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信号機の色の秘密

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なぜ信号機は赤黄緑の3色が使われているのか

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ハリウッド映画人気シリーズの「ダイハード4.0」で、ライフラインである信号機システムがハッキングされるというシーンがありましたが、考えてみれば、現在のカーライフは信号機なしではありえないものです。普段、信号について考えることなどほぼありませんでしたが、そもそも何故信号機では赤黄緑の3色となっているのでしょうか?

世界初の信号機は、イギリスのロンドン市内で場所の交通整理のために1868年ガス灯火式の信号機が設置されました。電気式の信号機が登場するのは、1913年アメリカのニューヨーク5番街に設置されたものが世界初といわれています。この時すでに、信号機の色は赤黄緑の3色が使われていました。

現在の信号機の色は、CIE(国際照明委員会)によって信号機の色は赤・黄・緑・白・青の5色決められ、交通信号機については赤黄緑の3色が割り当てられました。

なお、日本のみならず世界中の信号機の色は赤黄緑の3色となっており、ほぼすべての国で信号機の「とまれ」には赤、「前に進んでも良い」には緑が使用されています。

 

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緑なのに青信号と呼ぶのはなぜ

日本では緑信号のことを青信号と呼んでいます。信号機の3色について記載される場合にも赤・黄・青と記載されていることが多く、免許更新時に渡される交通教本にも「青色の灯火は進むことができる」と記載されています。

緑を青と呼ぶ理由は、日本語の「青」が表す範囲の広さにあるようです。青菜・青物・青葉など緑色のものを青と呼ぶことが多かったため、緑信号を青信号と呼ぶようになったようです。ほとんどの日本人もこのことに違和感なく、緑信号を青信号と呼んでいました。

また、赤の対極が緑ではなく青であるという説、色の3原色が赤黄青であることに影響を受けているという説などもあります。

青信号という呼び方が定着したことにより、1947年(昭和22年)には法令でも青信号と呼ぶようになり、さらに1974年以降に作られた信号機は、それまでの緑よりも青に近い緑になっています。

 

なぜ青信号は進めなのか

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当たり前のように青信号になると前に進みますが、そもそもなぜ青信号では進むのでしょうか?

これはISO(国際標準化機構)で決められた国際標準規格です。前述のように、世界中で青信号は前に進んでも良いということになっています。ハワイでレンタカーを運転する人は多いでしょうが、右側通行と左側通行は慣れれば問題ありませんが、青信号が止まれで赤信号が進んでも良いといいことになると、とても運転できなくなります。

 

赤が一番右側にある理由は

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赤信号が一番右側にあるのは何らかの理由があるからなのでしょうか?

一般的な信号機では、信号の並びは左から青・黄・赤という順番になっています。この順番には重要な目的があり、「とまれ」の赤を道路の端から中央に置くことでドライバーに見やすくするためです。通常はドライバーは右側に座っていますので、赤信号も右側になったほうがより注意を促しやすくなります。

また、降雪地では雪が信号機に積もらないように横型ではなく縦型の信号機を採用することがあります。この場合にも見やすさを考慮して赤信号が一番上になっています。このように信号機には数々の工夫がなされていることが多くあります。

 

各国の信号機事情

ハワイのように、日本の運転免許でそのまま運転できる場合はもちろん、レンタカーやカーシェアリングなどの発達により、日本人が海外でクルマを運転する機会は以前と比べると非常に増えてきています、各国の信号機事情はどうなっているのか見ていきます。

アメリカの信号機事情

アメリカといっても広いのですが、基本的にはクルマ社会ですから日本と比べるとかなりクルマ優先の信号機事情となり、ボタンを押さないと永遠に青信号にならない横断歩道も多くあります。

また、アメリカの信号付き交差点のほとんどは、赤信号でも右折できます。ただし、必ず一時停止して歩行者や車を確認してください。なお、「NO TURN ON RED」の標識では右折不可となります。

イギリスの信号機事情

イギリスは日本と同じ左側通行ですが、信号機が点滅する順番が日本と異なります。日本の信号機は青色→黄色→赤色と変わりますが、イギリスでは赤色→黄色→青色→黄色→赤色の順番で黄色のみの点灯は青色になる前だけなので発進の準備をします。また、信号機の赤色と黄色が同時に点灯する際に車を発進させると交通違反となりますので注意が必要です。

オーストラリアの信号機事情

オーストラリアも日本やイギリスと同じ左側通行ですが、気をつける点は、ラウンド・アバウトと呼ばれる信号機のないロータリー式交差点が多いことです。海外では日本のように多くの信号機がなく、このタイプの交差点が多くあります。また、カンガルーが多いので気を付けましょう。特に夜間は夜行性なのでクルマのライトめがけて飛び込んでくることもあります。

ブータンの信号機事情

何故ブータンかと思われるでしょうが、幸せの国ブータンではクルマの量は多いのですが、何と信号機は一つもありません。25年ほど前に信号機が設置されたこともあるのですが、皆が信号無視をし事故が増えたことから撤廃されそのままとなっています。

 

信号機の黄色の意味

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信号機の青色は前に進んでも良い、赤は止まれまでは正確に理解している人が多いのですが、黄色については多くのドライバーが自分に都合の良いように解釈しているのではないかと思われます。

例えば、右折する場合に青信号の場合には安全を確認して右折しますが、青信号から黄信号になっても突っ込むクルマが散見されます。このケースでは、黄色だからまだ右折してよいと考えているドライバーが多いのですが、厳密には黄色では右折してはいけません。青色信号で渡ろうとした際に、信号が黄色に変わり急に停止できない状況はそのまま右折できます。

つまり、基本的には黄色に変わったらもはや進行してはいけないのです。赤でないから大丈夫だと考えるのはドライバーの勝手な解釈となります。

 

まとめ

信号機の色についてみてきましたが、基本的には分かりやすい色ということで世界基準で利用されていることになります。青で前に進んでよし、赤で止まれというのは万国共通ですが、細かい点では国により事情が異なります。仮に、海外で運転するような機会があれば事前に確認しておくとよいですね。

レンタカーはもちろん、カーシェアリングなどの発展により、海外でクルマを運転する機会も増えると思われますので、日本の信号機との違いを運転前には認識しておきましょう。それにしても、信号機の数は日本が世界的に見ても多そうです。

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