最も安いカーシェア・レンタカーを検索
カーシェアリング

カーシェアでも始まったV-Lowって知ってる?

シェアする

マルチメディア放送とは

pexels

 

V-lowって何!という前にマルチメディア放送のことを理解しておくとV-lowが理解しやすくなります。

2011年7月にアナログ放送が終了し、アナログテレビがデジタル化しUHFに移行した跡地を使い、主に移動体端末(スマートフォン、タブレット、カーナビ等)に向けて送る全く新しい放送のことをマルチメディア放送といいます。

マルチメディア放送の使用帯域となるのは、現在のチャンネルでいう1~12CHのいわゆるVHFといわれている部分です。このVHFの4CHから10CHは自営通信(消防・警察)利用され、それ以外の1CHから3CHがVHF-LOW(通称V-low)、10CHから12CHがVHF-HIGH(通称V-high)と呼ばれています。

V-highとV-lowの違いは、放送エリアがV-highが全国となるのに対して、V-lowの場合には地方ブロックとなります。ソフト免許の主体はV-highがNTTdocomo、V-lowが地域企業連合となり、利用端末はV-highは専ら携帯電話、V-lowがスマートフォン、タブレット、デジタルサイネージ、車載となります。

 

 

カレコ 新バナー

V-lowって何

カーナビ
https://www.photo-ac.com/

 

V-lowとは、前述のマルチメディア放送の1~3CHを利用するもので、地上波アナログ放送終了に伴い空いた周波数帯を使用し、放送波を使ってスマホ端末やカーナビゲーションなどにデータや音声を送信するシステムで、一定のコストでクルマなどの多数の移動体に大容量データを送れる、送信先ごとに配信情報を変えられる、災害時にも安定した情報配信が可能といった特徴があります。

長いことテレビ放送などで利用されてきたアナログ波ですが、高層ビルなどが増えてきたことから電波障害が急増し、画質が悪くなったり映像に多くの問題が発生するようになりました。このようなことから、全面的にアナログ波からデジタル波への移行が行われましたが、利用しなくなったアナログ波を再利用するものです。

アナログ波の再利用については、総務省が地上波放送をアナログ方式からデジタル方式に移行したことに伴い、利用可能となったV-low帯域を新たな用途に割り当てており、90MHzから95MHzまでの周波数帯についてはAMラジオ放送の難聴対策・災害対策として、FM方式による補完中継局が運営されています。

99MHzから108MHzまでの周波数帯については、地域の生活情報や防災・安全情報などを放送する地域ブロック向けマルチメディア放送が行われています。

 

V-lowを使いタイムズカープラスの車両3,000台に駐車場空車情報を放送

カーナビ目的地設定
カーナビ目的地設定(登録) | タイムズカープラスマイページ

 

パーク24は、カーシェアリングサービス「タイムズカープラス」において、V-lowマルチメディア放送を使ったリアルタイム情報配信を2018年6月からスタートしました。東京、神奈川、千葉、埼玉に配備しているカーシェアリング車両3,000台にオリジナルチューナーを搭載し、都内のタイムズ駐車場の満車・空車情報をリアルタイムで受信しカーナビに表示させます。

モビリティのIoTプラットフォームの構築を目指しているパーク24は、V-lowの特徴に注目し、V-low事業全体を推進する全国でただ一つのV-lowハード主体であるジャパンマルチメディア放送に出資しているほか、パーク24自身もコンテンツプロバイダーとなりタイムズチャンネルとしてタイムズ駐車場の満車・空車情報や映像、カーシェアリング車両の車載器アプリのアップデートデータなどを配信しています。

今後は、サービス対象車両やエリアを拡大させていく予定で、事故・災害情報といったリアルタイム性の高い情報、運転車の属性に応じた情報など、配信する情報の内容を充実させていきます。また、駐車場に設置したデジタルサイネージなど、パーク24が展開している約17,000件の駐車場を対象とした情報配信への活用も進めていきます。

今後、加速していくことが予想される自動運転化に向けて、日本におけるコネクディッドカー社会の実現を後押しするために、オリジナルチューナーの外販にも積極的に取り組んでいく方針です。

 

国内カーシェアリングサービスの急成長にはIT化の存在が

pexels.com

 

国内カーシェアリング急成長の要因には、時間貸し駐車場の存在が大きくクローズアップされていますが、もちろん、短期間で大量のカーステーションを確保できたことは、自宅から徒歩圏内にカーステーションがあるというマイカー並みのサービスを提供できることとなり、ユーザーにとってはこの上ない利便性の高いサービスとなりました。

徒歩圏内に利用できるカーシェアリングのカーステーションがあるのであれば利用してみたいと考え、ユーザーが会員登録したことは容易に想像できますが、これだけでは現在のような急成長を見ることはできなかったでしょう。

カーシェアリングがこれほどの発展を見せるに至ったのには、いつでも利用したいときに利用することができ、利用した分だけ料金を支払えばよいというカーシェアリングの分かりやすいシステムが多くの人に受け入れられた結果です。

そして、この利便性の高いカーシェアリングのシステムを構築するのに、IT活用がなければこのシステムはありえまでんでしたし、ITが果たした役割には非常に大きなものがあります。

タイムズ駐車場を展開していたパーク24が、タイムズ駐車場の運営にITを活用していたことも結果的にカーシェアリングを急成長させるのに大きな影響を及ぼしている点についても疑う余地はないでしょう。

 

IT化で急成長したカーシェアリングにV-lowは更なる付加価値を提供する

マルチメディア放送のV-lowは、カーシェアリングを根底から変えてしまうようなものではなく、今までのサービスに付加価値を提供するとともに更なる利便性を向上させようとするものです。

日本では、官民一体となって、2025年の完全自動運転化に向けてモビリティ技術革新が急速に進んでいますが、EVやWIFI技術などと同じように、V-lowにも果たすべき役割がありそうです。

 

まとめ

断トツのシェアを誇るタイムズカープラスの親会社であるパーク24は、2018年6月にV-lowを活用した新たなマルチメディア放送のサービスの提供を開始しました。V-lowのサービスがタイムズカープラスのカーシェアリングサービスの利便性をさらに高めるものと期待されています。

そんなカーシェアリングを、あなたのお近くのカーステーションを探したり、レンタカーや他のカーシェアリング会社との料金比較ができる『カーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH』で探してみることをおすすめします!

 

 

 

シェアする
お近くのカーシェアが最安1時間540円〜

カレコ 新バナー