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車のボディタイプとは
車には多くの種類がありますが、利用用途で車を選ぶ場合にはボディタイプが判断基準となります。
例えば、小さな子供がいるファミリーの場合にはミニバンであったり、子供が成長するとセダンに切り替える、そんなライフスタイルに応じてボディタイプを選択して車を選べます。
また、マイカー時代には選択はできませんでしたが、カーシェア全盛時代になるとボディタイプを選べるようになり、例えば高速道路を走る際には大型セダンだと走りの良さを感じたり、首都圏で買い物に行く場合などにはコンパクトカーや軽自動車が便利というように、利用シーンに応じて利用する車を選択できるようになります。
ボディタイプ別の利用シーンや選び方を見ていきましょう。
ボディタイプ別の種類 ~セダン~
最も一般的なボディタイプがセダンで、ボンネット・車内・荷室の3つの空間があることから3BOXともいわれています。
セダンの語源はラテン語から来ていますが、英国ではセダンのことをサルーンと呼び、いずれも落ち着いた雰囲気を漂わせるもので、セダンが若者というよりはどちらかというと落ち着いた高齢者が乗るというイメージがあります。
車内が広くタクシーやハイヤーとしても利用されますが、高級輸入車のセダンは誰でも一度は乗ってみたいというステータスが今の時代にも残っています。
最近では、レンタカーだけではなく、カーシェアや個人間カーシェアでも高級輸入車に低コストで乗ることができるようになっています。
ボディタイプ別の種類 ~クーペ~
誤解されていることも多いのですが、厳密に言うとクーペとは「2ドアの2人乗り用の車」のことですが、セダンと同じ3BOXで構成されたノッチバックと、リアウインドが一部流れるデザインのファストバックと呼ばれるものに分類されます。
クーペというと流れるようなデザインのカッコよい車というイメージがありますが、これにセダンの高級感を併せ持つ4ドアクーペという種類も存在しており、セダンでありながら流れるようなカッコよさを持つ車として人気があります。
クーペは、スポーツカーとまではいかないまでもスポーティーな車を求める人に人気の車種で、ノッチバックや4ドアセダンは高級車に多く、高年齢者でスポーティーな車を求めている人に人気です。
ボディタイプ別の種類 ~コンパクトカー~
コンパクトカーという名称は以前には存在していませんでしたが、エコカー全盛時代の現在では最も販売台数の多い車種で、ハイブリッドカーやPHV、電気自動車などもこのタイプに多くあります。
手ごろな購入価格や低燃費、かつデザイン的にも人気のものが多く、女性から高齢者まで幅広く利用されており、カーシェアサービスで提供されているボディタイプもこのタイプが最も多くなっており、首都圏などではカーシェアのシールが貼ってあるコンパクトカーが走っているのをよく見かけます。
コンパクトカーにはハッチドアがついていつものが多く、他のハッチバック付きの車に比べると爆発的な売れ行きとなっており、最近ではハッチバック=コンパクトカーという感じにもなっています。
ガソリン代の高い日本では、特に低燃費のコンパクトカーが大人気となっていますが、ヨーロッパなどではスポーティーなコンパクトカーが人気となっているようです。
ボディタイプ別の種類 ~オープンカー~
以前は若者に圧倒的な人気を誇っていたオープンカーですが、最近は街で見かけるオープンカーを運転している人の年齢層がだいぶ上がっているような感じがしています。
街中のオープンカーは周りの目が気になったりもしますが、冬以外の軽井沢などの避暑地で見かけるオープンカーは本当にうらやましく感じるもので、年齢に関係なく1回は乗ってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
そんなオープンカーには実は多くの種類があり、ロードスター、スパイダー、コンバーチブル、カブリオレなどがあります。
オープンカーを見かけると、運転している人よりも横に乗っている人のほうが気になったりもしますが、実用性のある車ではありませんので、デートで利用したり趣味で乗るという人がほとんどでしょう。
ボディタイプ別の種類 ~ミニバン~
ミニバンとは、車内に3列シートを配備した6人乗り以上のボディタイプで、ファミリータイプとして非常に人気の高い車で、車の乗り降りを便利にするスライドドアや車中泊も可能な広い車内空間が特徴となります。
以前は、特に小さな子供がいるファミリーには圧倒的な人気がありましたが、車が大きい場合には燃費などの問題もあり、最近ではコンパクトカーに押されているような状況です。
一部のカーシェアや個人間カーシェア、レンタカーでも利用できますので、大人数で出かけるときには非常に便利なボディタイプです。
ボディタイプ別の種類 ~SUV~
SUVとは、Sport Utility Vehicle(スポーツユーティリティビ-クル)の略で、日本語ではスポーツ用多目的車と訳されています。
以前は、テレビCMでもお馴染みの山道を走るクロスカントリー車というイメージもあり、バブル期には大人気車種となっていましたが、近年では燃費のよいハイブリッドカーやコンパクトカーに押されています。
数人でスキーに行くのにカーシェアやレンタカーで利用されることが多いようです。
ボディタイプ別の種類 ~軽自動車~
軽自動車は、排気量が660㏄以下、全長3.4m以下、全幅1.48以下、全高2m以下、乗車定員4名以下の条件を満たす車となります。
普通車と比べれば、その排気量制限などの理由から高速道路や坂道での力不足は感じますが、乗ってみて初めて分かるのが軽自動車で、街中では小回りが利き、どんな駐車場でも無理なく出入りが可能で、燃費が良く税金も安い、おまけに高速道路料金も安いとメリットは非常に多いです。
男性よりも女性に人気があり、買い物専用として利用したり、あるいは、セカンドカーとして利用しているケースも多いです。
まとめ
個人が利用する主な車のボディタイプを紹介しましたが、これ以外にもワンボックス、ワゴン車などがあり、個人利用というよりはむしろ荷物を運ぶ手段として法人で多く使われています。
車にはこんなにも多くのボディタイプがあり、利用シーンに応じて使い分けることも可能な時代になりつつあります。
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