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世界的に進むEV化!現時点でドライバーを悩ませる4つのデメリットとは?

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世界的に進むEV化はもはやデフォルトに

新型リーフ2017.10~03
画像 – 日産自動車ニュースルーム

ガソリン車かEVか、それともハイブリッドなのか、少し前にはこのような議論が盛んになされていましたが、もはや世界の自動車産業の潮流はEV化でほぼきまっています

来るべきモビリティライフを支えるといわれる「CASE」とは、C=コネクティッド化、A=自動運転化、S=シェア/サービス化、そしてEこそがEV化となるわけですが、車体の基盤となるCとAとの相性からも、ガソリンでもハイブリッドでもなくEV化が必須と言われているのです。

言うまでもなく、EVというと、テスラや日本ではリーフなどがすでに登場していますし、中国の自動車メーカーをはじめとして、世界中の自動車メーカーが相次いで製品化を急いでいるところです。

しかしながら、実情では、これほどまでに将来を嘱望されているEVであるにもかかわらず、世界的にはそれほど普及していないのも事実です。

日本でも、リーフの走りの良さについては非常に評価が高いのですが、街中でリーフを見かけることはそれほど多くはありません。カーシェアなどでも相性は良さそうなものの、今のところは一部の業者から提供されているにすぎません。

 

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EVがマーケットに出てきたことで初めて分かったデメリット

テスラ モデルS
https://www.tesla.com/jp/models

何時かはこんな時代が来るのだろうと、多くに人が夢のように考えていた電気自動車が登場してから既に時間は経っています。しかし、実際にそれほど普及していないというのには相当の理由があるはずで、それは図らずも満を持してマーケットに登場したことで、明らかになったものでもあります。

クルマの排出ガスが問題となり、ガソリンを消費せずに電気で走るEVには省エネ対策としての大きな期待もあったのですが、反原発化の流れから結局は思ったほどの省エネにならないとか、ハイブリッド車の普及により、EVでなくてもドライバーが十分満足するような高燃費のクルマが多くなった、など省エネ対策としてのEV人気は一時期しぼみかけていました。

テスラの低迷などもあり、結局EVは普及しないのでは、という雰囲気もありましたが、将来的な自動運転という流れにはEVでないと対応できないということでしょうか、マーケットでは普及してないにもかかわらず次世代のクルマのエネルギーはEVで決まってしまいました。

それでは、何故EVは普及しなかったのか、実際にEVを運転しているドライバーが感じている特徴的なデメリットについてあげていきましょう。

 

EVドライバーを悩ませる4つのデメリットとは

カーシェアリングのデメリット
pexels.com

 

最大の悩みは航続距離

i-MiEVリヤ
https://library.mitsubishi-motors.com/

自動運転化時代にはデフォルトになるEVですが、ドライバーが運転している現状で最大の悩みとなるのが航続距離です。

今の時代にEVが普及するためには、現状のガソリン車と比較してそれほど大きくは劣らない航続距離が必要となります。例えば、ハイブリッドカーでリッター/20km走るクルマの場合には、満タン50Lとして1000kmの航続距離がありますが、EVにこれを求めるのは非常に厳しくなります。

当初に比べれば伸びているとはいえ、70~80%の充電されていて200kmレベルというのでは、それほど遠出をしないというケースでも安心して運転できないという状況はありそうです。

後続距離の長いEVも登場していますが、その分EV車の価格も高くなってしまいますので、差額を回収するには何十年も乗らないといけないということになります。

具体的に、日産新型リーフのケースで見てみましょう。

EVの航続距離はバッテリーの容量できましますが、新型日産リーフの場合には40KWhのバッテリーを搭載しており、カタログ上の公表航続距離は400kmとなっています。実際にはその6割前後と言われていますので、1回の充電で240kmの航続距離となります。

急速充電(40分)だと80%の充電となりますので、約190kmの航続距離となります。

 

充電に時間がかかる

充電
https://www.photo-ac.com/

現時点では、充電時間を気にするのであればEVは利用できないと考えておいたほうが無難です。

当初は、EVの充電というと、自宅に充電設備を設置して夜中に充電しておくというイメージでした。つまり、普及するという前提では考えられていなかったわけです。

EVが普及するためには、ガソリンスタンドでの給油並みとは言わないまでも、それに近いものが要求されることになるでしょう。新型日産リースの場合には、急速充電40分と公表されていますが、30~40分で80%の充電というのが現状です。ちなみに、フル充電の場合には8~16時間と公表されています。

充電というと、身近なところではスマホの充電に苦労している人も多いでしょうが、テクノロジーが進歩しているとはいえ、現時点では、自宅で充電できない場合には苦労することになりそうです。

 

充電スタンドが少ない

日産リーフ
https://newsroom.nissan-global.com

ガソリンスタンドは、2016年末の時点で全国に約3万ヵ所以上あるといわれています。これに対して、2019年6月時点での充電スタンド数はおよそ28,500基と言われます(経済産業省の調査報告書より抜粋)。

この数字だけ見ると、それほど変わらないとなりますが、実質的に利用される急速充電スポットの数となると7,108基となります。

以前に比べるとかなり多くなっていますが、それでも上記のように頻繁に充電する必要があるということを考慮すると、現状でも圧倒的に不足しているといえるでしょう。

しかも、ガソリンスタンドのように5分前後で給油が済むわけではありませんので、仮に他の人が充電している場合には待ち時間までかかってしまいます。

最近では、アプリで充電スタンドが利用中かどうかをチェックすることが可能ですが、それでも航続可能距離が少ない場合には不安ですから立ち寄らなければなりません。

高速道路のSAには急速充電スポットがほぼ完備されていますので、今のところはほぼ待ち時間なく充電できますが、EV普及してくると連休などには混雑してくるかもしれません。

 

バッテリー劣化の不安

https://iotnews.jp/archives/78891

EVがガソリン車と大きく異なるポイントとして、バッテリーに依存する部分が非常に大きいという問題もあります。実際に、EV所有者になったことがある方の大半は、この問題が最も悩ましいと考えているかもしれません。

駆動用バッテリーの劣化は航続距離を短くしますので、特に旧来型のEVの場合には劣化したバッテリーだと200kmどころか100kmもいかなくなってきます。中古市場でリーフが格安価格となっているのはこのためです。

最近の駆動用バッテリーは劣化しにくくなっているとは言われますが、この問題はEVの普及を妨げる最大の要因といっても良いかもしれません。

日産が始めたe-シェアモビは、バッテリー劣化の問題からドライバーを解放してくれるサービスといえそうです。

 

まとめ

ネガティブな情報ばかりを集めてみましたが、それでも各自動車メーカーがEV化をデフォルトとしているのは、これらのデメリットがある上で、それ以上のものが自動運転化の時代にはあるからでしょう。

「CASE」の世界では、EV化は必須となります。つまり、「CASE」以前の世界のEVには、上記のような4つのデメリットがありましたが、これらは今後急速に改善されていくことになりそうです。

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