カーシェアリングでは1台のクルマを複数人で共有する
カーシェアリングは非常に便利なシステムですが、もともとはエコ的な発想から始まったものですから、1台のクルマを複数の人で共有しますので、自分のものを車に置いたりすることはできませんし、他の人が利用しやすいように運転する必要があります。
とは言え、どこの誰とも分からない人と共有するケースがほとんどですから、中にはマナーの悪い人もいるでしょうし、原則として、自分のものを置きっぱなしにはできませんので、カーシェアにデフォルトで用意されてないものは利用ごとに自分で用意する必要があります。
そんなカーシェアリングですが、カーシェアをマイカーと同じように快適に利用するために、あると便利なカーシェアグッズ(道具)について紹介します。
ドライブレコーダー
カーナビやETC車載機はもちろん、最近ではバックモニターまで搭載されていることもあるカーシェアリングのクルマですが、タイムリーな話題として必要性を感じるユーザーが多いのがドライブレコーダーで、現状ではさすがにドライブレコーダー搭載のクルマはほとんど提供されていません。
安全運転を心がけるのは当然ですが、高速道路などでの迷惑運転が後を絶たないのも事実で、万が一に備えて準備しておきたいのグッズです。需要の多さを受けて、携帯型で安価なドライブレコーダーも多く登場していますので、カーシェアでも簡単に取り付けられるものを検討したいものです。
ドライブレコーダーは、万が一の際の事故の記録として非常に有効ですが、もう一つ、抑止力として効果を発揮するといわれています。迷惑運転をするような輩が最も嫌がるのは警察への通報ですが、警察への通報ではドライブレコーダーによる映像記録は大変効果を発揮します。
従って、ドライブレコーダーが搭載されているとわかっているクルマについては、迷惑運転行為を仕掛けられにくくなります。
ステッカー
ドライブレコーダーが抑止力として効果を発揮することは説明しましたが、実際には、ドライブレコーダーが搭載されているかどうかを運転中に知ることはそう簡単ではありません。こんな時に、クルマの後部に「ドライブレコーダー搭載車」などのステッカー(マグネット)が貼ってあると非常にわかりやすいです。
ドライブレコーダーを本当に設置しているのかどうかは、運転中には見極めにくいわけですから、設置しているかどうかは別としてもステッカーを貼っておくだけでも抑止力としての効果はある程度は発揮できるわけです。
ステッカーだけならもっとお安く購入できますので、ドライブレコーダーまで搭載しなくても、という人にはおすすめのアイテムです。
また、「ドライブレコーダー搭載車」同様に。「Child in car」「赤ちゃんが乗っています」などのステッカーもいろんな意味で役にたつグッズです。
スマホ向けシガーソケット充電器
マイカー所有者のほとんどはこれをすでに持っているでしょうが、長時間運転する場合の必須アイテムとして、スマホ向けシガーソケット充電器があります。スマホは、今では正確なナビとしても利用できますし、音楽を楽しんだり動画も見れたりと長時間ドライブでは非常に活躍します。
ただし、動画などの利用ではバッテリーの消耗度も早くなりますので、ドライブ中にスマホを利用しながら同時に充電できるスマホ向けシガーソケット充電器があると大変便利です。最近では、コンビニや高速道路のサービスエリアでも定番商品となっていますので、どこでも購入することができます。
ただし、利用方法によってはバッテリーの消耗度が著しく激しい場合には充電スピードの遅いシガーソケット充電器よりも、スピード充電が可能なモバイルバッテリーも用意しておくとさらに便利です。
スマホ向けシガーソケット充電器の注意点として、利用しているスマホに必要なアンペア数の充電器かどうかをチェックすることが重要で、せっかく十分な電力の供給が可能な充電器であっても、アンペア数が足りなければ元も子もありません。
スマホ端末のアンペア数は、載せて充電するタイプの端末ホルダーやACアダプターに記載されていますので、そちらで確認しておきましょう。
短時間利用にメリットの多いカーシェアリングですが、最近ではレンタカー代わりとして利用するユーザーも増えてきており、スマホ向けシガーソケット充電器を利用して車内で充電できれば、快適なドライブが楽しめるというものです。
グローブやタオルケット
国内のカーシェアリングの主流を占める事業者の提供するカーシェアリングサービスでは、定期的な点検とともに車内清掃なども行われていますが、そもそも、日本人の場合にはクルマを他の人とシェアしているというエコ的な感覚はほとんどなく、カーシェアというサービスの提供を受けているという人がほとんどです。
従って、他の人が利用しやすいようにしておこうというような考えを持つ人も少なく、例えば、汚れている手でハンドルを握ったとしても、次の人が使うのだからとハンドルをきれいに清掃する人が少なく、利用したクルマをそのまま業者に返却するだけという考えの人が大部分です。
つまり、ただでさえ誰が利用しているんか分からないカーシェアリングで、車内が汚れているケースも十分考えられますので、清潔好きな人にとっては、グローブやシートに賭けるタオルケットなども大事なアイテムとなります。
個人のヘビーユーザーなどには次の人が利用しやすいように心がけている人も多いでしょうが、たまにしか利用しない人や法人ユーザーの場合にいは、クルマをシェアしているという考えが希薄になりがちですので、稀にマナーの悪い人を見かけることになります。
芳香剤
車内の汚れとともに気になるのが匂いで、匂いに敏感な人にとっては少しの匂いが原因でカーシェアは利用しないという人も多いようです。カーシェアリング事業者のほうでも匂い対策として、ファブリーブなどの芳香剤を置いているケースがほとんどです。
また、数は減ったものの、禁煙車であるにもかかわらず喫煙しているマナーに問題あるユーザーがいることも事実で、そのケースでは、タバコの匂い消しとしてファブリーブを使っているようですが、禁煙車ではタバコは吸えないというルールをしっかりと守ってほしいものです。
折り畳みチャイルドシート
カーシェアリングのクルマに置いてありそうでないのがチャイルドシートで、ジュニアシート(4~10歳用)はほとんど用意されていすのですが、チャイルドシートをデフォルトで用意している車はありません。
こんな時に便利なのが折り畳みチャイルドシートで、カーシェア大国の欧米では多くの人が利用しており、比較的安価に入手することができますので、3才以下のお子様がいる場合にはぜひ検討したいアイテムです。
まとめ
カーシェアリングは、複数の人で同じ車をシェアすることになりますので、十分な思いやりを持って利用するのは当然ですが、同時に便利なアイテムを利用することでマイカーのように快適に利用することも可能です。
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