カーシェアリング

断トツシェアのタイムズカーシェアと自動車メーカー系のカーシェア、利用するならどっち!

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2019年はカーシェア変革に年に!

 

トヨタ公式サイト

急成長を続ける国内カーシェアリング市場ですが、実質的には、断トツのシェアを誇るタイムズカーシェアの独壇場という形になっています。

タイムズカーシェアのビジネスモデルは、言うまでもありませんが、親会社の主力商品である時間貸し駐車場(タイムズ駐車場)をカーステーションとすることで圧倒的なシェアを獲得しました。

現在、国内初のカーシェア事業者であるオリックスカーシェアと2位を争うカレコが、タイムズカーシェア同様のビジネスモデルで急成長しているところからも、国内カーシェア市場においてはカーステーションがキーポイントであったことが分かります。

時間貸し駐車場で大きなシェアを握るタイムズ駐車場がある限りは、タイムズカーシェア時代は続くと思われていましたが、ここにきて世界的な企業である自動車メーカーが本格的にカーシェアリングサービスに参入してきており、2019年は無風といわれたカーシェア市場に大きな変化が起こるのかもしれません。

 

相変わらず好調なタイムズカーシェアだが、サービスのマンネリ化も

タイムズカーシェア
http://timescar.jp/plus/

首都圏の駅前など、至る所にカーステーションが設置されているタイムズカーシェアですが、今のところはその勢いがとどまるところは知らないという状況です。

カーシェアユーザーにとって、その利便性の高さがやめられない最大の理由でしょうが、カーシェアリングサービスの利便性というと、やはり何といってもカーステーションの場所となります。徒歩5分以内ならOKで、徒歩10以上だと厳しくなるというところでしょうか。

この点、すでに1万拠点を優に超えるカーステーションを持つ同社は最大のアドバンテージを持っているといえるでしょう。

しかしながら、問題がないというわけでもなく、提供されているクルマの質はサービス開始当初と比べると大きく劣化しているというのが現状ですし、カレコやオリックスカーシェアと比較しても劣っているといえるでしょう。

近くに、カレコやオリックスカーシェアのカーステーションができたら乗り換えたいと考えているユーザーも、さほど少ないわけでもなさそうです。

特に、都心部では法人ユーザーの利用も多く、予約が取れない状況が出てきたり、タバコなどのマナーの問題も指摘されるようになっています。

あまりに急成長しすぎたための問題ともいえるでしょうが、サービスのマンネリ化や質の低下は否めないのではないでしょうか?

 

遂に始まった大手自動車メーカーのカーシェア市場参入

photoAC

そんな状況下で、遂に始まったのが自動車メーカーによるカーシェア市場参入です。すでに、海外では多くの大手自動車メーカーが来る時代へ向けてサービスを展開していますが、国内では、ホンダ、日産、そしてトヨタと大手3社がやって出そろってきました。

特に、昨年末に発表されたトヨタ自動車の参入の影響は大きく、既存のカーシェア事業者から見ると「黒船来襲!」というところでしょうし、先行していたホンダや日産もサービスを本格化することになりそうです。

自動車メーカーとしては、単にカーシェア市場への参入というよりは、トヨタのように「自動車メーカーからモビリティカンパニーへ」という戦略的な大変化を感じさせるものでもあり、本気で既存のカーシェア事業者のシェアをも奪いかねないような意気込みがあります。

EV、自動運転化、カーシェア、ライドシェアなど自動車業界は100年に1度の大転換期といわれるように、これまでの業態が一変するような流れとなっており、2019年はその第1歩になると考えられます。

 

自動車メーカー系のカーシェアリングサービスの特徴とは

photoAC

 

既存の大手3社と呼ばれるタイムズカーシェア、カレコ、オリックスカーシェアの特徴としては、すでに全国各地の駅前などにカーステーションを設置しているという利便性の高さがあります。この点については、いかに巨大企業である自動車メーカーといえども、すぐにカーステーションを全国各地に用意するというのは困難でしょう。

当面は、ディラーなどの営業所が中心となってカーステーションを設置していくことになると思われます。むしろ、自動車メーカーの提供するカーシェアの特徴としては、質の高いクルマを提供するということで既存の大手3社などとの差別化を図ることができるのではないでしょうか。

上記のように、断トツのシェアを持つタイムズカーシェアではクルマのほとんどが、ノート(e-powerではない普通のノート)、フィット、デミオなどのコンパクトカーが中心となっいます。これに対して、日産のe-シェアモビではEVリーフ、ノートe-powerが提供されていますし、トヨタ自動車も売れ筋商品をラインナップしていくのではないでしょうか。

また、すでに動き出していますが、法人の販売先などに対して、法人が利用しない土日などに社用車をカーシェアとして貸し出さないかというアプローチもできますので、これは新たなカーシェアの形態として今後伸びていきそうです。

これまでは、時間貸し駐車場を拠点として急成長してきた国内カーシェアリングサービスですが、大手自動車メーカーが参入してきたことにより、新たな形での発展が期待できそうです。

 

日産のe-シェアモビは距離料金はなし

NISSAN e-シェアモビ
https://newsroom.nissan-global.com

既存のカーシェア事業者でよく指摘されるのが距離料金の存在です。これは、通常の利用料金とは別に1km当たりの走行で発生するもので、タイムズカープラスの場合で1kmあたり16円が発生します。

この距離料金が発生するのは、通常のショートコースと6時間パック以外のコースとなります。例えば、タイムズカープラスの人気コースのアーリーナイトパック(18:00~24:00)の場合、基本料金2,000円に加えて距離料金が発生します。ガソリン代の代わりのような存在です。

これに対して、日産のe-シェアモビではEVリーフとe-powerが提供されているということもあり、すべてのコースで距離料金が発生しません。これは魅力的です。

そもそも自動車メーカーですから、質の良いクルマをコストをかけずに準備することができますので、ただでさえ格安料金のカーシェアサービスがさらにお得に利用できるようになりそうです。

 

頻繁に利用するならカーステーション重視だが、たまに利用するなら自動車メーカーもあり

さすがに、筆者のようなヘビーユーザーはカーステーション重視となり、自宅から最も近いカーステーションのある業者さんを選択しますが、たまに利用するのなら自動車メーカー系のカーシェアサービスも全然ありですね。

筆者の自宅から、トヨタや日産の販売所などは徒歩圏内(10~15分)にありますので、たまに利用したり、長時間利用するのであれば、クルマの質を重視しますし、距離料金が発生しないというのは非常に魅力的です。

月額基本料金がかからないのなら、使い分けるという選択肢もありでしょうし、ヘビーユーザーであれば1,000円くらいはすぐ回収できますので問題ないでしょうね!

 

まとめ

カーステーションという壁がある限り、既存のカーシェア事業者は当面安泰なのではと考えていましたが、100年に1度の変革期といわれている自動車業界では、待ったなしで変革が始まっているようで、安泰のはずの既存のカーシェア事業者も対策を検討しないと思わぬ事態を招く可能性もありそうです。

もともと利益率がそれほど高いというわけでもありませんし、カーステーションとして時間貸し駐車場を提供する以上は、駐車場として貸すよりも高い利益率が必要なりますので、自動車メーカーに体力勝負で挑まれると非常に厳しくなるかもしれません。

カーシェアユーザーにとっては、サービス向上になれば問題はありませんが、自宅近くのカーステーションが閉鎖なんてことになると、これはこれで困った問題ともなりそうです。

2019年、カーシェアはさらに発展していくようです。

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