フェラーリに乗るには

高級輸入車といえば、メルセデスベンツ、BMWなどを思い浮かべると思いますが、高級スーパーカーというと最早この車しかないというのがフェラーリです。人気芸能人や大成功した起業家などの選ばれた人だけが乗れるというイメージの車です。

それもそのはずで、フェラーリを新車で購入すると数千万円という価格帯ですから、一般庶民にはとても購入できるような代物ではなく、フェラーリを経費として購入できるような人、もしくは、経費なんてけち臭いことは言わずにポンとキャッシュで購入できるような資力のある人が購入する車となります。

スーパーカー好きな人でなくても一度は乗ってみたいフェラーリですが、新車で購入するとなるととても手が出ない、それでは中古車でと考えてみても、そこそこの中古車であれば、やはり一般庶民には手が出るような金額ではありません。

所詮、フェラーリとは、選ばれしものだけの特別な車であって、一般人が乗ることは難しいのでしょうか？

フェラーリってレンタルできるの？

さて、購入が難しいとなると、次に考えるのはレンタカーとなりますが、その辺の大手といわれるレンタカー会社でフェラーリが借りれるという話も聞いたことがありません。そもそもフェラーリってレンタカーとして提供されているのでしょうか？

確かに、普通の大手レンタカー会社でフェラーリの貸出をしているところはありませんが、高級車専門、あるいは、スーパーカー専門のレンタカー会社でフェラーリの貸出を行っています。

もちろん、一般車のレンタカー利用料金と比べると高い料金となるでしょうが、それでも購入すれば数千万円の車ですから、短時間とは言え、夢のスーパーカーに乗れるというのはマニアならずとも非常に魅力的な話です。

NEXT ONE

兵庫県西宮市と東京都江戸川区で営業を行っているNEXT ONEでは、2013年式のフェラーリカリフォルニアのレンタルを行っています。2013年式とは言え、新車購入時価格は2,800万円というまさにスーパーカーです。ちなみに、中古車で購入するとしても1,500万円前後は覚悟しておく必要があります。

フェラーリカリフォルニア　2013年式

レンタル料金　日帰りプラン（最大8時間）　72,000円

他にもプランはありますが、基本的には72,000円でフェラーリがレンタル可能ということになり、高いと感じるか安いと感じるかは個人差が大きいでしょうが、マニアにとっては眉唾物かもしれません。

尚、定期的に期間限定のキャンペーンが実施されており、1時間1万円で借りれるときもありますのでキャンペーン情報には要注目です。（前回は最低時間が3時間で29,800円からの利用）

他の高級車も数多く用意されていますが、フェラーリカリフォルニアのレンタルは兵庫店のみの対応となります。

ロペライオ

東京の青山、世田谷、練馬、埼玉の戸田、千葉の柏で営業するロペライオ（埼玉、千葉はロペシティ）では、フェラーリカリフォルニア、フェラーリ458イタリアなどがレンタルできます。

ロペライオは他にも店舗を構えている高級車専門の中古車販売業者ですが、新しいモビリティライフに対応してレンタルサービスも開始しています。

レンタル料金は、フェラーリカリフォルニアのケースで、6時間～　49,800円～となっています。

Fun2Drive

大人気の観光名所の箱根で営業するFun2Driveでは、1994年式のフェラーリ355がレンタルできます。1994年式とは言えフェラーリですから、同レベルの中古車価格は800～900万円前後というところで、まぎれもなくスーパーカーです。

Fun2Driveでは、おすすめのドライブコースが紹介されており、霊峰富士山のもとを走る芦ノ湖コース・伊豆スカイラインコースなど、スーパーカーでの非日常的な楽しみ方ができます。

レンタル料金は、チョイ乗り1.5時間（25km制限）21,980円からとなっており、24時間（200km制限）の場合でも64,980円でレンタルできます。

新しいモビリティライフでは、車を所有するという発想から、車を楽しむ時代へと移行していますが、今後もレンタカーでフェラーリを楽しみたいというドライバーのニーズは増えていくことが予想されます。

また、観光地などでは、日本を訪れる海外からの旅行者がフェラーリなどの高級スーパーカーをレンタルするケースが増えているのが、この数年の特徴となっています。

フェラーリはカーシェアサービスで利用できるのか？

新しいモビリティライフの主役となりつつあるカーシェアサービスですが、高級スーパーカーのフェラーリは借りることができるのでしょうか？

カーステーションにフェラーリを置きっぱなしというのは考えにくいと思っていたら、案の定、大手カーシェアリングサービスではメルセデスベンツ、BMWまでは提供されているのですが、さすがにフェラーリはどこからも提供されていませんでした。

ならば、近年話題の海外では常識的なサービスである個人間カーシェアならひょっとして提供されているのではと、DeNAのAnycaはどうかと思ったら、こちらも残念ながらフェラーリは登録不可車となっており、提供されていませんでした。

何故登録不可車なのかというと、Anycaが提供する1日自動車保険（車両保証付き）は、車両保証が300万円までとなっているのですが、フェラーリなどのスーパーカーの場合には300万円を超えるような修理代が発生することも多く、保険を提供する東京海上火災がフェラーリを引き受け不可物件に指定しているということです。

Anycaでだめなら国内のカーシェアではフェラーリは借りれないのかと思いきや、何とカフォレという新興の個人間カーシェアサービスでフェラーリが提供されていました。

東京23区内で4台、神奈川、千葉、新潟で各1台づつの計7台のフェラーリが提供されており、料金は車種や状態、利用方法により異なりますが、フェラーリという車の性格上か、個人間カーシェアというよりも、中古車業者などの法人が貸し手となっているケースが多いようです。

カーシェアサービスを利用してフェラーリに乗るというケースでは、車両保険という問題がありますので短時間利用には適していないのかもしれません。

まとめ

新車なら数千万円、中古車でも高額な購入代金となるフェラーリですが、レンタカーとカーシェアサービスを利用することで乗ることができます。もちろん、フェラーリですから、利用料金も通常のレンタカー料金やカーシェア料金とは異なる高額な料金とはなります。

まだまだ台数はそれほど多くはありませんが、そこは超が付くスーパーカーですからかえって希少性を感じさせます。

新しいモビリティライフでは、購入せずともレンタカーやカーシェアサービスでフェラーリに乗れるサービスが今後も多く登場してくることになるでしょう。

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