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カーシェアリング

カーシェアリングで若者のクルマ離れは解決するのか?

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若者がクルマに夢を抱いていた時代

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今は昔、高度成長期といわれていた時代には、多くの若者はクルマに憧れ、18歳になったら即座に運転免許を取得して、来るべきマイカー所有者となる時期に備えていました。

未だインターネットは存在していない時代で、若者の娯楽といえば、アニメ、テレビゲームが普及はしていたものの、アクティブな娯楽としてはドライブに勝るものはなく、若い男性は女の子とのドライブを夢見てマイカーを持つことを目標にしていました。

レンタカーは存在していましたが、カーシェリングが登場するのはずっと後の時代で、若者でクルマを所有している人は少なく、親のクルマか借りるかレンタカーを借りるなどしてドライブを楽しんでいました。

自動車メーカーのテレビCMでも、今では少なくなった若者をターゲットとした内容のものが多く流されており、多くの若者は一生けん命働いてクルマを購入するというはっきりとして目標を持っており、そして夢を実現させていた時代でした。

これも高度成長期という右肩上がりが長期的に続く好景気が可能にしたものであり、高度成長期からバブル期となり、やがてバブルが崩壊していくところからライフスタイルは変化しはじめて、このことはモビリティライフにも大きな影響を及ぼすことになっていきます。

 

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バブル期とバブルの崩壊

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オランダのチューリップ投機、イギリスの南海シーバブル事件、そして米国のニューヨーク株式市場の大暴落と、その時代の経済大国が経験することになるバブル経済とバブルの大崩壊は、日本という極東の島国にもやってくることになります。

日本経済に及ぼしたバブル経済の影響は、株式市場などとともに、不動産価格の大暴騰と大暴落をもたらすことになります。2017年後半から2018年初旬に発生した仮想通貨相場の大暴騰と大暴落は記憶に新しいところですが、あの拡大版が長期にわたって発生したと考えると分かりやすいでしょう。

バブル経済とその崩壊は、私たちの生活に大きな影響を及ぼすことになり、モビリティライフにおいても、駐車場価格の高騰は首都圏でのクルマの維持費を高騰させることになり、サラリーマンがマイカーを所有することは非常に難しいものとなりました。

右肩上がりの経済は終焉を迎え、収入アップも難しい時代となり、人々は夢を実現させる前に将来の安心を望むようになります。このように、バブルの崩壊以降には私たちのライフスタイルは大きな変更を余儀なくされることになりました。

 

若者が結婚しなくなった

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近年著しい社会問題として、未婚率の異常な向上が指摘されていますが、高度成長期には30歳を過ぎて独身でいると何か問題のある人ではと勘繰られることも多くありましたが、最近では、20代で結婚すると「早っ!」といわれる次第です。

若者が結婚を選択しなくなったのは、経済的な理由、生活の多様化、親元にいるのが楽など様々でしょうが、若者のクルマ離れというモビリティライフに対するする影響として大きいのは、若い男性が女子をドライブに誘おうという動機を奪ってしまったことでしょう。

クルマの価格は以前と比較して決して高くなっているわけではありませんし、クルマ自体の性能は格段に向上し、デザインも良くなったにもかかわらず、若者がクルマを所有したいという動機が見つからないという根底の問題が解決されていないのです。

 

隆盛するお一人様ビジネス

同じように最近大人気のビジネスにお一人様ビジネスと呼ばれるものがありますが、その名の通りカップルや家族を対象としたものではなく、お一人様をターゲットとしたビジネスです。

以前であれば、お一人様のターゲットは伴侶に先立たれた高齢者というのが相場でしたが、最近のお一人様は年齢問わずで、20代の若者も多いという特徴があります。

以前であれば、一人旅行などをすると、旅先の旅館などでは自殺予備軍ではと疑われるものでしたが、最近では当たり前のようにお一人様向けの専用サービスが提供されるようになっています。家族旅行というのではなく、自分へのご褒美として一人で旅行する人が急増しているのです。

ある意味では、カーシェアリングサービスやライドシェアサービスというのは、究極のお一人様ビジネスであるのかもしれません。一人でマイカーを所有するのは非常に非効率ですから、カーシェアリングサービスなどはうってつけのサービスとなります。

 

経済界からの若者のクルマ離れへの反応は?

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経済界、とりわけ日本経済を長年けん引してきた自動車業界では、この若者のクルマ離れ現象を深刻に受け止めており、様々な対応策を講じているところです。自動車工業会の会長でもあるトヨタ自動車の豊田社長は、自動車取得税や重量税などの車体課税の軽減を政府に働きかける方針を表明しています

自動車産業全体のパイが縮小している問題も深刻ですが、その要因の大きな一つである若者のクルマ離れに対して、節税効果がどれほど有効かは分かりませんが、若者がクルマを購入する直接的な動機とはなりえないでしょう。

 

こんな時代だからこそ受け入れられるカーシェアリングのサービス

若者のクルマ離れが指摘されて久しいですが、抜本的な問題解決方法は見つかっていないというのが実情でしょう。若者が求めているのは、性能の良いクルマや燃費の良いクルマ、カッコ良いクルマや価格の安いクルマというようなものではなく、とにかく簡単で便利なサービスを利用したいということかもしれません。

自動車ローンでクルマを購入し、高い維持費を払ってクルマを所有しても、保険の見直しや税金の支払い、洗車、定期的な点検、そして車検と面倒なことが多くあります。もはや車を所有する動機を失っている若者が、このような状況でわざわざマイカーを取得しようとは考えないのは当然の成り行きなのではないでしょうか。

近年、首都圏を中心に急拡大するカーシェアリングサービスは、これらの面倒な作業を担うことなく、簡単便利にスマホから予約して好きな時だけクルマを利用して、利用した分だけ支払うというサービスで、このサービスを若者が利用しないはずもないでしょう。

国内では、カーシェアリングが急成長していますが、今後はライドシェアや個人間カーシェアなどの、簡単便利でスマホから利用できるようなモビリティサービスが若者に受け入れられるのは明らかでしょう。

 

まとめ

マイカーを所有するという動機を失ってしまっている若者が、マイカー所有を選択しないというのは自然の流れなのかもしれません。今後は、急成長するカーシェアリングやライドシェアなどのモビリティライフを選択する若者が急増することが予想されます。

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