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カーシェアリングとは?

ネットで自家用車の貸し借り!個人間カーシェアリングとは

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ドコモが参入する個人間カーシェアリングとは

dカーシェア
dカーシェア

大手モバイルのドコモは、2017年12月よりdサービスの一つとしてdカーシェアをスタートさせます。

dカーシェアとは、カーシェアリング・レンタカー・マイカーシェア(個人間カーシェア)の集約サービスことで、オリックスのカーシェアリングサービス、ニッポンレンタカー・トヨタレンタカーなど7社のレンタカーサービス、これにドコモのマイカーシェアサービスとなります。

つまり、カーシェアリングとレンタカーサービスは提携先のサービスを利用しますが、個人間カーシェアのマイカーシェアはドコモ独自のサービスとなります。

近年、急成長を続けるカーシェアリングマーケットですが、ドコモが独自で提供する個人間カーシェアリングは、時間貸し駐車場などを利用した大手業者によるカーシェアリングサービスではなく、個人の自家用車を他の個人とシェアすることで成立するビジネスです。

本来のシェアリングサービスという意味合いからは、大手業者が提供するカーシェアリングよりも、この個人間カーシェアリングのほうが近い気もしますが、ドコモが仲介のプラットフォームを提供することで簡単かつ安全にサービスを利用することができます。

個人間カーシェアは、貸し手にとってはマイカーを利用しない時間帯に有効利用することで維持費の足しにできますし、利用者にとってはより安く利用できることはもちろん、好きな車に乗ることができるという楽しみもあります。

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個人間カーシェア業界の最大手はAnyca(エニカ)

Anyca.net

タイムズなどの時間貸し駐車場をカーステーションとしてこの数年で急成長したカーシェアリングマーケットですが、これに比例して個人間カーシェアリングも徐々に関心を集めるようになっています。

企業の提供するカーシェアリングが急成長した理由として、時間貸し駐車場の存在は無視することができませんが、もう一つ、ITを最大限に利用した高い利便性も忘れることはできません。

実は、個人間カーシェアリングについても、一定のニーズはあるものの利便性がなかったり、トラブル発生の際に間に入る存在がないなどの問題があり、友人間などのごく親しい間柄での利用方法となっていました。

あまりに親しい間柄だとお金も取れないなどの問題も当然ありましたが、ここに仲介業者として企業が入ることで、ITを駆使したプラットフォームを提供するなど高い利便性を確立し、トラブルの際にも間に入るというビジネスモデルが構築されました。

このような個人間カーシェアリングがサービスとして提供され始めたのは、2015年5月にスタートしたDeNAのAnyca(エニカ)が最初で、着実に利用者数を増やしているところです。

Anyca(エニカ)では、個人間のやり取りはすべてネット上で行われ、車の貸し手は「オーナー」として自分のプロフィールや車の写真や装備などの情報、使用料、受け渡し可能な時間帯などを登録し、借り手は「ドライバー」として自己プロフィールや運転免許証を登録します。

ドライバーが車を借りる際には、アプリやネットから車の受け渡しエリア、車種、料金、利用日時などから借りる車を検索し、目当ての車が決まったらオーナーに予約リクエストを送ります。オーナーがリクエストを承認すると予約が確定し、受け渡し場所で直接車を渡します。

料金はクレジットカード決済となり、Anyca(エニカ)はオーナーから手数料として料金の10%を受け取るという仕組みです。

法律上は個人間の共同使用契約

カーシェアリングの個人契約
pexels.com

個人間カーシェアがレンタカーやカーシェアリングと最も異なるのが法的な位置づけで、レンタカーなどは国の認可を得たレンタカー事業者による有償貸付となりますが、個人間カーシェアには法的な位置づけがありませんでした。

そこで、Anyca(エニカ)では個人間カーシェアリングサービスを個人間でも自家用車の共同使用契約としました。

2006年の道路運送法改正により国土交通大臣の認可は必要ありませんが、そもそも共同使用とは個人間カーシェアリングを対象としたものではありませんので、Anyca(エニカ)では一つ一つ行政に確認しながら運用ルールを決めていきました。

例えば、共同使用契約では共同使用料は車の取得や維持の実費を超えない範囲内としなければならないため、Anyca(エニカ)では専用アプリに車の購入費・走行距離・年間維持費を入力すると使用料の上限金額を自動計算できるシステムを導入しています。貸し手であるオーナーはアプリで自動計算された上限金額を超えない範囲内で使用料を決めることが可能となります。

このような積み重ねを経て、個人間でも安心して利用できるサービスを確立させたのです。

個人間カーシェアリングのメリットとデメリット

個人間カーシェアリングのイメージ
pexels.com

個人間カーシェアリングとレンタカーや企業が提供するカーシェアリングを比較した場合にはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

メリットとしては、何といってもコストが魅力的でレンタカーや企業が提供するカーシェアリングよりは安く利用できるケースが多くなります。

また、個人間カーシェアリングの特徴として、オーナーの自家用車を使用しますので様々なタイプの車が提供されており、高級輸入車がリーズナブルな料金で利用できたり、比較的新しい車を選択することもできます。実際、個人間カーシェアリングの利用者には、次の購入予定の車の試乗感覚で利用する人もいるようです。

デメリットとしては、企業が提供するカーシェアリングの場合にはカーステーションで会員カードをかざすだけで利用できますが、個人間カーシェアリングでは受け渡しの際にオーナーとドライバーが対面で受け渡しをすることになることです。

また、レンタカーや企業が提供するカーシェアリングでは比較的均一のサービスを受けられますが、個人間カーシェアリングの場合には当たりはずれがあるケースもあります。

この点については、オーナーやドライバーを評価するシステムも導入されています。

さらに、個人間カーシェアリングは、現時点では企業の提供するカーシェアリングと比較するとサービスを受けられるエリアが限られており、利便性という面では今後に期待というところでしょう。

個人間カーシェアリングでの事故やトラブルはどうなるのか

個人間カーシェアリングのトラブル
pexels.com

個人間カーシェアリングを利用する際に多くの人が心配するのは、事故や故障などのトラブルや傷をつけた時のことでしょう。

レンタカーや企業が提供するカーシェアリングではこの心配はほとんどないため、この問題を解決しない限りは個人間カーシェアリングが広まることは難しいと思われます。

この点、業界先駆者ともいえるAnyca(エニカ)では、トラブルを防ぐための様々なシステムを導入しています。

まず、ドライバーには1日限定の自動車保険(車両保証付きプラン)が利用日時から24時間当たり1,800円で提供されており、加入漏れを防ぐためアプリなどで車を予約する過程で自動的に設定できるようになっています。

これでほとんどの問題は解決できますが、保険対象とならないような小さな傷の場合には、オーナーとドライバーがAnyca(エニカ)アプリ上で交渉できるシステムと認定工場が用意されています。

最も大切なことは事前に確認情報を登録しておくことでトラブルが発生しにくくすることで、Anyca(エニカ)では事前にガソリン代の負担、ペットの同乗可否、事故の際には認定工場ではなく指定工場を利用などの条件を指定できるようになっています。

加えて、オーナー・ドライバーの評価システムなどを参考にするなど事前にしっかりと確認することで、トラブルは思ったよりも少ないというのが実情のようです。

まとめ

この記事では、近年注目を集めている個人間カーシェアリングの実態についてご紹介しました。

カーシェアリングを利用するなら気になるのはカーステーションと料金ですが、お近くのステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング事業社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします。

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