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次世代型のクルマのサービス、シトロエンの「Ami」とは?

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シエトロンの「Ami」とは

少し前のニュースですが、フランス大手自動車メーカーのシトロエンは、ブランド生誕100年目の節目となる2020年2月にコンパクトな次世代モビリティ「Ami(アミ)」を発表しました。

フランス語で友達や仲間という意味のAmiは、都市部での利用を前提とした超小型のEVで、ボディサイズは全長×全幅×全高=2.41×1.36×1.52m、最小回転半径は3.6mと市街地での移動や駐車が簡単に行えるといいます。

2人乗り仕様で、1987年生まれ以後お交通安全検定に合格した16歳以上であれば、運転免許がなくても街中を運転することができます

 

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超小型EVのシトロエン Ami

シトロエン公式サイト 2019年ジュネーブショー Ami ONEコンセプトカー

シトロエンAmi、その490kgの車体を動かすモーターの最高出力は8.2PS(6KW)。最高速度は時速45kmで、一充電当たりの走行可能距離は70kmと公表されています。家庭用の普通充電による充電時間は3時間といいます。

2人乗りのパッセンジャーは、左右に並んで座り、その足元前方には64リッターの荷室が確保され普段の買い物程度であれば賄えるスペースが確保されてるようです。また、Amiにはサンルーフの他、空調機能やスマートフォンの充電機能も備わっています。

シトロエン Amiの価格は

購入する場合、車両価格は税込み6,900ユーロ(日本円で約80万円)からとなりますが、2年間の長期レンタルなら、最初に税込み3,544ユーロ(日本円で約41万円)を払い込めば、その後は月々19.99ユーロ(約2,300円)で乗り続けることが可能です。3年程度であれば車両本体にかかる費用は、およそ50万円で賄えそうですね。

さらに、フランスの場合には購入でも長期レンタルでも900ユーロ(約11万円)の補助金を受けられるそうです。

上記の購入及びレンタル料金は、いずれも最もベーシックな仕様の金額。追加料金を支払うことで、内外装のアクセントカラーをオレンジ、カーキ、ブルー、グレーの4色から選ぶことが可能で、パーツやステッカーを追加してドレスアップすることもできるとのことです。

フランスでは3月30日から予約受付を開始、5月からオンラインでの販売も開始されるようで、数か月遅れてスペイン、イタリア、ベルギー、ポルトガル、ドイツでも注文できるようになるようです。最初の納車は6月を予定しています(新型コロナショックにより、遅延も予想されるそうです)。

シトロエン Amiはカーシェアでも利用できる

Amiはカーシェアリングサービスとしても利用することができるようになります。予定では、パリで、シトロエンが属するPSAグループ直営のカーシェアリングサービスFree2Moveサービスが開始となるようです。

利用料金は、月額9.9ユーロ(約1,200円)を支払う会員の場合には、1分間あたり0.26ユーロ(約31円)、1時間当たり12ユーロ(約1,440円)、丸1日なら40ユーロ(約4,800円)で利用することができます。月額料金無料のプランでも利用できるようですが、利用料金は1分間あたり0.39ユーロ(最初の1時間あたり18ユーロ、丸一日の場合60ユーロ)と少し高くなりますが、どちらのプランの場合も仮に45分で返却した場合でも、お得な1時間あたりの料金が適用されるといった、常に安いほうの料金となるのも使い勝手の良いサービスといえますね。

まさに、使いたい時だけ利用するというカーシェアにぴったりのクルマともいえそうです。

 

次世代のクルマのサービス

シトロエン Ami
シトロエン プレスリリース

シトロエンの超小型EV「Ami」は、まさに経済的にも、必要最低限の積載容量を確保して使いやすく、借りやすくするといった次世代型クルマのサービスを取り入れているといえます。クルマの販売というよりは、実用的に都市内移動を活用しやすくするといったモビリティサービスといえますね。

超小型EVとして販売するだけではなく、長期レンタルにも対応、さらに短期的なカーシェアリングサービスとしても利用することができ、「CASE」のSであるシェア・サービス、Eの超小型EV、さらに小型車であるにもかかわらずコネクテッド化も備えています。

A=自動運転こそ備えていませんが、それ以外はすべてそろえた次世代型のモビリティサービスを提供します。

超小型EVですから、自動運転化との相性も良いでしょうから、そう遠くない時代には「CASE」の全てを兼ね備えたクルマとなっているかもしれません。

超小型EVによる完全自動運転車が、カーシェアリングとして利用されている、そんな時代はすぐそこまでやってきているのでしょう。

日本でも同じようなモビリティサービスが提供されるのか

日本でも超小型EVがトヨタ他から登場しています。

本来であれば、今年の東京オリンピック・パラリンピック前後で登場予定であった、多くのモビリティサービスの中には超小型EVもあります。

日本の超小型EV自体はすでに10年ほど前から構想がスタートしており、5年前から販売もスタートし、累計生産台数は約8,500台(国土交通省資料)というレベルです。

この超小型EVが普及してこなかったのには、安全基準を自動車よりも緩和したことでかえって手続きが面倒になったことや、歩道での利用が前提であったため法整備が追い付かないなどの事情がありました。

ところが、ここにきてのEVのデフォルト化高齢者による交通事故の問題、さらにパラリンピックの開催などが追い風となって急ピッチで普及のための準備が進められていました。

残念まがら、新型コロナウィルス感染の影響により、東京オリンピック・パラリンピックは延期となり、自動車工場も休みを余儀なくされており、ここにきて計画は大きく遅れてしまうことになりそうです。

しかし、ここ数年で多な成長を見せたカーシェア市場にとって、この超小型EVは市場規模拡大の起爆剤となる可能性を感じさせます。

 

日本でもAmiに乗れるのか

シトロエン Ami

さて、フランスでは14歳から、他の多くの欧州の国では16歳から乗れるというシトロエンのAmiですが、日本でも乗ることはできるのでしょうか?

残念ながら。今のところ日本での発売は予定されていません。まあ、当たり前といえばそれまでですが。

日本の道路交通法における「ミニカー」という規定では1人しか乗れず、普通免許が必要となり18歳以上にならないと運転することはできません。(日本とフランスや他の欧州では法律が異なります)

しかし、このようなスタイリッシュなクルマが増えてくると、クルマ離れといわれている若者も注目するのではないかと思われますし、何より女性には人気化するのではないでしょうか。

iPhoneもそうですし、ダイソンの製品など、国内メーカーとは異なるスタイリッシュな欧米の商品は、日本でも大人気化していますから。

とは言え、日本にはトヨタ、日産、ホンダをはじめとする巨大な自動車メーカーが存在しますので、ここは性能ばかりではなくスタイリッシュなクルマを提供してもらいたいところです。

 

まとめ

シトロエンから登場した超小型EV「Ami」は、購入ばかりではなく、長期レンタルやカーシェアリングサービスでも利用できるという、次世代型のモビリティサービスとして評判を集めています。

残念ながら、法律等の問題から日本で販売されることはなさそうですが、超小型EVがカーシェアリングサービスで提供されるというのは、日本でも実現するのではないでしょうか?(一部すでに実現していますが)

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