カーシェアリング

VW(フォルクスワーゲン)もEVだけのカーシェアリングサービス開始へ!続々と進むカーシェアのEV化

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VWもEVカーシェアリングサービスを開始

VW公式サイト

6月26日、フォルクスワーゲン(VW)グループはEVだけのカーシェアリングサービス「We Share」をドイツ・ベルリンで開始したと発表しました。このEVカーシェアリングサービスには、「ゴルフ」のEV「eゴルフ」1500台と、「up ! 」のEV「e-up !」500台の合計2000台を使用するとしています。

また、このカーシェアリングサービスには、フォルクスワーゲンの次世代EV、「ID.」も順次導入していく計画となっています。まずはフォルクスワーゲンが2020年に発売する最初のID.ファミリーのEVで、「ゴルフ」セグメントに属するコンパクトな4ドアEVの「ID.3」をEVカーシェアリングサービスである「We Share」に導入予定です。

「We Share」では、カーステーションのない「フリーフローティング」システムが採用され、ユーザーはアプリを介して車両の予約を行うという、デジタル化されたサービスとなります。

フォルクスワーゲンでは、このEVカーシェアリングサービス「We Share」をドイツ・ベルリンに続いて、ドイツの各都市に拡大予定で、2020年以降には欧州各国や北米の主要都市へグローバル展開していくことを計画しています。

 

「フリーフローティング」システムとは

pexels

カーシェアリングサービスには、「ステーションベース型」と「フリーフロート型」の2種類があります。日本のカーシェアリングサービスは、ご承知の通り時間貸し駐車場などをカーステーションとして発展した「ステーションベース型」となります。

これに対して、今回のフォルクスワーゲンの「We Share」は、カーステーションを利用しない「フリーフロート型」のカーシェアとなります。「フリーフロート型」とは、専用のカーステーションは存在せず、路上や公共駐車場など借受・返却場所を自由に選べるシステムのサービスです。

フリーフロート型は、複数のカーシェア事業者がベルリンやハンブルクなどの大都市で開始した2011年ごろから、登録者数や車両台数が拡がっていき「所有から共有へ」という考え方を実行し、持続可能な社会の実現を目指そうという意図が多くの市民の身近な感覚となりつつあるようです。

日本で急成長したカーシェアリングサービスは、シェアードサービスというよりも、事業者のサービスを受けているだけという感覚の人がほとんどでしょうから、「フリーフロート型」がすぐに受け入れられるかどうかは難しいところです。

ましてや、欧州では当たり前の路上駐車が、日本では当たり前ではありませんので、「フリーフロート型」が発展するためには道路交通法の改正なども必要になりそうです。

欧米では、「ステーションベース型」よりも「フリーフロート型」のほうが好まれる傾向があり、今後も増えていくと予想されています。これには、シェアードサービスに対する考え方の違いもあるでしょうし、ワンウェイサービスの必要性という問題もあるのかもしれません。

 

加速度的に進むEVカーシェアリングサービス

三菱i-MiEV
http://library.mitsubishi-motors.com/

シンガポールやフランス、あるいはCar2goなど、すでにEVカーシェアリングサービスを提供しているところは多くあります。当初は、EV利用というのはどちらかというと省エネ対策や排気ガス問題から来ていることがほとんどであったでしょうが、最近の、EVカーシェアとは、省エネというよりは将来の自動運転やコネクテッド化などとの相性から選択されるようになっています。

EVの場合には給電という決定的な問題がありましたが、インフラの整備などから、徐々に問題解決されてきており、また世界の自動車メーカーのほとんどが近い将来にはEV化することになりますので、今後カーシェアリングサービスの世界では加速度的にEVカーシェアサービスが進んでいくのではないでしょうか。

あっという間にEVカーシェアの時代となり、そう遠くない時代には自動運転化も当たり前のように提供されているのかもしれません。

 

日本でもタイムズカーシェアが動いた

新型リーフ2017.10~03
画像 – 日産自動車ニュースルーム

日本の国内カーシェア市場でもEVカーシェア化は急速に進むものと思われます。国内で初めてカーシェアサービスが登場したころには、物珍しさという感じでリーフが置いてあるカーステーションもありましたが、あくまでカーシェアリングサービスの広告のため、あるいは、車種の豊富さをアピールための手段であり、その後に台数が増えることはありませんでした。

国内で、はじめて本格的にEVカーシェアを始めようとしているのは、EVリーフの発売元である日産のカーシェアリングサービスであるe-シェアモビです。e-シェアモビでは、提供されている車両はEVリーフとe-powerノートになり、ステーション数は少ないものの、EVリーフだけを借りるということもできるサービスです。

そして、このタイミングで発表されたのが、国内最大手のタイムズカーシェアのEVカーシェアサービスで、2020年1月までにEVリーフを100台を導入するとしています。

現在、2万5千台前後の車両をカーシェアリングサービスに投入しているタイムズかシェアからすれば、まだまだ少ない台数ではありますが、給電に関する問題がない限りはおそらくは加速度的にEVが投入されることになるのではないでしょうか。

トヨタ自動車による「自動車メーカーからモビリティカンパニーへの転換」発表もありましたが、今後、大手自動車メーカーが本格的にカーシェアリングサービス分野に入ってきますので、これまでは無風地帯の中で圧倒的なシェアをほしいままにしていたタイムズカーシェアですが、これからは今後の新しいモビリティ社会に適応するようなサービスを提供していかないと、シェア維持どころか簡単にユーザーは去っていくことになりかねません。

そうならないためには、海外情勢を見てもEVカーシェアは必須のサービスとなるのでしょう。

 

まとめ

フォルクスワーゲンも遂にドイツ・ベルリンでEVカーシェアリングサービスの提供を始めました。同社のサービス「We Share」にフォルクスワーゲンのEV2000台が導入され、日本ではなじみのない「フリーフロート型」という、カーステーションの存在しない形でのサービスとなります。

今回のフォルクスワーゲンのEVカーシェアは、世界的にも加速度的に展開していきそうで、日本のカーシェアでも駅前のカーステーションにEVが並んでいる状態になるのはそう遠い時期ではなさそうです。

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