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今年も予想される猛暑からのゲリラ豪雨!運転中に遭遇したらどうする?

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今年も日本列島を襲うと予測される猛暑からのゲリラ豪雨

PEXELS

7月1日、鹿児島県や宮崎県、熊本県を中心に観測史上最大規模の激しい雨が降り続きました。報道によると、鹿児島県霧島市の牧の原では早朝の3時間に137.5㎜を観測するなどの大雨となりました。この大雨により、地盤が緩んで土砂災害が発生しました。

被害はさほど大きいものではなかったものの、ここ数年来の猛暑から、日本列島ではゲリラ豪雨と呼ばれる集中豪雨が発生するようになっています。

今年も、すでに5月の時点で北海道では史上初めてとなる猛暑日がやってきており、この時期にしては異常ともいうべき39.5度を記録しています。ゴールデンウイーク前までは普通にスキーが楽しめる北海道ですらこの状況ですから、今年の日本列島は猛暑日からのゲリラ豪雨が例年より激しさを増すのではと言われていたところに、九州地区での豪雨です。

今回の九州地区の豪雨が、8月にかけて日本のあちこちで降ってくることが想定されます。ここでは、クルマの運転中にゲリラ豪雨などの大雨に遭遇した時の対処法を確認しておきましょう。

 

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車の中にいるのは実はそれほど安全ではない

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やっと梅雨の時期が去ったと思っていたら、これから8月、もしくは今年の場合には9月も用心する必要があるかもしれませんが、猛暑日からのゲリラ豪雨に運転中に遭遇した場合にはどのように対処すればよいのでしょうか?

普通の雨ならば、クルマほど便利の良い乗り物はないということになるわけですが、ゲリラ豪雨クラスの大雨になると、視界不良となって前方がほとんど見えなくなったり、今回の九州地区の大雨のように地盤が緩くなることから土砂災害が発生する危険性があります。

少しくらい激しい雨ならば、ほとんどのドライバーはクルマの中にいるほうが安全だと考えるでしょう。確かに、クルマという鉄とガラスに囲まれた箱の中にいると安心だと考えがちです。軽自動車でも約800㎏、普通車なら1.5トン前後はあるわけですから、多少の雨では問題ないと思ってしまうのも無理からぬことです。

しかし、実際には鉄の箱とは言っても、クルマを支えているのは4本のタイヤであり、タイヤと地面の接地面はハガキ1枚ほど面積しかないということもご存知でしょうか?

自動車メーカー各社のテクノロジーの向上により、アクティブセーフティなどの安全対策は進化しています。ところが、もともと想定されていない自然災害への安全性向上は意外と少ないのが事実です。

私たちが考えているよりも、実はクルマは自然災害に対して不安定な乗り物であるのです。

視界不良に陥ったらハザードを点灯する

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クルマの運転中に、今回の九州地区のような激しい大雨に遭遇した場合にはどう対処すべきでしょうか?

雨が激しくなると、ワイパーを高速モードに切り替えて対処しますが、ゲリラ豪雨のような大雨では高速モードのワイパーでは視界確保が難しい場合もあります。これはヤバイと感じたら、すぐさまクルマを路肩に寄せ停車するのが最も安全な対策となります。

高速道路などでは、瞬間的に激しい雨となった場合にはハザードランプをつけるクルマがほとんどですが、同様にスピードを落とし(すでに速度制限規制であってもさらに落とす)、ライトはハイビームにしリアフォグランプも点灯します。

ハザードランプなどを点灯させるのは、視界確保もありますが、より重要な目的は周囲に自車の存在を知らせることにあります。高速道路の場合なら、それからすみやかにSA/PAに入って豪雨をやり過ごすことが大切です。

 

ゲリラ豪雨通過後も用心を怠らない

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意外と見落としがちなのが豪雨通過後の用心です。渋滞から解放されると、その開放感からついつい速度を出し気味になったりしますが、豪雨が通過したからといって、決して用心を怠ってはなりません

ゲリラ豪雨の後には、青空が見えたりすることもあり嘘のように雨が上がることもありますが、路面には大小の水たまりが残っていることもあります。対向車などからの跳ね上がられた水しぶきをかぶることで視界を失うこともあります。

視界を失うとブレーキを踏むことになりがちですが、これが非常に危険で追突されることにもなりかねません。水しぶきをかぶって視界が失われた場合には、ステアリングを真っ直ぐたもって、アクセルを少し緩めて視界が回復するのを待つようにします。

 

冠水している道路に突っ込んだらどうする?

JAF公式サイト

ゲリラ豪雨時にアンダーパス(立体交差点の地下道)に入り、冠水に突っ込んだ場合にはどうすれば良いのでしょう?

平成22年に実施されたJAFによる冠水路走行テストを参考にしてみましょう。

このテストは、集中豪雨などによりアンダーパスが冠水した場合を想定し、車両が冠水路を走り切れるかを検証したものです。冠水路のコースは、アンダーパスが冠水した場合を想定し、前後にスロープを設けたコース(水平部分は30m)となります。

JAF公式サイト

セダンタイプ(トヨタマークⅡ 2000CC )

水深30㎝:時速10kmでは、フロントバンパーの上部に水が接する状態で、フロントグリル部分から直接水が入ることはなかった。また同じ30㎝の水深でも、時速30kmの場合には巻き上げる水の量が多くなり、エンジンルームに入り込む水の量が多いということが分かった。

水深60㎝:水深60cmではフロントガラスの下端まで水をかぶった。それでもすぐには止まらず、しばらく走ることはできたが、登りのスロープに差し掛かった31m地点でエンジンが止まった。

SUVタイプ(日産エクストレイル 2000㏄)

水深30㎝:水深30㎝の場合には、時速10km、時速30kmともに走り切ることができた。

水深60㎝:水深60㎝の場合には、セダンでは時速10kmでも走り切れなかったが、エンジンの位置が高いところに設定してあるSUVは走り切ることができた。ただし、時速30kmの場合には、エンジン下部から大量の水が入り込み、わずか10m進んだところでエンジンが止まった。浸水時の衝撃も大きく、車体が一瞬浮き上がってハンドルが取られた。

この検証テストより、JAFでは冠水路の走行に関して以下のようにまとめています。

・同じ水深でも速度が速くなると、巻き上げる水の量が多くなり、エンジンに水が入りやすくなる。

・速度を落とせばある程度までは走行できる可能性があるが、他の要因でエンジンが止まることもあるので走り切れるとは限らない。

・実際の冠水路では水深も水の中の様子もわからないため、冠水路に遭遇したら安易に進入せず、迂回することを考えた方がよい。

 

まとめ

今年も日本列島は、猛暑からのゲリラ豪雨などの集中豪雨が頻発して起こりそうです。運転中にゲリラ豪雨に遭遇した場合には、自車の存在を周囲に知らせるようにし、すみやかに避難するようにします。

万が一、冠水路に突っ込んでしまった場合には、迂回することを考えたほうがよく、間違っても深い水深の場合には進まないこと、また迂回する場合にも速度は10km以下で迂回するほうが望ましいです。

大雨が予想される場合には、カーシェアの利用はなるべく避けるほうが賢明ですね。カーシェア利用中の突然のゲリラ豪雨の場合には、上記のような対応をするとともに、対応が分からなければ、速やかに避難してサポートセンターに連絡して指示に従いましょう。

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