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モビリティライフを変えるMaaS革命とは!

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MaaSとは!

pexels

SaaSという言葉はIT業界では知らぬ人はいないでしょうが、SaaSとはSoftware as a Serviceのことで、つまり、サービスとしてのソフトウェアという意味であり、必要な部分だけをサービスとして利用する商品となります。SaaSの延長線上にあるのが、今では当たり前のように提供されているクラウドサービスです。

MaaSとは、Mobility as a Serviceのことで、サービスとしてのモビリティという意味で、日本でも見られるようになったカーシェアリングサービスやバイクシェア、Uberなどのライドシェアなどのようなクルマを利用したサービスです。

さらに、自動運転やAI、オープンデータ等を掛け合わせて、従来型の交通・移動手段に者リングサービスも統合していくという次世代のモビリティライフの中心となると考えられるサービスです。

 

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MaaS革命とは

豊田章男
newsroom.toyota.co.jp

先日のソフトバンクとの提携発表の記者会見で、トヨタの豊田社長はトヨタ自動車はモビリティカンパニーとして生まれて変わると述べられましたが、世界屈指の自動車メーカーであるトヨタにして、MaaS革命の最前線に打って出るということでしょう。

MaaSが実現することで、私たちの生活は従来よりもさらに便利で自由になることが予想されます。例えば、首都圏でも人気のマンションとは駅近マンションとなり、複数の路線が利用でき、かつ駅から5分以内の物件は高い人気があります。

ところが、MaaSが実現するようになると、駅から離れたところに住んでいても、自宅の前まで自動運転車を呼んで駅まで行って、駅から電車を利用して、駅から目的地まではライドシェアを利用するなどということが当たり前のように可能となるのです。

さらにMaaSでは。移動の効率性にとどまらず波及的な効果も期待されています。MaaSによって蓄積される膨大なデータがオープン化され、輸送サービスを提供する事業者間の競争を促したり、マーケティングに活用されたりすることになります。

また、世界的な傾向ですが、特に日本においては、東京一極集中問題があり、交通渋滞や環境悪化が進んでおり、加えて地域の過疎化や少子高齢化により地方の交通手段の維持の問題が顕著となっています。

このような従来型の問題も、MaaSが実現することで、従来の公共交通機関に加えてライドシェアやコンパクト・モビリティ等の新しいクルマが連携することで、都市、地方の双方での交通問題の解決が期待されます

 

予想されるMaaS革命によりもたらされるメリットとは

photoAC

都市部での渋滞解消

公共交通機関やライドシェアなどによる効率的な移動が可能となることで、マイカーが減少し都市の交通渋滞が減少する。

環境への影響

クルマからの排気ガスの減少は、都市の大気汚染・温室効果ガス排出が抑制されます。さらに、マイカー保有台数が減少することで、駐車場面積を減らすことができ、緑地転用が可能となる。

地方における交通手段の維持

自動運転車サービスが提供されるようになったり、ビックデータ活用により最適なバス等の運行が実現されれば、交通手段が少ない地域に住む人々による駅や停留所など目的地との間のラストワンマイルの異動が可能となる。

公共交通機関の収入増加

フィンランドの「Whim」の実証実験で見られたように、公共交通機関の利用が増加すれば、運賃収入が増加し税金による公的資金の投入が低く抑えられる可能性があります。

公共交通機関の運営効率化

赤字路線を廃止し、そこで浮いた運営・維持資金をオンデマンドバスや自動運転車に投資することで、より効率的な運営が可能となります。

個人の利便性の向上

すでにカーシェアリングサービスなどにより実現していますが、マイカーを所有しなくなることで大きなコスト削減が実現でき、その他の支出に充当する余裕が生まれます。

 

また、複数の移動手段を乗り継いだ移動において、移動経路の検索・予約・乗車・決済までがワンストップサービスで完結する。

その他、企業の従業員が行っている交通費の精算の簡素化などが期待されます。

 

フィンランドの「Whim」

pexels

MaaSを初めて都市交通において実現した事例として注目されているのが、フィンランドのベンチャー企業「MaaSグローバル」が提供するサービス「Whim」です。

Whimは、2016年にヘルシンキの交通当局と行った実証実験の後に、正式にサービスがリリースされましたが、利用者は各自の利用形態に応じて、毎月49ユーロ(約6,300円)、1年499ユーロ(約64,000円)、あるいは1回ごとの決済の3つの料金プランから選択します。

選択したサービスから得られるポイントで、Whimが提示するいくつかの交通経路から最適なものを選択し、予約から決済までワンストップで利用することができます。

Whimが提供する交通手段には、電車やバスなどの交通機関の他に、民間タクシーバイクシェア、個人の徒歩や自転車などもあり、スマホのアプリ画面を提示するだけで指定した交通手段が利用可能です。

ヘルシンキのWhimのユーザーの交通利用状況は、Whimサービス開始前までは公共交通が48%、自家用車が40%、自転車が9%でしたが、2016年のサービス開始後は、公共交通が74%と大きく伸びたほか、タクシー利用が5%と増えた一方で、マイカー利用は20%に減少したとのことです。

 

日本におけるMaaS

日本においても、前述のようにトヨタのモビリティカンパニー化にみられるように、今後はMaaS革命が速やかに実現していくことになると思われます。トヨタはフィンランドのWhimに出資していることでも知られていますが、ソフトバンクとの提携にしても、ソフトバンクの出資先に関心があったという事情があります。

そういう意味からも、日本が出遅れているといわれるMaaS革命は今後凄まじい勢いで展開される可能性は十分にあります。また、遅れているといわれる日本ですが、すでにカーシェアリングサービスに至っては、およそ130万を超えるユーザーに利用されており、日本人には欠かせないモビリティライフの一つの形態になっています。

クルマを時間貸しという、サービスとして利用できているという点では、カーシェアリングサービスはMaaS以外の何物でもありませんので、今後、カーシェアリングにAIや自動運転技術が活用されて、日本式のMaaSという展開も期待できそうです。

2020年の東京オリンピックに向けた、自動運転のタクシーや自動運転バス、さらに2025年を目標とする完全自動運転など、日本独自のMaaSが発展しそうな環境は整っています。

 

まとめ

サービスとしてのモビリティ、MaaS革命は大きく私たちとクルマの関係を変革させることになりそうです。カーシェアでも十分に変化しているとも思われますが、今後はAIや自動運転、その前にEVでしょうか、新しいモビリティサービスに期待感満載ですね!

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