消費税は8%から10%に増税されます。

タイムズカーシェアでは、すでに消費税導入に対して10月から利用料金の値上げを発表しています。これに伴う新事業の展開がスタートしますが、値上げするからには、これまで以上の利便性の高いサービスを提供するということなのでしょうか。

タイムズカーシェア給油所にもカーシェア車両を

2018年11月には、タイムズカーシェアはJXTGエネルギー系列の給油所にカーシェアの車両を設置していくことを発表しました。

これまでは、パーク24グループのタイムズ駐車場を中心にカーステーションを設置してきましたが、無風と思われたカーシェア市場に自動車メーカーや大手レンタカー会社が参入してきたこともあり、さらに、カーステーション数を増やすことで有利性を確保しておきたいというところかもしれません。

巨人トヨタ自動車も参入

昨年12月に、「トヨタ自動車は、自動車メーカーからモビリティカンパニーへと変化する」という宣言とともに、これまでの営業のトヨタという販売中心から、「クルマを利用して楽しんでもらう」サービス強化を目指すことを、世界的な自動車メーカーであるトヨタ自動車が発表しました。

トヨタ自動車が、EV開発、サブスクリプションサービスの「KINTO」の提供や、カーステーション事業への参入を発表したことにより、国内カーシェア市場にも遂に変化が訪れるのではと期待されています。

ニッポンレンタカーの新サービス「セルフレンタカーサービス」

カーシェアとレンタカーは共存しうるという見方もありましたが、このマーケットにレンタカー会社やカーシェア会社だけではなく、自動車メーカー他の異業種参入も増えてきたため、遂に大手レンタカー会社も新たなサービスを提供してきています。

ニッポンレンタカーの新サービス「セルフレンタカーサービス」は、これまでのレンタカーとは異なり、よりカーシェアに近いカーシェア化されたレンタカーサービスとなります。

大手レンタカー会社も、これから生き残りをかけてカーシェア市場に参入してくることになりそうです。

 

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タイムズカーシェア10月からカーシェア新事業をスタートへ

カーシェアリング最大手のパーク24は、子会社であるタイムズカーレンタルのレンタカー事業の一部を融合した新サービス「タイムズカー」の本格的な展開を10月からスタートさせると発表しました。

これまで、カーシェアリングサービスでは、土日など休日には予約が混みやすいという問題がありましたが、レンタカーも含めて台数を増やすことで休日の都心などでも借りやすく狙いもあります。

タイムズカーレンタルでは、これまでも「ピッとGo」サービスなどよりカーシェアに近いサービスを提供していましたが、いよいよレンタカーとカーシェアの垣根をなくすビジネスモデルに移行するようです。

折しも、10月からは消費全増税もあり、値上げを発表していますので、このタイミングで新サービスの展開をしたいということなのでしょう。

 

新サービスの内容と料金体系は?

photoAC

現在のタイムズカーシェアの料金体系は、15分当たりで車両クラスにより206円~412円ですが、新料金体系では220円から440円となります。値上げというよりは、実施的に消費税増税分が上乗せされたというところです。(タイムズカーシェアでは3%消費税分しかこれまで乗せていませんでしたが、今回は10%丸ごと乗せるということになります。)

パーク24プレスリリース タイムズカー
パーク24プレスリリース タイムズカー

また、6時間までなら4290円~8690円にするなど、一定の時間に応じた上限料金が自動的に適用されるようになります。車両クラスは、これまでの2(ベーシック、プレミアム)から3に増えます。

レンタカーの料金体系は、一部のものはそのまま残すものの、それ以外は順次新しい料金体系に移行することになります。新サービスでは、空港と特定の営業所間の「乗り捨てサービス」もそのまま利用でき、カーシェアでは最長72時間が貸出限度時間でしたが、新サービスでは30日までとなります。

なお、月額基本料金はこれまでと同様で、実際の利用料金に充当できます。

パーク24プレスリリース タイムズカー
パーク24プレスリリース タイムズカー

 

パーク24プレスリリース タイムズカー
パーク24プレスリリース タイムズカー

レンタカーとカーシェアの垣根がなくなる

https://blog.careco.jp/6275

これまで、パーク24グループでは、カーシェアはタイムズカーシェア、レンタカーはタイムズカーレンタル(旧マツダレンタカー)というように分けており、無人対応のカーシェア、有人対応のレンタカーというビジネスモデルでした。

ところが、前述のレンタカー大手ニッポンレンタカーの新サービス「セルフレンタカーサービス」のように、これからのモビリティサービスでは、レンタカーとカーシェアの垣根をなくしたサービスが増えてくると想定され、先駆者としていち早く対応したものと思われます。

タイミングとしては、消費税増税の10月ということであらかじめ想定されていたのかもしれませんね。

 

まとめ

国内カーシェア市場は、圧倒的なシェアを有するタイムズカーシェアの時代が当分続くのではと思われていました。もちろん、現時点で圧倒的なシェアが脅かされているわけではありません。

しかし、トヨタ自動車や大手レンタカー会社など、これまでとは違う強力なライバルの出現で、次世代型のモビリティサービスにおけるカーシェアリングサービスに向けた、第一歩を踏み出したようです。

カーシェアユーザーにとっては、ますます利便性の高いサービスが提供されることになり期待はますます高まりますね。

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