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猫バンバンは夏でも必要?

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猫バンバンとは?

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クルマで出かけようとエンジンキーをかけたその刹那、猫がクルマの中から飛び出してきた。こんな体験をしたことがある人も少なからずいると思われますが、特に、クルマのエンジンルームに猫が潜んでいるケースがあります。最悪のケースでは、事故につながることもあるこの問題の対策として実施されているのが猫バンバンです。

首都圏では、一昔前のように野良犬を見かけることは無くなりましたが、野良猫は昔同様に現在でもどこでも見かけます。繁殖率の高さや相変わらず餌を与える人が多いということもあるからでしょう。

しかし、あまり知られていませんが、平均寿命15年前後の家の飼い猫に比べると野良猫の寿命は3~4年と5分の1ほどなっています。そもそも野良猫ですから、子猫のうちに死んでしまいことも多いのですが、一つの大きな要因として交通事故死があります。

交通事故にも種類があり、一般的なクルマに引かれる事故死の他に意外と多いのが、前述のエンジンルームに潜んでいてそのまま巻き込まれることによる事故死です。

猫バンバンとは、クルマのエンジンルームやタイヤの間に入り込んだ猫を逃がすために、ボンネットをバンバンと叩く行為、および、それによって猫の安全や生命を守る取り組みのことです。

 

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猫がエンジンルームに入ることを知っていますか?

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寒い時期になると、猫は停車しているクルマのエンジンルームやタイヤの間に入り込んでしまうことがよくあります。これは猫の修正で、狭くて安全なところや温かいところを猫は好むからです。

ドライバーがそれに気づかずにエンジンをかけてしまった場合、前述のように慌てた猫がクルマから飛び出してくることもありますが、そのまま発車してしまった場合には猫は危険にさらされて、命を落としてしまったという事故も少なからず発生しているのです。

JAFによると、ボンネットを叩く猫バンバンは、叩く音によって猫を逃がすのに効果的だが、逆に怖がってさらに奥に逃げ込んでしまう猫もいるため、ボンネットを開けて目視で確認することがさらに有効であるとしています。

とは言え、いちいちボンネットを開けてまで確認する人も実際には少ないでしょうから、動物愛護協会では、周囲に人がいて猫バンバンが恥ずかしい場合や急いでいる場合には、代わりにドアを強く閉めなおすことを薦めています。これなら現実的ですね。

 

日産の「猫バンバンプロジェクト」

日産猫バンバンプロジェクト

日産の「猫バンバンプロジェクト」とは、2014年の冬に「寒い朝は猫などの動物がエンジンルームに潜んでいることがあるので、フードなどをたたいてみましょう!」という注意喚起を同社の公式TwitterやFacebookに投稿したことがきっかけです。

この投稿に対しては大きな反響があり、翌年にも同様の内容に#猫バンバンというハッシュタグをつけて投稿したところさらに大きな反響がありました。

反響の内容としては、「もっとこの呼びかけを広げてほしい」というものから「是非ステッカーを作ってほしい」というものなどが多く、これらの反響に対する非常に多くの要望に応えるべく、実際にステッカーを作成したり、特設サイトが用意されプロジェクトが始まりました。

当初は、自動車メーカーがクルマを叩く行為を広めるということには抵抗もあったようですが、それ以上に、実際に猫バンバンを実施したところ、本当に猫がエンジンルームに入り込んでいたというユーザーの声が多かったということです。

実際に2016年に同プロジェクトにて、猫バンバンを実施した人にアンケート調査をしたところ、何と7人に1人が猫バンバンをしたところクルマに猫が隠れていたと回答しています。

このプロジェクトでは、自動車メーカーとしてクルマのアピールなどは一切行われておらず、純粋に「猫バンバン」の大切さを訴えて、猫の命を守ったり、猫がエンジンルームなどに入り込むことによって発生する事故を防ぐために行われています。

 

猫バンバンは夏も必要?

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猫がクルマのエンジンルームやタイヤの間に入り込むのは、寒い時期に温かさを求めて行動することが多く、また、猫の修正でもある狭いところに入りやすいということからも起こります

多くの場合には、猫バンバンについても比較的寒い時期に実施している人が多いと思われます。実際に、猫の日が2月22日に制定され多くの企業や個人が活動していますし、日産の「猫バンバンプロジェクト」冬にスタートしています。

それでは、猫バンバンは寒い時期に行えばよいのであって、夏などの温かい時期には行う必要はないのでしょうか?

結論から言うと、夏場であっても、自動車の下は日陰になり涼しく猫にとっては快適なため、やはり入り込む可能性は十分にあります。エンジンルームについては、日差しが強い日などは熱いでしょうから、入り込む可能性は低くなります。

ここ数年、日本列島は夏になると猛暑日が続きますが、ますますクルマの下は猫にとっては快適なスペースとなる可能性が高く、運転前には猫バンバンで確認するようにしたいものです。

 

カーシェアリングでも実践したい猫バンバン

近年、首都圏を中心に急成長を続けるカーシェアリングですが、カーシェアリングのユーザーには普段はクルマを運転することがあまりないという人も多く、猫バンバンについても知らない人が多いと思われます。

ところが、カーシェアリングのクルマが設置してあるカーステーション(多くは時間貸し駐車場)にも野良猫を見かけることは多くあり、こんなところにいて大丈夫なのと思った人も多いことでしょう。

カーシェアリングは、複数のユーザーで同じクルマを共有して利用しますので、事故を起こすと余分な費用を請求される可能性もありますし、なにより他のユーザーに迷惑が掛かってしまいます。

出発前には、猫バンバンなどで猫がいないことを確認して運転を開始するようにしたいものです。

カーシェアの場合には、自分の所有車ではありませんので、クルマをバンバン叩くという行為には抵抗がある人も多いでしょうが、そんな場合には、動物愛護協会推奨のドアを強く開け閉めしてみたり、スタンド看板を動かす際にはクルマの下を目視するようにしたいものです。

 

まとめ

日産自動車の猫バンバンプロジェクトでのアンケート調査によると、実際に猫バンバンを実施したところ猫がクルマに潜んでいたと回答した人が、何と7人に1人という結果が出ています。

家で飼われている猫の寿命が15年前後なのに対して、野良猫の寿命が3~4年ということを考えてみても、7人に1人の回答はまんざら猫好きだけが原因でもないように思われます。

カーシェアユーザにとっても、他人ごとではない問題ですから、運転前には猫バンバンを実施して猫がいないことを確認しておきたいものです。

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