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カーシェアリングかレンタカーで冬の温泉へ
寒い季節は、やっぱり温泉にでも入りたくなりますよね。今度の週末は家族や親しい友達とみんなで日帰り温泉旅行、なんてちょっとした贅沢をしてみてはいかがでしょうか。
そんな時、移動手段をどうするかは最大の(?)問題です。クルマを持っていない人は電車かツアーバスで、となるのでしょうが、ここはひとつカーシェアリングかレンタカーを試してみませんか?
12時間のレンタル料をタイムズカープラスと日本レンタカーで比較
東京から手軽に行ける温泉地というと、やはり箱根ですよね。富士山も綺麗だし芦ノ湖など、観光する場所もたくさんあります。では、東京から箱根まで、カーシェアリングとレンタカーで行く場合のそれぞれの料金をシミュレーションしてみましょう。
日帰りで朝8時にクルマを借りて、当日の夜6時に返却するとして、カーシェアリングとレンタカーの料金を比較してみましょう。カーシェアリングの場合、タイムズカープラスだと12時間パックで6,690円です。ここから月額基本料金の1,030円を引いた5,660円がカーシェアリングの利用料金です。
そしてレンタカーの場合ですが、日本レンタカーでアクアを12時間借りると9,288円。日本レンタカーにはお得な会員料金もありますが、それでも7,560円ですから、レンタル料金はカーシェアリングの方が安いようですね。
カーシェアリングとレンタカーそれぞれのメリットとデメリット
ただし、カーシェアリングもレンタカーもこれとは別に料金がかかります。そう、ガソリン代です。レンタカーは満タン返しですし、カーシェアリングは距離料金(実質ガソリン代)が上乗せされるのです。
東京と箱根の距離は80km強ですから現地での移動も含めてトータル200km走るとしましょう。するとタイムズカープラスは1kmあたり15円の距離料金ですから3000円がプラスされて
・ 5,660円+3,000円=8,660円
となります。
そしてレンタカーの場合は純粋にガソリン代ですが、アクアの燃費が実質22km/L、レギュラーガソリンが1Lあたり144円とするとガソリン代は約1,310円で
・ 9,288円+1310円=1万598円
となってカーシェアリングとレンタカーの差は縮んできます。
どちらにするか悩むところですが、カーシェアリングのメリットは同じ料金クラス内なら大きなクルマも借りられること、デメリットは会員にならないと利用できないこと、会員になったら毎月の基本料がかかることでしょう。
ただしカーシェアリングのHonda EveryGoは月額基本料が0円です。そこでフィット ハイブリッドを10時間借りて200km走るとすると、料金は8,980円となります。
そしてレンタカーのメリットは誰でも借りられること、同一地域なら異なる営業所にも返却できること。デメリットは借りる際に書類記入などの手続きが必要なこと、などでしょう。
電車の旅行で困るのは現地での移動が大変なこと
もちろんクルマは高速代もかかります。東名高速の用賀ICから御殿場ICまでは2,570円なので往復5,140円が追加されます。
では、仮に同様の旅行に電車で行く場合を想定してみましょう。新宿から箱根まで、小田急ロマンスカーだとひとり片道2,080円ですから4人で往復するとトータル1万6,640円。こうやってみてみると電車の方が安いようです。
しかし、電車は箱根湯本の駅についたらその後の観光の足がありません。そこからまた電車やバス、タクシーなどを使うことになりますが、お金がかかるのは当然のこと、荷物を持ってあちこち動いたり乗り継ぎや時間を調べたりするのも大変ですよね。
その点クルマなら行きたいところへ簡単に行けますし、悪天候でも楽ですし、道もカーナビが(もちろんGoogleでも)すぐに教えてくれます。
クルマは思いつくままにいつでも移動できるので時間の節約にもなる
クルマで旅行に行くことの最大のメリットは、まさにそこだと言えるでしょう。旅行先で好きな場所にすぐ移動できる便利さは、一度味わったらやめられません。
例えば箱根の芦ノ湖で遊覧船に乗ろうとしたら、電車だと小田原駅か熱海駅からバスに1時間も乗らなくてはいけません。その点、クルマなら箱根湯本から芦ノ湖まで、ゆっくり走っても30分もあれば到着します。
その後は関所跡や駒ケ岳ロープウェイ、彫刻の森美術館など、思い立った場所にすぐ移動できるから、あれもこれもと楽しめますね。よほどの繁忙期でもなければたいてい駐車場は無料ですから、助かります。観光をするときも大きな荷物はクルマの中に置いておけますから、身軽に旅行が楽しめますよ。
山に登って絶景を楽しんだりたくさんの買い物をしたりできるのがクルマ旅行の醍醐味
そしてクルマでの旅行にはクルマでしかできない楽しみがあるのです。例えば箱根なら芦ノ湖スカイラインがオススメです。爽快なドライブと、途中で見える富士山の絶景は、クルマでこなければ、絶対に見られない景色です。
そのまま箱根新道か箱根ターンパイクを通って西湘バイパスを使って東京に帰るルートもオススメです。箱根ターンパイクは有料(小田原本線は720円)ですが山頂の大観山からは芦ノ湖の向こう側にそびえる雄大な富士山も最高の眺め。西湘バイパスは海沿いを走る自動車道。山を楽しんだ後は海、とお腹いっぱいの旅行になりますね。
またクルマならではの楽しみとして、アウトレットに寄ってみるのはどうでしょうか。御殿場ICのすぐ横にあるプレミアムアウトレットは駐車場完備。あれこれと買い物をしてもクルマならトランクに放り込むだけから非常に楽です。しかも帰りは家までそのまま人と荷物を運べるわけですからね。
カーシェアリングとレンタカー、料金は事前に比較しておこう
このようにクルマなら電車よりもはるかに充実した旅行が楽しめることは間違いありません。ぜひカーシェアリングかレンタカーで冬の日帰り温泉旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
今回はタイムズカープラスと日本レンタカーで比較しましたが料金は会社によって異なりますので、事前にカーシェアリング・レンタカー比較のDRIVE go SEARCH(ドライブゴーサーチ)で調べてみましょう。