高速渋滞でトイレが我慢できなくなったら!
お盆や正月での帰省、GW、シルバーウィーク・・・そうでなくても高速道路では渋滞はいつどこで起きるか分からないものです。自然渋滞であればある程度は予測することもできますが、事故渋滞にはまってしまったら運が悪いとあきらめるしか方法はありません。
ただし、時間がかかるのは諦められるとしても、どうにもならないのがトイレ問題です。一度や二度は誰もが経験しているでしょうが、高速道路渋滞にはまってしまい、トレイに行きたくても渋滞でクルマは動かない。こうなるともはや地獄としか言いようがありません。
しかし、神様は我を見捨てず、ぎりぎりのところでクルマが動き出し、何とか滑り込みセーフでSA(サービスエリア)に駆け込んだところ、女性トイレの前にはトイレ待ちの渋滞が。。
一度この地獄のような経験をすると、よほど大物の人ではない限りは二度とこのような地獄を経験せずに済むように、十分な対策をとるようになります。
最近大人気のカーシェアリング利用者の中には、初心者ドライバーや普段はクルマをそれほど運転しないという人も多く、このような地獄の経験をしたことがある人は少ないと思われますが、高速渋滞時でのトレイが我慢できなくなった際の対策を見ていきます。
渋滞を避ける
基本中の基本ですが、まずは渋滞を避けるということで、高速道路での渋滞だからトイレに困るわけで、これが一般道であれば渋滞になろうがそれほど問題はないわけです。逆に言うと、高速の渋滞はある程度予測することができるはずですから、これを避けるような計画性を持つことが大切です。
上記の地獄のような経験をした人は、次回からは必ず計画的に行動するようになり、渋滞を避けるようになるでしょう。渋滞で時間がかかったというだけならここまで人を変えることはないかもしれませんが、高速渋滞でのトレイの我慢はほとんどの人が二度と経験したくないと強く思うはずです。
例えば、中央高速道路の下りの場合には、夕方からの小仏トンネル付近からの渋滞は有名ですから、休日に中央高速道路を下る場合には午前中に通過できるように計画したり、GWやシルバーウイークの場合には同じ午前中でもさらに早い時間通過するようにすることで渋滞は避けることができます。
高速では最新型のナビの渋滞回避もあまり役に立ちませんので、事前に計画を十分に練ることがポイントとなります。
SA/PAも計画性を持って利用する
高速道路には一定間隔でSA/PAが設置されており、SAはおよそ50km間隔、PAはおよそ15km間隔に設置するようになっています。従って、普通に運転している場合にはよほどのことでもない限りはトイレに困ることはありません。ところが、事故渋滞のようによほどのことも起こりえますので、SA/PAの利用にもある程度の計画性があるといざという時に助かります。
SA/PAに立ち寄ることは、ドライバーにとっては良い休憩となりますので、ぎりぎりまでトイレを我慢してSA/PAにトイレ休憩するというよりも、安全運転のための休憩だと思って多少時間はかかっても回数多めで立ち寄るようにし、できるだけトイレも済ますようにしておきましょう。
SA/PAに立ち寄ったものの、それほどトイレに行きたいわけではないのでと、トイレをスルーしたりする時に限って渋滞に巻き込まれたりしますのでご用心です。
最近では、東名の海老名SAのようにテーマパーク化したような人気サービスエリアも登場していますので、四六時中女子トイレが混雑しているようなSAもあります。PAもうまく使い分けるようにしたいところです。
計画性の甲斐なく渋滞にはまり切羽詰まってしまった場合の対処法
計画性を持って運転していたにもかかわらず、事故渋滞にはまってしまったケースではどのような対処法があるのでしょう。
渋滞中によく見かける光景としては、子供が我慢しきれずに高速バスのバス停で用を足している親子連れ、あるいは、最早我慢の限界とばかりに路肩にクルマを停めて用を足している男性の姿などは見かけた人も多い、もしくは経験したという方もいるかもしれません。
この行為は認められているのでしょうか。まず、高速バスのバス停では高速バス以外の駐停車は認められておらず、厳密に言えば、駐停車違反+軽犯罪法違反となってしまいます。路肩のほうも駐停車違反ということになります。
しかし、これらの光景は稀に見かけますが、パトカーに検挙されたという話もあまり聞きません。そもそも渋滞していますので都合よくパトカーや覆面パトカーが前後にでもいない限りは検挙されないのかもしれませんし、切羽詰まった状態であることが認められれば、警察官の判断で見逃してもらえることも多いようです。
携帯用簡易トイレ
物理的にはこの方法しかないでしょうが、問題なのは都合よく携帯用トイレをクルマに常備しているかどうかということで、ここまでするくらいならしっかりと何があっても大丈夫なように計画を立てるという人のほうが多いかもしれません。
もちろん、小さなお子さんがいるような場合には常備しておくといざという時には役に立ちます。ただし使い方は少し難しいですし、何度も使ったことのある人も少ないでしょうから、失敗することも多いようです。
料金所のトイレ
前提条件として、料金所までたどり着くことが必要となりますが、近くに出口があればいったん高速を降りて料金所でトイレを借り、再び入口から入って高速に戻るという方法もあります。料金所のトイレは借りることができますので、切羽詰まっている状態の場合には申し出てみましょう。
もちろん、公衆トイレとして提供しているわけではありませんので、常識を持って本当に困ったときだけ借りるようにしましょう。借りる際には、ETCレーンではなく緑の囲いの一般レーンのほうの隅っこのほうに事務所がありますので、そちらのトイレを借りることができるようです。
まとめ
高速道路渋滞でのトイレの我慢は、一度経験すると二度とごめんだと思う人がほとんどで、次からは慎重に計画を立てて渋滞を避ける、あるいは、多少の渋滞でもトイレが我慢できるようにするものですが、小さなお子さんがいる場合などにはそうもいかないこともあります。万が一に備えて、計画性をもった運転をするとともに携帯用簡易トイレなどの対策も取っておきたいところです。
また、カーシェアユーザーには高速渋滞経験のない人も多いでしょうから、十分に予備知識を入れたうえで、高速道路ではいつ渋滞が発生するか分からないという認識をもって、計画をしっかりと立てるようにしましょう。
そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!