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中東の大都市「世界一がいっぱいのドバイ」のクルマ事情

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中東の大都市ドバイ

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中東の大都市「ドバイ」といえば、世界一のものが多いということで有名です。世界一高いタワービルのブルジュ・ハリファは全高828mとスカイタワー(634m)を200m近く上回ります。

その他にも、世界一大きな人工島、人工衛星から見える唯一の人工島群「パーム・アイランド」、世界一広いショッピングモール、さらには最近できた世界一のドバイフレームなど、観光の名所としても有名です。

中東最大の都市であるドバイは、UAE (アラブ首長国連邦)の中の一首長国で、人口は244万人(2016年)とそれほど多くはなく、その75%ほどはインドやフィリピンなどからの出稼ぎ者が占めています。

とりわけタクシーに乗ると、運転手さんのほとんどはインド人やパキスタン人です。観光都市なので英語が通じますが、運転手さんに行き先を伝えると、スマホナビに設定して目的地に向かいます。

 

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金融都市であり、観光が主な収益源

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ドバイが中東で最も有名な都市となったのは、中東の金融センターとしての地位を獲得できたことが大きく、世界中の金融機関がドバイに拠点を作ります。その後は、現在のドバイをあらわす観光都市として繁栄することになります。マスターカードの2012年の調査では、世界で8番目に外国人観光客が多く訪れる都市となっています。

ハワイなどと比べると、日本人を見かけることはそれほど多くありませんが、前述の「ブルジュ・ハリファ」、世界で唯一の7つ星ホテル(正確には5つ星)「ブルジュ・アル・アラブ」、デザートツアー(砂漠ツアー)などの観光地に行くと日本人に遭遇する確率は高くなります。

 

ドバイの交通事情

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ドバイの交通事情というと、日本では有名なテレビCM「Yes!〇〇クリニック」を思い出す人も多いでしょうが、もちろんあれは観光客用のサービスです。

実際には、クルマを利用する人が多いようですが、以前は渋滞がひどいことで知られていましたが、ドバイメトロという名の都市鉄道「レッドライン」「グリーンライン」ができてからは少しは解消されたようです。なお、街中を走っているクルマの多くは日本車です。

 

タクシー

ドバイの交通事情を語るうえで、その中心的存在となっているのはタクシーです。さすが、大都市ドバイと思われるかもしれませんが、ドバイは物価が非常にお安く、タクシー料金も日本と比べると格安料金で利用することができます。

タクシーには、一般タクシーと黒塗りタクシー(ほとんどがレクサス)がありますが、一般タクシーの場合には、初乗り料金は日本円で150円からで、狭い町ですから、どこに行ってもそれほど高額な料金にはなりません。特に、夏場には50℃まで気温が上昇しますので、タクシーはなくてはならない存在といっても良いでしょう。

上記のように、タクシードライバーの大半はインドなどからの出稼ぎ労働者ということも、格安料金として利用しやすくなっているのかもしれません。

ドバイでは、Uberが利用できますので、Uberを進めているサイトをよく見かけますが、一般タクシーではない高級車が来ることが多く、料金は高めになります。

ちなみに、筆者が利用したホテルとドバイ空港間では、一般タクシーと黒塗りタクシーでは料金はほぼ2倍の差というところでした。とは言っても、1500円と3000円の違いですから、高級車のほうがいいという人は乗車拒否されることのないUberを利用してみましょう。

ドバイメトロ

日本企業4社を含む5社が請け負ったドバイメトロは2009年にレッドラインが、2011年にグリーンラインが開通しました。日本企業が請け負ったということもあり、新しめの都営地下鉄などに雰囲気が似ています。

街中を走っていますので、結構混んでおり、端の車両は料金の高いゴールドクラス、および女性・子供専用車両となります。

イスラム圏なので、痴漢は非常に重い罪となるようですが、出稼ぎ労働者が多いせいでしょうか、痴漢も多いとのことで、特に海外からの旅行者は狙われやすいということです。

ドバイメトロを利用すると、女性客が少ない印象を持ちますが、実は多くの女性が女性専用車両を利用していました。表向きは宗教上の問題ということもあるとのことですが、現実的には痴漢が多いということから女性専用車両を利用する人(特に若い女性)が多いようです。

ちなみに、この女性専用車両は朝夕のみとなっているようですが、最近では、ほとんど女性車両には女性と子供しか乗車していないという感じです。

パーム・ジュメイラ・モノレール

パーム・アイランドに向かうモノレールで、日本の丸紅が出資して2009年に開通しています。世界中のお金持ちが別荘地として利用するパーム・アイランド行きのモノレールで、一般人といよりも、別荘利用者や観光客が多く利用しています。眺めの良さを期待する人も多そうですが、当たり前ですが、テレビで見るようなパーム・アイランドの全体像は見えません。

ドバイアラブ

いわゆるオールドドバイ地区のドバイクリーク(運河)を結ぶ渡し船の交通手段です。日本で言うならば、「矢切の渡し」というところでしょうか、今でも非常に多くの人が利用する交通手段で、日本円で30円で利用できます

日本とは違って、驚くほどの貧富の差があるドバイですが、ほんの一部の富裕層及び外国人以外の人はこのエリアにいるのではというくらいに多くの人で溢れかえっているエリアです。

レンタカー

ハワイならレンタカーでという選択は当たり前のようにありますが、ドバイでレンタカーを利用する場合にはそれなりの覚悟が必要となります。レンタカーはドバイ空港などで低料金で利用することが可能ですが、実際に街中を運転するのは大変です。

日本と同じく右側通行ですが、ドバイでは日本でいうところの自動車専用道路のような道路や中央分離帯がどの道路にもついていますので、反対車線に行きたい場合にも相当大回りしなくてはいけません

タクシーに乗っていても、この運ちゃん遠回りしているのではと疑いたくなるような道路の作りとなっていますので、よほど地理的に明るい人でなければ苦労すること間違いなしです。

基本的に、ドバイ市内の観光であれば、タクシー料金が安いですから、タクシー、メトロ、バス、トラム、トロリーを利用するほうが間違いないでしょう。

アブダビに行くのにレンタカーという選択肢はあるかもしれませんが、無料バス、一般バス(日本円で750円)、あるいはオプショナルツアーなどを利用するほうがよいでしょう。

ハワイでは、レンタカーを利用する筆者もドバイではレンタカーを利用しようとは思いません。

 

まとめ

日本人にとっては、ハワイのような人気のある観光地というよりは、ヨーロッパへの乗り継ぎで利用するというケースでしられるドバイですが、砂漠の真ん中の大都会という、日本ではまずお目にかかることのない世界が広がっています。

また、ハワイやヨーロッパなどと比べると物価も非常にお安く、治安も非常に良い(というよりも暑くて外に出れない時期が長い)ため、ヨーロッパなどからの多くの観光客で賑わいを見せています。

ドバイ自体はそれほど大きな都市ではありませんし、観光地も結構狭いエリアに固まっていますので、観光で利用するのならタクシー、メトロ、バス、トラム、トロリーを利用するのがおすすめです。

 

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