タイムズカープラスからオリックスカーシェアに乗り換えたわけ
4年間の利用して何の不満もなかったのですが、タイムズカープラスからオリックスカーシェアに乗り換えたのは、単純にタイムズカープラスの最寄りのカーステーションが閉鎖されたからです。
カーシェアユーザーには、この理由でカーシェア事業者を乗り換える人は多いでしょうが、カーシェアユーザーにとって最大のメリットとなるのは、自宅からカーステーションまでの距離となるからです。
多少の料金やクルマの種類に違いがあったとしても、ほとんどのカーシェアユーザーならカーステーションまでの距離でどこのカーシェアリングサービスを利用するかを決めるはずです。
カーシェアの基本といっても良いでしょうが、カーステーションはできれば自宅から徒歩5分圏内になければマイカーの代替えとしての役割を担うのは難しくなるでしょうね。
今回、タイムズカープラスのカーステーションが閉鎖された理由で、いったんタイムズカープラスは退会し、オリックスカーシェアを利用してみますが、またタイムズカープラスのカーステーションが自宅近くに新規オープンしたら当然乗り換えを検討することになります。
利用してみて分かったオリックスカーシェアのメリット
1.クルマのクオリティがタイムズカープラスより高い
今回、乗り換えも面倒ですから、タイムズカープラスの2番目に近いカーステーションを利用するという考えもあったのですが(実際、これまでは最寄りのカーステーションで予約が取れないレアケースでは、2番目に近いカーステーションを利用していました)、思い切って、オリックスカーシェアに乗り換えた最大の理由は、クルマの車種です。
タイムズカープラスの場合、正直言ってあらゆるサービスの利便性が高いと思うのですが、唯一不満を持っていたのがクルマのクオリティでした。
これまで利用していたカーステーションに設置されていた車種は、ホンダフィットとマツダのデミオで、いずれも2013年式でしたが走行距離は8~9万キロというところで、送迎やちょっとした買い物なら問題ありませんが、長距離ドライブや旅行で利用したいと思うようなものではありませんでした。
その点、オリックスカーシェアのカーステーションに設置してある車種は非常によく見えており、機会があれば一度利用してみたいと思っていました。ちなみに、設置されているのはプリウス、エクストレイルなど5種類のクルマです。
タイムズカープラスの場合にも、当初は比較的新しい質の良いクルマが多かったのですが、急成長した影響などからクルマのクオリティが落ちているのは仕方のないことかもしれませんね。
2.長時間パックが安い
オリックスカーシェアのユーザーになるきっかけとしては、たまたま近くにオリックスカーシェアのカーステーションがあったという人以外では、この長時間パックの魅力で入会する人が多いのではないでしょうか?
まあ、レンタカー会社が遠かったり、対面方式でキズのチャックなど面倒に感じる人も多いでしょうが、カーシェアならこれらの面倒な手続きなく簡単に利用することができるからです。
最近は、個人間カーシェアという方法もありますが、やはり個人間カーシェアもオーナーとの対面方式ですし、保険などのことを考えるとカーシェアの利便性を選択する人のほうが多いのではないでしょうか?
オリックスカーシェアのデメリットについて
クルマの車種に魅力を感じながらもこれまで利用してこなかったのには、オリックスカーシェアのいくのデメリットが気になっていたからです。
距離料金が発生する
これまで利用していたタイムズカープラスの場合には、基本サービスであるショートや6時間パックについては距離料金が発生せず、他のパック商品にのみ16円/1kmの距離料金となっています。
これに対して、オリックスカーシェアの場合には、すべてのサービスで15円/1kmの距離料金が発生します。走る距離にもよるでしょうが、これがネックとなってオリックスカーシェアへの入会をためらっている人も多いはずです。
短時間利用に最大のメリットがあるカーシェアリングサービスですから、基本サービスにも距離料金が発生するというのはいただけません。
ただし、冷静に考えてみると、短時間利用の場合にはそれほどの距離は走らないでしょうから、それほど大きな金額差になるわけでもないでしょうが。
事故の場合に、NOCが発生する
タイムズカープラスやカレコでは提供されているのに、オリックスカーシェアでは提供されていいないものの一つにNOC補償があります。
もちろん、タイムズカープラスの場合には309円、カレコの場合には324円の保険料を利用毎に追加で申し込む必要はありますが、オリックスカーシェアにはこのサービスが提供されていません。
これによりどういうことが考えられるかというと、万が一、事故を起こした場合にはNOC補償として、2万円もしくは5万円が請求されることになります。
タイムズカープラスやカレコの場合には、別途保険に加入することで万が一の際のNOCも免責となるのですが、オリックスカーシェアにはこの保証制度がありません。
ただし、短時間利用でこの補償制度にわざわざ加入するという人も少ないと思われますし、オリックスカーシェアにはNOC補償なないものの、タイムズカープラスやカレコではNOC補償に加入しないと受けられないロードサービスが無料で提供されています。
利用用途や考え方次第では、オリックスカーシェアのほうがメリットに感じるという方も多くいるはずです。
カーステーション数が少ない
国内初のカーシェアリングサービスであるオリックスカーシェアが、タイムズカープラスに大きく後れを取ったり、カレコの猛追を受けている最大の理由が、このカーステーション数の問題に起因していると思われます。
それもそのはずで、ご承知の通りに、国内カーシェアリングサービスは駅前の時間貸し駐車場を起点として大きな成長を遂げていますが、タイムズカープラスにはタイムズ駐車場、三井系のカレコにもリパークという時間貸し駐車場という強い武器があります。
オリックスグループは、レンタカー事業やリース事業には強みを持ちますが、時間貸し駐車場は傘下に持ちませんので、カーステーションという物理的な問題ではライバル他社に大きく後れを取っているのが実情です。
ただし、そもそも近くにカーステーションがなければカーシェアという選択肢はなくなる可能性が高いため、現在、オリックスカーシェアを利用しているユーザーはたまたま近くにオリックスカーシェアのカーステーションがあるという人に限られるはずです。
つまり、そもそもオリックスカーシェアのカーステーションが近所になければ選択肢となりませんので、サービスとしてのデメリットとはならないかもしれません。
今後、空港近くにあるオリックスレンタカーの営業所がオリックスカーシェアのカーステーションとなっていきますので、出張や旅行先でも気軽にカーシェアが利用できるようになります。
まとめ
タイムズカープラスと比べるとカーステーション数が少なかったり、カレコと比べると料金が割高だったり、何かとデメリットが目立つオリックスカーシェアですが、利用してみると意外とデメリットではないことが感じられます。
これもオリックスカーシェアのメリットの一つかもしれませんが、キャンペーンが充実しており、お試し入会ができますので、カーステーションが近くにある場合には一度お試しで利用してみてはいかがでしょうか?
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